【メンズカット】もう迷わない!理想の髪型を叶えるオーダー方法完全ガイド
「仕上がりがイメージと何か違う…」「もっとこうして欲しかったのに伝えられなかった…」メンズカットで、そんな風に感じた経験はありませんか?
理想のヘアスタイルを手に入れるためには、実はカット技術と同じくらい「オーダーの仕方」が重要です。しかし、自分のなりたいイメージを的確に言葉で伝えるのは、意外と難しいものですよね。
この記事では、メンズヘアサロンで理想の髪型を叶えるための、オーダーのコツを徹底解説します。もう「おまかせで」と頼んで後悔することはありません。この記事を読めば、自信を持って理想のヘアスタイルをオーダーできるようになります。
なぜメンズカットのオーダーは難しいのか?
多くの方がメンズカットのオーダーに苦手意識を持っています。その理由を紐解いていくと、いくつかの共通点が見えてきます。
抽象的なイメージの共有は難しい
「さわやかな感じで」「かっこよくしてください」といったオーダーは、非常に抽象的です。「さわやか」や「かっこいい」の定義は人それぞれ。あなたにとっての「さわやか」と、理容師がイメージする「さわやか」が一致するとは限りません。このイメージのズレが、仕上がりのミスマッチを生む最初の原因になります。
専門用語が分からない
「ツーブロック」「フェード」「束感」など、ヘアスタイルには多くの専門用語が存在します。これらの言葉を知らないと、細かいニュアンスを伝えることができません。逆に、意味を誤解したまま使ってしまうと、意図しないスタイルになってしまう可能性もあります。
「おまかせ」では伝わらない本当の想い
「プロだから、似合うようにしてくれるだろう」と「おまかせ」でオーダーする方も少なくありません。もちろん、経験豊富な理容師は骨格や髪質から似合うスタイルを提案してくれます。しかし、あなたのライフスタイル、普段のファッション、セットにかけられる時間、そして何より「本当はどんな自分になりたいか」という内面的な想いまでは、言葉にしなければ伝わりません。最高のスタイルは、あなたと理容師が協力して初めて完成するのです。
失敗しないメンズカットのオーダー手順【5ステップ】
では、具体的にどのようにオーダーすれば良いのでしょうか。以下の5つのステップを意識するだけで、オーダーの精度は格段に上がります。
ステップ1:理想のイメージを具体化する
まずは、あなた自身が「どんな髪型になりたいか」を具体的にイメージすることがスタートです。言葉で説明するのが難しければ、写真を見せるのが最も効果的です。
- ヘアカタログサイトやアプリ: 様々なスタイルが掲載されており、自分の好みに近いものを探しやすいでしょう。
- SNS: Instagramなどで「#メンズヘア」「#メンズカット」と検索すれば、リアルなトレンドスタイルが見つかります。
- 好きな芸能人やモデルの写真: 全く同じでなくても、雰囲気やテイストを伝えるのに役立ちます。
ポイント: 正面の写真だけでなく、サイドやバックの写真もあると、より正確にイメージを共有できます。1枚に絞れなくても、「このスタイルの前髪と、こちらの襟足を組み合わせたい」といった伝え方も有効です。
ステップ2:普段の悩みやライフスタイルを共有する
ヘアスタイルは、見た目だけでなく日々の生活に密接に関わります。あなたの日常を伝えることで、理容師はより最適なスタイルを提案しやすくなります。
・髪の悩み(クセが強い、ボリュームが出にくい、ハチが張っているなど)
・普段の服装(スーツが多い、カジュアル、ストリート系など)
・スタイリングにかけられる時間(朝は5分しか時間がない、休日はしっかりセットする、など)
・仕事や学校の規則(髪色の制限、耳周りの規定など)
これらの情報は、デザインだけでなく、扱いやすさや再現性を高める上で非常に重要です.
