【刈り上げ×ワックス】で劇的に変わる!プロが教える基本の付け方と選び方
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理容室でかっこよく刈り上げてもらった日。
鏡に映る、完璧に決まった自分のヘアスタイルに、気分が高揚した経験はありませんか。
しかし、翌朝、自分でワックスを付けてみても、なぜかサロンのようには決まらない…。
そんな、多くの男性が経験する悩みの原因は、実はワックスの「選び方」と「付け方」が、自己流になってしまっているからかもしれません。
今回は、刈り上げスタイルを最大限に活かすための、プロが実践するワックス術を、基本の「き」から徹底的に解説します。
Contents
なぜワックスを使うのか?刈り上げスタイルにおける役割
まず、なぜワックスを使う必要があるのか、その目的を理解しておきましょう。
ワックスは、あなたの刈り上げスタイルを完成させるための、重要な役割を担っています。
- 役割1
髪に「束感」と「動き」を与える
プロのカットによって作られた繊細な毛束を再現し、髪に立体感と躍動感を与えます。
ワックスなしでは、ただの短い髪も、ワックスを使うことで計算されたスタイルへと昇華します。 - 役割2
理想のシルエットを創り出す
トップに高さを出し、膨らみやすいサイドは抑える。
ワックスは、メンズヘアの理想とされる「ひし形シルエット」を創り出すための、最も重要なツールです。 - 役割3
スタイルを一日中キープする
夏の汗や湿気、夕方になると出てくる髪の癖など、スタイルの崩れる原因は様々です。
ワックスで髪をコーティングし、セットすることで、朝作ったかっこいいスタイルを一日中キープすることができます。
【なりたいスタイル別】刈り上げに合うワックスの選び方
ワックスと一言で言っても、その種類は様々です。
まずは、自分のなりたいイメージに合ったワックスを選びましょう。
- 無造作な束感が欲しいなら「ファイバーワックス」
繊維(ファイバー)が配合されており、伸びが良く、髪に馴染ませやすいのが特徴です。
動きと束感をバランス良く出すことができ、刈り上げショートスタイルの基本として、まず一つ持っておきたいワタワックスです。 - ドライで軽い質感が好きなら「マットワックス」
ツヤを徹底的に抑えた、ドライでラフな仕上がりが特徴です。
作り込みすぎていない、自然な無造作感を演出したい場合に最適。
ベタつきが少ないため、夏の季節にもおすすめです。 - きっちりとしたツヤ感が欲しいなら「グリースワックス」
ジェルとワックスの中間のような、ウェットなツヤ感と高いセット力が魅力です。
七三分けなどのビジネススタイルや、少しフォーマルなシーンできっちりと決めたい時に活躍します。 - 自然なまとまりが欲しいなら「クリームワックス」「ヘアバーム」
セット力は比較的弱めですが、髪に自然なまとまりと潤いを与えます。
パーマスタイルや、決めすぎないナチュラルなスタイルを好む方に適しています。
自己流は卒業!プロが教える、ワックスの正しい付け方【4ステップ】
どんなワックスを選んでも、付け方が間違っていては意味がありません。
この4ステップを実践するだけで、あなたのスタイリングは劇的に変わります。
- ステップ1
土台作りは「ドライヤー」で8割決める
最も重要な工程です。
ワックスを付ける前に、まず髪を一度濡らし、ドライヤーで根元からしっかりと乾かします。
この時に、トップは立ち上げるように、サイドは抑えるように乾かし、完成形の8割のシルエットを作っておきましょう。 - ステップ2
ワックスは「少量」を「透明になるまで」伸ばす
ワックスの適量は、10円玉大が目安です。
それを手のひら、そして指の間まで、ワックスの白い塊が見えなくなる「透明」な状態まで、体温で温めながらしっかりと均一に伸ばしてください。
これが、付けムラやベタつきを防ぐ最大のコツです。 - ステップ3
付ける順番は「後ろ→横→上」
いきなり一番大事な前髪から付けるのは、絶対にNGです。
まずは、ボリュームが潰れても問題のない後頭部や襟足から付け始め、次にサイド、そしてトップへと馴染ませていきます。
手に残った、ごく少量のワックスで、最後に前髪の毛先を整えるのが鉄則です。 - ステップ4
「つまむ」「散らす」でシルエットを調整
髪全体にワックスが馴染んだら、鏡で全体のシルエットを確認します。
指先で毛束をつまんで束感を強調したり、トップの髪を軽く散らしてボリュームを出したりして、最終的な形を創り上げたら完成です。 - 重要ポイント
刈り上げ部分には付けない!
短く刈り上げた部分にワックスを付けてしまうと、髪が寝てしまい、テカリやベタつきの原因になります。
清潔感を損なわないためにも、刈り上げた部分にはワックスを付けないようにしましょう。
ワックスを活かすも殺すも、全ては「ベースカット」にある
様々なテクニックをご紹介しましたが、忘れてはならない最も重要なことがあります。
それは、どんなに良いワックスを、どんなに正しい方法で使っても、その土台となる「ベースカット」が完璧でなければ、決して理想のスタイルにはならない、ということです。
- 計算された毛量調整
プロの理容師は、お客様が自宅でワックスを付けた時に、簡単に、そして理想的な束感が出るように、髪の重なりや量をミリ単位で調整しています。 - パーマという選択肢
直毛で、どうしてもワックスだけでは動きが出ないという方には、緩めのパーマをかけるのが最強の解決策です。
日々のスタイリングが信じられないほど楽になります。 - 最高のスタイリングアドバイス
優れた理容師は、カットが終わった後に、あなたの髪質やライフスタイルに本当に合ったワックスの種類や、明日からすぐに実践できる具体的なスタイリング方法まで、責任を持って丁寧に教えてくれます。
まとめ
刈り上げスタイルの完成度を100%まで引き出す、最後のワンピース。
それが、あなたの髪質と、なりたいイメージに合った「ワックス」を、正しい方法で使うことです。
そして、そのワックスの力を最大限に発揮させるための土台、つまり「完璧なベースカット」が、何よりも重要です。
カットからスタイリングまで、あなたの「かっこいい」をトータルでサポートしてくれる、信頼できる理容室で、新しい自分を発見してみてはいかがでしょうか。
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