もみあげを剃った後のジョリジョリ感。原因と、ツルツルに仕上げる方法
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もみあげを剃って、せっかくすっきりさせたはずなのに、触ってみるとジョリジョリとした不快な感触が残っている…。「剃り跡が黒い点々になって、かえって目立つ気がする」そんな経験はありませんか。清潔感を求めて手入れした結果がこれでは、元も子もありません。
その不快な「ジョリジョリ感」には、明確な原因があります。この記事では、ジョリジョリの正体と、それを解消して滑らかな肌を手に入れるための正しい剃り方、そしてプロの理容師が実践する究極の技術について、詳しく解説していきます。
Contents
剃り跡が「ジョリジョリ」する、2つの大きな原因
まず、なぜ剃った後がジョリジョリしてしまうのか、その原因を知っておきましょう。
- 原因1:切断された毛の「断面」
自然に生えている毛の先端は、摩擦などによって細く尖っています。しかし、カミソリで剃られた毛の断面は、幹の途中でスパッと平らに切断された状態になります。この硬くて太い断面が、皮膚からわずかに顔を出しているため、触るとザラザラ、ジョリジョリとした感触になるのです。 - 原因2:不十分な「深剃り」
ジョリジョリ感のもう一つの大きな原因は、セルフケアでは毛の根本から完全に剃りきれていないことです。肌への負担を恐れるあまり、皮膚の表面にごく短い毛が残ってしまい、これが不快な感触や、見た目の黒い点々(ポツポツ)に繋がります。
自宅でできる!ジョリジョリ感を軽減するセルフケア術
ご自宅でのセルフケアでも、いくつかのポイントを徹底することで、ジョリジョリ感をある程度軽減し、滑らかな仕上がりに近づけることが可能です。
- 準備が9割。「蒸らし」を徹底する
滑らかな深剃りを実現するための最も重要なステップが、剃る前の準備です。熱い蒸しタオルを当てるなどして、肌と毛を極限まで柔らかくしましょう。毛穴が開き、毛が水分を含んで膨張することで、根本からスムーズに剃れるようになります。 - カミソリの刃は、常に新しく鋭く
切れ味の悪い刃は、毛を剃るのではなく、引っ張って引きちぎるような状態になり、肌を傷つけ、きれいな断面を作れません。常に清潔で、切れ味の良い刃を使うことが、滑らかな仕上がりへの絶対条件です。 - 「順剃り」からの、丁寧な「逆剃り」
まずは毛の流れに沿って剃る「順剃り」で、ある程度の毛を処理します。その後、再度シェービング剤をつけ足し、今度は毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」を、細心の注意を払って行います。これにより、より深い位置から毛を剃ることが可能になりますが、肌への負担も大きいため、力を入れず、優しく行うことが鉄則です。 - 完璧なアフターケアで肌を整える
剃り終わったら、冷たいタオルで肌と毛穴をしっかりと引き締め、低刺激の化粧水と乳液で徹底的に保湿します。肌のコンディションを整えることで、剃り跡の赤みや黒い点々が目立ちにくくなります。
「ジョリジョリ」と「ツルツル」。プロのシェービングとの決定的違い
セルフケアを極めても、プロの理容師が創り出す、あの完璧な「ツルツル」の肌には、なかなか到達できません。そこには、技術、道具、知識の全てにおいて、決定的な違いが存在します。
- 違い1:究極の深剃りを実現する「プロ用レザー」
理容師だけが扱えるプロ用のカミソリ「レザー」は、市販のカミソリとは比較にならない鋭い切れ味を誇ります。このレザーが、ジョリジョリ感の原因となる、皮膚表面のわずかな毛の残りも許さず、根本から完璧に処理します。 - 違い2:肌を守りながら深剃りする「専門技術」
プロは、肌を保護しながら安全に深剃りを行うための専門技術を持っています。片手で皮膚を優しく引っ張る「張り手」、骨格に合わせた絶妙な刃の角度。これらの技術があるからこそ、セルフでは危険な深剃りを、肌荒れのリスクを最小限に抑えて実現できるのです。 - 違い3:角質除去による、根本的な「肌質の変化」
プロのシェービングは、産毛だけでなく、肌表面の古い角質も一緒に優しく除去します。これにより、肌そのものが生まれ変わったようにツルツルになり、ジョリジョリ感を感じにくい、滑らかな肌質へと導きます。
ジョリジョリ感に悩んだら、一度プロに相談を
オーダーの際は、難しく考える必要はありません。「剃った後のジョリジョリ感が気になるんです」と、あなたの悩みをそのまま伝えてみてください。プロは、その原因をあなたの肌質や毛質から的確に判断し、最高の解決策を提示してくれます。
不快なジョリジョリ感から解放され、誰もが触れたくなるような、本物の「ツルツル」の肌を手に入れたいなら、ぜひ一度、理容室でプロのシェービングを体験してみてはいかがでしょうか。
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