ロン毛のもみあげはどう整える?清潔感を出すためのポイントを解説
個性やこだわりを表現できるロン毛(長髪)スタイル。しかし、ただ伸ばしているだけでは、だらしなく見えたり、清潔感に欠ける印象を与えてしまったりと、手入れが難しい髪型でもあります。その印象を大きく左右するのが、実は「もみあげ」の処理です。
髪が長いと隠れがちなパーツですが、髪を耳にかけたときや、結んだときに、その人の清潔感がはっきりと現れます。この記事では、ロン毛スタイルをおしゃれに見せる、もみあげの整え方について詳しく解説します。
ロン毛のもみあげ、基本の方向性
ロン毛のもみあげを手入れする上で、まず押さえておきたい基本的な考え方があります。
- 伸ばしっぱなしはNG。手入れは必須
長い髪に隠れるからといって放置すると、もみあげ周りに無駄な毛が溜まり、不潔な印象の原因になります。おしゃれなロン毛と、ただの伸ばしっぱなしを分けるのは、こうした細部への意識です。 - 目指すは「自然な清潔感」
短髪のようにきっちりと形を作るのではなく、あくまでナチュラルに、しかし不要な毛はしっかりと処理するのがロン毛の基本です。整えすぎず、さりげなく手入れされている状態を目指しましょう。 - 髪を結んだときをイメージする
ロン毛の男性が髪を結ぶ姿は、清潔感をアピールする絶好の機会です。普段は隠れているもみあげや襟足が、このときにはっきりと見えます。アップスタイルにしたときにも、顔周りがすっきりと見えるように整えておくことが重要です。
ロン毛に似合うもみあげのデザイン
ロン毛に似合うもみあげのデザインには、いくつかの選択肢があります。
- 自然な長さを残して馴染ませる
最もナチュラルなのが、もみあげをある程度の長さで残し、サイドの長い髪へと自然に繋がるように整えるスタイルです。この場合、ハサミやスキバサミで毛量を調整し、重く見えないように「軽さ」を出すことがポイント。ワイルドさや、大人の色気を演出できます。 - 内側を刈り上げるツーブロックスタイル
髪の量が多い方や、よりすっきりとした清潔感を出したい方におすすめなのが、隠れツーブロックです。もみあげを含むサイドの内側を短く刈り上げ、上から長い髪をかぶせます。髪を下ろしているときは自然に見え、髪を結んだときには刈り上げ部分がアクセントになり、シャープな印象を与えます。 - 髭と繋げるワイルドなデザイン
もみあげから髭へと繋がるラインをデザインする、上級者向けのスタイルです。全体のバランス感覚が非常に重要で、男らしさを最大限に引き出すことができます。
セルフでできる。ロン毛のもみあげメンテナンス
次回のカットまでの間、清潔感を維持するためのセルフケア方法です。
準備するもの
コーム、ハサミ(スキバサミもあると便利)、電動トリマーやシェーバーを用意しましょう。
メンテナンスのコツ
まず、邪魔になる長い髪をヘアクリップなどでしっかりと分け、もみあげ周りを見やすくします。次に、濃すぎると感じる部分の毛量をスキバサミなどで調整し、長すぎる毛先をハサミでカットします。最後に、耳周りや頬にかかる不要な産毛をシェーバーで処理すれば、顔周りがすっきりとします。全体のデザインを大きく変えるのではなく、あくまで伸びてきた部分を整えるメンテナンスと心得ましょう。
ロン毛のもみあげは、プロの理容師に相談するのが一番
ロン毛の魅力を最大限に引き出すには、プロの理容師による細やかな調整が不可欠です。
プロの理容師は、髪を下ろしているときはもちろん、髪を結んだときや、風になびいたときの見え方まで計算して、あなたに最適なもみあげをデザインしてくれます。ハサミやレザー(カミソリ)を使いこなし、重く見えがちなロン毛に絶妙な「軽さ」と「清潔感」を与えてくれるのです。自分では処理しきれない産毛までプロのシェービングで綺麗にすれば、その仕上がりの違いに驚くはずです。
理容室でオーダーする際は、「ロン毛ですが、もみあげ周りをすっきりさせたいです」「髪を結んだときに清潔に見えるように整えてほしい」など、具体的な悩みや希望をそのまま伝えてみてください。
こだわりのロン毛スタイルを、もうワンランク上の洗練されたものにするために、ぜひ一度、プロの技術を頼ってみてはいかがでしょうか。