【メンズヘア】そのパサつき、諦めないで。髪のダメージケアで印象は変わる
「ヘアスタイルはワックスでしっかり決めたはずなのに、なぜか清潔感が出ない」
「髪がパサついて、まとまりがなく、広がってしまう」
「男の髪に、特別なヘアケアなんて本当に必要なのだろうか?」
もし、あなたがこのような悩みや疑問を感じているなら、その原因は「髪のダメージ」にあるのかもしれません。清潔感や品格は、健康で美しい髪があってこそ生まれるもの。今や、ダメージケアは女性だけのものではなく、ワンランク上のスタイルを目指す男性にとって、必須の習慣なのです。
この記事では、あなたの髪がダメージを受ける原因から、自宅でできる基本的なケア、そしてプロの手による本格的な補修まで、髪のコンディションを最高に引き上げるための全てを解説します。
あなたの髪は大丈夫?メンズヘアのダメージ、5つの原因
まず、なぜ髪は傷んでしまうのか。日常生活に潜む、主なダメージの原因を知ることから始めましょう。
1. ヘアカラー・ブリーチ
おしゃれを楽しむ上で欠かせないカラーやブリーチですが、薬剤によって髪の内部構造を変化させるため、髪にとっては大きな負担となります。特にブリーチは、髪のメラニン色素と共に、栄養分も削り取ってしまうため、ダメージの最大要因の一つです。
2. パーマ
パーマもカラーと同様に、薬剤を使って髪の結合を一度切り、再結合させることでカールを形成します。これにより、髪内部のタンパク質が流出しやすくなり、ダメージに繋がります。
3. 熱ダメージ
毎日のドライヤーや、スタイリングで使うヘアアイロンの熱も、髪の水分を奪い、タンパク質を硬化させる原因になります。特に、同じ場所に長時間熱を当てたり、高温でアイロンを何度も通したりする行為は、深刻なダメージを引き起こします。
4. 紫外線
肌と同じように、髪も紫外線を浴びることで日焼けをします。紫外線は、髪の表面を覆うキューティクルを傷つけ、内部の水分やタンパク質の流出を招き、乾燥やパサつき、ヘアカラーの色落ちを早める原因となります。
5. 物理的ダメージ
シャンプーの際に爪を立ててゴシゴシ洗うことや、髪が濡れたまま寝てしまうことによる枕との摩擦。これら日々の何気ない習慣も、キューティクルを傷つけ、ダメージを蓄積させていきます。
まずはここから。自宅で始める「守り」のダメージケア(ホームケア)
ダメージをこれ以上進行させないために、まずは毎日の基本的なケアを見直すことが重要です。
- シャンプーの基本を見直すシャンプーをつける前に、まずはお湯で1〜2分ほど髪と頭皮をしっかりと「予洗い」しましょう。これだけで汚れの7割は落ちると言われています。シャンプーは手のひらでよく泡立て、爪を立てずに指の腹で頭皮をマッサージするように優しく洗います。
- トリートメントは男性も必須シャンプーが「洗浄」なら、トリートメントは「栄養補給と保護」の役割。きしんだり、パサついたりする髪には、トリートメントが不可欠です。毛先を中心に馴染ませ、製品に記載の時間通り少し置いてから、ぬめり感がなくなるまで丁寧にすすぎましょう。
- 正しいドライヤー術をマスターする自然乾燥は絶対にNG。キューティクルが開いたままになり、ダメージの原因になります。お風呂上がりは、まずタオルで優しく叩くように水分を取り(ゴシゴシは厳禁)、洗い流さないトリートメントをつけてから、ドライヤーで乾かします。根元から乾かし始め、髪から20cmほど離して、熱が集中しないようにドライヤーを振りながら乾かすのがポイントです。8割ほど乾いたら、最後に冷風を当てるとキューティクルが引き締まり、ツヤが出ます。
- 洗い流さないトリートメントを習慣にドライヤーの前につける洗い流さないトリートメントは、熱や乾燥から髪を守る「バリア」の役割を果たします。オイルタイプは保湿とツヤ出し、ミルクタイプは内部補修とまとまり、ミストタイプは軽やかな仕上がりが特徴です。自分の髪質や悩みに合わせて選びましょう。
プロの技術で髪を蘇らせる。「攻め」のダメージケア(サロンケア)
日々のホームケアが「守り」のケアなら、サロンケアは「攻め」の集中治療です。セルフケアでは届かない領域を、プロの技術で補います。
サロントリートメントはなぜ効くのか?
市販のトリートメントが主に髪の「表面」をコーティングするのに対し、サロンの「システムトリートメント」は、複数の薬剤を使い、髪の「内部」にまで栄養を届け、ダメージホールを埋め、最後に表面をしっかりとコーティングします。髪の芯から補修するため、その効果の高さと持続性は、市販品とは比べ物になりません。
頭皮環境から整える「ヘッドスパ」
美しい髪は、健康な頭皮という「土壌」から育ちます。ヘッドスパは、毛穴に詰まった皮脂や汚れをディープクレンジングし、マッサージで頭皮の血行を促進します。これにより、髪に栄養が行き渡りやすくなり、これから生えてくる髪を強く、健やかにする、未来への投資なのです。
ダメージさせない施術「ケアブリーチ/ケアカラー」
ダメージを「修復する」だけでなく、「そもそもダメージを最小限に抑える」という発想。それがケアブリーチやケアカラーです。髪を保護・補修する成分を薬剤に混ぜ込むことで、ダメージを大幅に軽減しながら、ハイトーンカラーやパーマを楽しむことができます。
ダメージヘアをオシャレに見せる、スタイリングのヒント
傷んだ髪は、スタイリングで質感をコントロールすることで、おしゃれに見せることが可能です。ヘアオイルやグリース、バームといったツヤ系のスタイリング剤を使い、ウェットな束感を作ることで、気になるパサつきや広がりを抑え、まとまりのあるスタイルに見せることができます。
しかし、根本的な解決策は、傷んだ部分をカットすること。枝毛や切れ毛は自己修復しないため、定期的にメンテナンスカットでリセットすることが、結果的に髪全体を綺麗に保つ一番の近道です。
まとめ
メンズヘアにおいても、ダメージケアはもはや常識。清潔感と品格のあるスタイルは、健康で手入れの行き届いた髪があってこそ完成します。日々の丁寧な「守り」のホームケアと、プロの技術による「攻め」のサロンケア。この両輪を回すことが、あなたの髪を最高のコンディションへと導く鍵となります。
あなたの髪が今どんな状態で、どんなケアが本当に必要なのか。私たちプロが、専門的な知識で的確に診断します。髪質改善への第一歩を、ぜひ当サロンで踏み出してみませんか。