ステップ3:具体的な「長さ」と「量」の希望を伝える
イメージの共有と合わせて、具体的な「長さ」と「量」についても希望を伝えましょう。
- 長さ: 「○cm切ってください」というオーダーよりも、「前髪は眉毛にかかるくらい」「耳はすっきり出してほしい」「襟足は刈り上げない程度に短く」など、顔のパーツを基準に伝えると失敗が少なくなります。
- 量: 「全体的に軽くしたい」「トップは重さを残してほしい」など、どの部分の量をどうしたいかを伝えましょう。「すきすぎるとスカスカになってしまうのが嫌」といった懸念も正直に話すことが大切です。
ステップ4:「したくないこと」を明確にする
「こうなりたい」という理想と同じくらい、「こうはなりたくない」というNG項目を伝えることも重要です。
・前髪を短くしすぎるのは嫌だ
・ツーブロックの幅を広げたくない
・トップがペタッとなるのは避けたい
・あまり奇抜なスタイルにはしたくない
これらを先に伝えておくことで、致命的な失敗を防ぐことができます。
ステップ5:プロの提案に耳を傾ける
あなたの希望を伝えた上で、プロである理容師からの提案にも耳を傾けてみましょう。髪質や骨格、生えグセなどを考慮した上で、「こちらのほうが、よりお客様に似合いますよ」「この部分をこうすれば、ご自宅でのセットが楽になります」といった、専門家ならではの視点でアドバイスをくれるはずです。
最終的には、あなたの希望とプロの提案をすり合わせることで、あなただけの最高のヘアスタイルが完成します。
【カタログ別】人気のメンズヘアスタイルとオーダーのポイント
ここでは、代表的なメンズヘアスタイルと、オーダーする際のポイントをご紹介します。
マッシュスタイル
丸みのあるシルエットが特徴で、優しく柔らかな印象を与えます。
オーダーのポイント:
「全体的に丸いシルエットで、前髪は重めに下ろしたいです。サイドとバックは自然に繋げてください。」
センターパート
大人っぽく知的な雰囲気を演出できるスタイル。分け目の作り方で印象が大きく変わります。
オーダーのポイント:
「真ん中(もしくは6:4)で分けて、前髪が自然に流れるようにしたいです。トップは少しボリュームが出るようにカットしてください。」
ツーブロック
サイドや襟足を刈り上げ、トップの髪を被せるスタイル。清潔感とデザイン性を両立できます。
オーダーのポイント:
「サイドを○mmでツーブロックにしてください。刈り上げの高さは耳の少し上くらいまでで、後ろは自然に刈り上げてください。」
フェードカット
刈り上げ部分を非常に短くし、地肌の色から徐々に濃くなるグラデーションを作るスタイル。精悍でスタイリッシュな印象になります。
オーダーのポイント:
「サイドとバックはスキンフェード(もしくはローフェードなど)でお願いします。トップは少し長さを残して、流せるようにしたいです。」
よくある質問 Q&A
Q. 写真を見せるのは恥ずかしいのですが…
A. 全く恥ずかしがる必要はありません。むしろ、理容師にとっては非常にありがたい情報です。言葉だけでは伝わりきらない細かなニュアンスも、写真一枚で共有できます。理想のスタイルに近づける最も確実な方法だと考えて、ぜひ活用してください。
Q. 髪質やクセで希望の髪型にできないと言われたら?
A. 確かに、髪質によっては完全に写真通りに再現するのが難しい場合もあります。しかし、経験豊富な理容師なら、あなたの髪質を活かしつつ、希望のイメージに近づけるための代替案を提案してくれます。例えば、「パーマをかければこのクセを活かせますよ」「この部分の長さを変えれば収まりが良くなります」といった提案です。諦めずに、どうすれば理想に近づけるかを一緒に相談してみましょう。
Q.「おまかせ」で本当に似合う髪型にしてくれますか?
A. 信頼関係のある行きつけの理容師で、あなたの好みやライフスタイルを熟知してくれている場合は、「おまかせ」でも満足のいく仕上がりになる可能性は高いでしょう。しかし、初めて訪れるサロンでは、やはりご自身の希望をできるだけ具体的に伝えることをお勧めします。その上でプロの意見を聞くのが、理想への一番の近道です。
まとめ:理想の髪型は「信頼できる理容師」との対話で生まれる
理想のメンズカットをオーダーする上で最も大切なのは、あなたと理容師とのコミュニケーションです。
今回ご紹介したオーダーのコツは、あくまでイメージを共有するための手段です。最終的には、あなたの些細な悩みや要望も親身に聞いてくれ、髪のプロとして的確なアドバイスをくれる、パートナーのような理容師を見つけることが理想のヘアスタイルへの一番の近道と言えるでしょう。
当サロンでは、お客様一人ひとりとのカウンセリングの時間を何よりも大切にしています。あなたの骨格、髪質、ライフスタイル、そして「なりたい自分」のイメージを丁寧にヒアリングし、最高のヘアスタイルを一緒に創り上げていきたいと考えています。
オーダーに不安がある方も、ぜひ一度、私たちにご相談ください。あなた史上最高のヘアスタイルを、ここで見つけてみませんか?