子どものもみあげの切り方。自宅でできる安全な方法とプロのコツ
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じっとしていてくれない、元気いっぱいのお子さんのヘアカット。全体の長さを切るだけでも一苦労なのに、もみあげのような顔周りの細かい部分の「切り方」となると、さらに難しく、怖いと感じる保護者の方は多いのではないでしょうか。
しかし、このもみあげを少し整えてあげるだけで、お子さんの表情は驚くほどすっきりと、清潔感がアップします。この記事では、ご自宅で安全にできる、子どものもみあげの切り方の基本と、プロの理容師に任せることの大きなメリットについて、詳しく解説していきます。
子どものもみあげ、切る前に知っておきたい3つの基本
大人のようにシャープなデザインを目指すのではなく、お子さん本来の可愛らしさや、かっこよさを活かすことが何よりも大切です。
- 1. 目指すは「ナチュラル」な仕上がり
作り込みすぎず、生まれつき生えている形を尊重しましょう。「切って形を作る」というよりは、「濃い部分をぼかし、不要な産毛を整える」という意識を持つと、自然で可愛らしい仕上がりになります。 - 2. 長さは「すっきり」を意識する
もみあげが耳にかかってしまうと、見た目にも鬱陶しく、衛生的にも良くありません。耳の穴から耳たぶの上あたりで終わる、清潔感のある長さを心がけましょう。 - 3. 濃さは「ふんわり」と調整する
もし、もみあげが濃く密集して生えている場合は、スキバサミで毛量を少し減らしてあげると、重たい印象が消え、軽やかで柔らかい雰囲気になります。
【実践編】自宅でできる、安全第一の切り方
ご自宅でお子さんのもみあげを切る際は、何よりも「安全」と「お子さんを怖がらせない工夫」を最優先してください。
準備するもの
- 先の丸いベビー用ハサミ
刃先が肌に当たっても傷つけにくい、安全に配慮されたものを選びましょう。 - スキバサミ
自然な濃さに調整するために、非常に便利なアイテムです。 - コーム(くし)
- お子さんの好きな動画やおもちゃ
安全に切るための手順
- 【環境作り】
まず、お子さんの機嫌が良い時間帯を選び、好きなテレビや動画を見せて、リラックスできる環境を作りましょう。「髪を切る時間は楽しい」と思ってもらうことが、今後のためにも重要です。 - 【濃さの調整】
もみあげが濃い場合は、まずスキバサミを使い、毛が密集している部分を、優しく数回すいて毛量を減らし、「ぼかし」てあげます。 - 【長さの調整】
コームでもみあげをとかし、理想の長さからはみ出した毛先を、ベビー用ハサミで、少しずつ、慎重にカットします。一気に切ろうとしないのが、失敗を防ぐ最大のコツです。 - 【産毛の処理】
カミソリやシェーバーを使うのは危険が伴うため、輪郭の外側にある、気になる長い産毛をハサミでカットしてあげる程度で十分です。
そして最も大切なことは、お子さんが動いたら、絶対にハサミを動かさないこと。嫌がったら無理強いせず、その日は中断し、たくさん褒めてあげましょう。
なぜ、子どものカットはプロの理容師に任せるべきなのか
ご自宅でのケアも愛情のこもった素晴らしい時間ですが、大切なお子さんのことだからこそ、プロの理容師に任せることには、計り知れないメリットがあります。
- 理由1:「安全性」が何よりも優先されるから
プロの理容師は、お子さんが不意に動くことを常に想定しながら、カットを進めます。お子さんの頭を優しく、しかし確実に固定する技術や、安全な道具の扱いは、保護者の方のセルフカットとは比較にならないほどの安心感があります。 - 理由2:子どもを「楽しませる」プロだから
多くの場合、理容師は子どもとのコミュニケーションの達人です。楽しい会話や、飽きさせないスピーディーなカット技術で、お子さんの恐怖心や退屈さを和らげ、カットの時間を「楽しいイベント」に変えてくれます。 - 理由3:最高の「似合わせ」を知っているから
お子さん一人ひとりの骨格や髪質、そしてその子の持つ雰囲気を瞬時に見抜き、魅力を最大限に引き出す、最も可愛く、そしてかっこいい「切り方」を提案してくれます。
大切なお子さんの肌を守り、その笑顔を一層輝かせるために。ぜひ一度、子どもの扱いに慣れたプロの理容師がいる理容室に、親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。
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