【メンズヘア】無骨で色気のある「ルード」スタイル。その魅力と作り方とは
時代や流行に流されることのない、確固たるスタイルを確立したい。そんな本物志向の男性たちの心を捉えて離さないのが、無骨さと色気が同居する「ルード(Rudo)」なヘアスタイルです。
「Rudo」とは、スペイン語で「無礼な、荒々しい」といった意味を持つ言葉。そこから転じて、ファッションやカルチャーの世界では、ロック、タトゥー、モーターサイクルといったカルチャーを背景に持つ、骨太で男らしいスタイルを指すようになりました。
この記事では、そんな媚びないかっこよさを持つ「ルードスタイル」の魅力と、現代のファッションに落とし込むためのヘアデザインを徹底解説します。
なぜ今「ルード」なメンズヘアが魅力的なのか?
中性的でクリーンなスタイルがトレンドの一つの軸となる一方で、その対極にあるような力強く、揺るぎない男性像を表現するルードスタイルが、再び注目を集めています。
- 唯一無二の個性: 流行を追いかけるのではなく、自分の「好き」を貫くスタイルは、その他大勢に埋もれない圧倒的な個性を放ちます。
- 漂う大人の色気: きっちりとセットされた髪型から漂うのは、清潔感と大人の色気。その背景にあるカルチャーやこだわりが、スタイルに深みを与えます。
- 流行に左右されない普遍性: ルードスタイルのベースにあるのは、何十年も前から存在するクラシックな髪型です。そのため、一過性の流行り廃りがなく、長く付き合えるスタイルと言えます。
代表的なルード系メンズヘアスタイル
ルードスタイルと一言で言っても、その表現は様々です。ここでは、その代表的なヘアスタイルをいくつかご紹介します。
1. グリースで仕上げる「クラシカルバーバースタイル」
ルードスタイルの原点とも言えるのが、ポマードやグリースでビシッと固めたクラシカルなバーバースタイルです。
- スリックバック: 全ての髪をブラシやコームで後方へとなでつけた、潔く男らしいスタイル。髪の面が美しく整えられていることが、洗練された印象を与えます。
- サイドパート: 七三分けをよりタイトに、そして大胆に分けたスタイル。分け目にレザーでラインを入れる「ハードパート」と組み合わせることで、さらにシャープでエッジの効いた印象になります。
2. 無骨さを醸し出す「ベリーショート・フェードスタイル」
短髪もルードスタイルを表現するのに最適なヘアデザインです。
- クルーカット/GIカット: トップに少し長さを残し、サイドとバックを極端に短く刈り上げたスタイル。ミリタリースタイルに起源を持ち、その無駄のない機能美が、無骨な男らしさを際立たせます。
- フェードカット: サイドをバリカンで0mmに近い長さに刈り上げ、トップに向かって徐々に長くしていくグラデーションカット。この繊細な技術が、単なる短髪ではない、こだわりと立体感を生み出します。
3. ロックンロールの魂「リーゼントスタイル」
反骨精神の象徴でもあるリーゼントも、ルードスタイルを語る上では欠かせません。現代では、往年のスタイルをよりタイトかつスマートにアレンジした「ネオリーゼント」が主流。ツーブロックと組み合わせることで、現代のファッションにも自然に溶け込みます。
ルードスタイルを成功させるためのオーダーのコツ
本物のルードスタイルを手に入れるには、そのカルチャーを理解し、繊細な技術を持つプロの理容師に任せるのが一番です。
- イメージの共有: 理想とするスタイルはもちろん、好きなファッションブランド、音楽、映画などを伝えることで、理容師はあなたの持つ「ルード」な世界観をより深く理解し、ヘアスタイルに反映させてくれます。
- スタイリング剤の相談: ルードスタイルに欠かせないのが、ポマードやグリースといったスタイリング剤です。髪質や目指すスタイルに合わせて、最適な製品と使い方を教えてもらいましょう。
- メンテナンスの重要性: フェードカットやハードパートのようなスタイルは、数週間でラインが崩れてきます。美しいスタイルを維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。通いやすいサロンを見つけることも、スタイル維持の重要な要素です。
まとめ:本物の「ルード」は信頼できる理容室で創られる
ルードなメンズヘアは、単に髪を切るだけでは完成しません。その背景にあるカルチャーへのリスペクトと、それを髪型で表現するためのミリ単位にこだわるカット技術、そして美しい毛流れを作るためのスタイリングが一体となって初めて生まれます。
それは、まさにメンズヘアに特化した理容室の得意分野です。あなたのこだわりや生き様を、ヘアスタイルという形で表現してみませんか。ぜひ一度、プロの技術が光る理容室で、本物のルードスタイルを体験してみてください。