【メンズカット】ショートヘア×メッシュで、一気におしゃれ上級者へ。失敗しない頼み方
すっきりと清潔感のある、メンズショートヘア。そのままでも十分に魅力的ですが、「もう少しだけ個性を加えたい」「周りと差がつく、おしゃれなアクセントがほしい」と感じたことはありませんか?
そんなあなたの想いを叶える、最も効果的な方法の一つが「メッシュカラー」です。ベースの髪色の中に、筋状に異なる色を入れるメッシュは、あなたのショートヘアを、ありきたりなスタイルから、一気に洗練された上級者のスタイルへと引き上げてくれます。
この記事では、メンズショートとメッシュの組み合わせが持つ無限の可能性と、その魅力を最大限に引き出すための、失敗しないオーダーの秘訣をプロの視点から徹底的に解説します。
なぜ「メッシュカラー」は、メンズショートを劇的に変えるのか
メッシュカラーには、単に髪を染めるだけではない、ヘアスタイル全体を格上げする特別な効果があります。
髪に「立体感」と「動き」が生まれる
ショートヘアは、特に黒髪の場合、のっぺりとした重い印象になりがちです。そこにメッシュで明るい色が入ることで、髪と髪の間に光と影が生まれ、自然な立体感が生まれます。これにより、カットで作った毛先の動きや束感がより一層際立ち、躍動感のあるスタイルに見せることができます。
ヘアスタイルに「アクセント」と「個性」を宿す
髪全体を染めるのに抵抗がある方でも、メッシュならポイントで色を加えるため、気軽に挑戦しやすいというメリットがあります。さりげなく数本入れるだけでも、スタイル全体のアクセントとなり、あなただけの個性を雄弁に物語ってくれます。
黒髪ベースでも、重さを感じさせない
黒髪の持つ重たい印象を、明るいメッシュのラインが効果的に打ち破り、軽やかでエアリーな雰囲気に見せてくれます。黒髪の魅力であるツヤ感はそのままに、垢抜けた印象だけをプラスすることができる、非常に賢いテクニックです。
印象をデザインする、メッシュカラーの種類
メッシュの色や入れ方によって、与える印象は大きく変わります。
王道の「シルバー/ホワイトメッシュ」
黒髪ベースに、ハイトーンのシルバーやホワイト系のメッシュを入れる、最もコントラストが強く、人気の高いスタイルです。クールでシャープ、そしてモードな雰囲気を演出し、男らしい色気を引き立てます。この色を出すためには、ブリーチ(脱色)が必要となります。
ナチュラルな「ベージュ/アッシュメッシュ」
黒髪との馴染みが良く、より自然で柔らかい印象を与えるのが、ベージュやアッシュ系のメッシュです。派手になりすぎず、さりげない立体感と透明感をプラスできるため、初めてメッシュに挑戦する方や、あまり奇抜にしたくない方にもおすすめです。
こだわりを秘める「インナーメッシュ」
髪の表面ではなく、内側の部分にメッシュを入れるデザインです。普段はあまり目立ちませんが、髪をかき上げたり、風が吹いたりした時に、ちらりと見えるアクセントカラーが、計算されたおしゃれさを感じさせます。
細かく入れる「ハイライト」との違い
メッシュと似た言葉に「ハイライト」があります。一般的に、メッシュが比較的太めの毛束で、色のコントラストをはっきりと見せるのに対し、ハイライトはより細い毛束を、全体に馴染むように入れていく、より繊使でナチュラルな技法を指すことが多いです。
「派手すぎ」「古臭い」を回避!失敗しないオーダー術
デザイン性の高いメッシュカラーだからこそ、サロンでのオーダーは非常に重要です。
理想の「写真」で、デザインの全てを共有する
これが最も重要かつ、最も確実な方法です。あなたが理想とするメッシュスタイルの写真を見せること。その一枚の写真には、ベースとなる髪色、メッシュの色味、筋の太さ、入れる場所、そして量といった、言葉だけでは伝えきれない全てのデザイン情報が詰まっています。
メッシュの「太さ」と「量」を伝える
写真を見せた上で、「メッシュは、あまり太すぎず、細めにさりげなく入れてほしいです」「前髪を中心に、顔周りが明るく見えるように入れたいです」というように、あなたがこだわりたい「太さ」や「量」、「場所」のニュアンスを言葉で補足すると、より理想のイメージに近づきます。
「ブリーチ」の有無について相談する
シルバーやホワイトといった鮮やかな色を希望する場合、ブリーチは不可欠です。ブリーチは髪への負担や、時間、料金も変わってきます。カウンセリングの際に、「この色にするには、ブリーチは必要ですか?」と確認し、ご自身の髪の状態やライフスタイルと合わせて、プロの理容師と相談しながら決めることが大切です。
カットとカラーの「連携」をプロに任せる
メッシュは、カットのデザインと連携して初めて、その真価を発揮します。毛流れが生まれる場所や、動きを出したい場所に的確に入れることで、スタイル全体の完成度が格段に上がります。「このショートレイヤーの動きが一番きれいに見えるように、メッシュを入れてください」と、プロの美的感覚に委ねるのも、賢い頼み方です。
まとめ:メッシュは、カットとカラーを熟知した理容師の芸術
おしゃれなメッシュスタイルは、ただランダムに髪を染めるだけの作業ではありません。それは、ベースとなるカットの構造を完璧に理解し、髪がどう動き、どこに光が当たるかを計算し尽くした上で、最も効果的な場所に色を配置していく、極めてデザイン性の高い芸術なのです。
つまり、最高のメッシュスタイルを創り上げるには、カット技術とカラー技術、その両方を高いレベルで熟知した、プロの理容師の存在が不可欠です。
当サロンでは、お客様一人ひとりの魅力を最大限に引き出す、トータルデザインとしてのヘアスタイルをご提案します。ぜひ一度、カットとカラーが織りなす、あなただけの特別なデザインを体験しに来てください。