刈り上げにデザインを。ラインやアートで魅せる個性派メンズヘア
いつもの刈り上げスタイルに物足りなさを感じていませんか。
周りとは一味違う、自分だけの個性をヘアスタイルで表現したい。
そんな男性たちの間で注目を集めているのが、刈り上げた部分にラインや模様を描く「デザイン刈り上げ」です。
今回は、刈り上げ部分をキャンバスに見立てたアートのようなヘアスタイルの種類や、理容室でオーダーする際のポイントについて詳しく解説します。
刈り上げデザインとは?
デザイン刈り上げとは、バリカンやトリマー、時にはカミソリといった専門的な道具を使い、刈り上げた部分に直線や曲線、幾何学模様などを描く技術のことです。
単に髪を短くするだけでなく、ヘアスタイルにアクセントを加え、自己表現の一つとして楽しむことができます。
そのデザインは、さりげないものから大胆なものまで幅広く、まさに理容師の技術とセンスが光るアートワークと言えるでしょう。
どんな種類がある?刈り上げデザインのバリエーション
デザイン刈り上げには様々な種類があります。
自分の好みやライフスタイルに合ったデザインを見つけてみましょう。
ラインアート
最もポピュラーで挑戦しやすいのが、シンプルなラインを入れるデザインです。
サイドや後頭部に一本のシャープなラインを入れるだけでも、ヘアスタイル全体が引き締まり、スタイリッシュな印象になります。
複数本のラインを組み合わせたり、曲線を入れたりすることで、デザインの幅はさらに広がります。
バリアート
ラインアートからさらに発展し、より複雑で芸術的な模様を描くスタイルを「バリアート」と呼びます。
稲妻や星、民族的なトライバル柄、幾何学模様など、そのデザインは無限大です。
高い技術が求められるため、まさに理容師の腕の見せ所と言えます。
フェード×デザイン
地肌の見える短さから、徐々に長くしていくフェードカットの滑らかなグラデーションに、ラインなどのデザインを組み合わせるスタイルです。
色の濃淡の差によってデザインがくっきりと際立ち、非常にメリハリの効いたインパクトのある仕上がりになります。
デザイン刈り上げに挑戦する前に知っておきたいこと
個性的なスタイルを楽しむために、事前にいくつかのポイントを理解しておきましょう。
- メンテナンスの頻度
髪は1日に約0.4mm伸びると言われています。
そのため、繊細なデザインをきれいに保つためには、1週間から2週間という短いスパンでのメンテナンスが必要になる場合があります。 - TPOへの配慮
職場の規則や学校の校則によっては、デザイン刈り上げが認められないケースもあります。
休日や長期休暇、イベントなどに合わせて一時的に楽しむという選択肢も考えておきましょう。 - デザインが映える髪質
一般的に、髪が密集していて、一本一本がしっかりしている髪質の方が、デザインの輪郭がはっきりと出て綺麗に見えます。
自分の髪質で可能かどうかは、プロの理容師に相談するのが確実です。
理容室で理想のデザインをオーダーする完全ガイド
理想のデザインを形にするためには、理容師とのイメージ共有が何よりも大切です。
- デザインの写真やイラストを持参する
これが最も重要なポイントです。
SNSなどで見つけた理想のデザインの画像を、様々な角度から複数枚用意しておくと、イメージのズレが少なくなります。
簡単なものであれば、手書きのイラストでも構いません。 - デザインを入れる位置と大きさを伝える
「もみあげから耳の後ろにかけて、細いラインを一本」「後頭部のこの辺りに、ワンポイントで星の形を」というように、鏡を見ながら具体的に指し示して相談しましょう。 - プロの意見を聞き、相談して決める
自分の骨格や髪の流れを考慮した上で、プロの視点からアドバイスをもらいましょう。
「お客様の頭の形なら、ここにラインを入れるとより格好良く見えますよ」といった、自分では気づかない最適な提案をしてもらえることもあります。
まとめ
デザイン刈り上げは、自分だけのオリジナリティを追求できる、究極のおしゃれなヘアスタイルです。
しかし、ミリ単位の精度が求められる美しいデザインは、付け焼き刃の技術では決して実現できません。
それは、経験豊富な理容師の確かな技術力と美的センスがあって初めて完成するアート作品です。
もしあなたが、自分だけの特別なデザインで個性を表現したいと考えているなら、ぜひ一度、高い技術を持つプロの理容師にご相談ください。
あなたの理想を形にするお手伝いをします。