【メンズ髪色】残留しやすい髪色とは?次のカラーも楽しむための知識
sho0202
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
ヘアカラーを選ぶとき、どんな色にしようかと考えるのは楽しい時間です。しかし、色によっては次のカラーチェンジの際に「残留」してしまい、理想の色を邪魔することがあります。この記事では、どのような髪色が残留しやすいのか、その理由と対策について詳しく解説します。ヘアカラーを長く楽しむための知識として、ぜひ参考にしてください。
Contents
そもそも髪色の残留とは?
ヘアカラー後の髪に、染料が残り続けてしまう現象を「残留ティント」と呼びます。まずは、この仕組みについて簡単に理解しておきましょう。
残留ティントの仕組み
- 髪の内部に残る色素
ヘアカラーの染料が髪の内部に入り込み、シャンプーを繰り返しても完全に流れ出ずに、髪の中に留まってしまう状態を指します。この残留した色が、次のカラーの発色に影響を与えます。 - ダメージ毛ほど起こりやすい
ブリーチなどで髪が傷んでいると、髪の表面を保護するキューティクルが損傷しています。その隙間から染料が髪の奥深くまで浸透しやすくなるため、健康な髪よりも色素が残留しやすくなります。
特に残留しやすい髪色の種類
すべての色が同じように残留するわけではありません。ここでは、特に髪に残りやすいとされる色の種類を紹介します。
濃い色素を持つカラー
- 赤系のカラー
レッド、ピンク、バイオレットといった暖色系の色は、染料の粒子が髪のタンパク質と結合しやすい性質を持っています。そのため、鮮やかな色味を長く楽しめる一方で、髪の内部に色が残りやすい傾向があります。 - 青系のカラー
ブルー、ネイビー、濃いアッシュなどの寒色系の色も、赤系と同様に濃い色素が使われているため残留しやすいです。特に、ブリーチした髪に入れると、深く定着しやすい特徴があります。
黒染め
- 非常に濃い染料
就職活動などで利用されることが多い黒染めは、他のカラー剤とは比較にならないほど濃い染料で構成されています。この濃い色素が髪の内部に強く定着するため、一度染めると、その後に髪を明るくするのが非常に困難になります。
なぜこれらの色は残留しやすいのか
色が残留するのには、使用される染料の化学的な性質が関係しています。
染料の粒子の大きさと性質
- 髪の内部構造との関係
一般的に、赤や青といった原色系の染料は、他の色に比べて粒子が大きく、髪の内部でタンパク質と強く結びつく傾向があります。そのため、シャンプーで洗い流されにくく、髪に残りやすくなります。 - 化学的な結合の強さ
カラー剤の染料は、髪の内部で化学反応を起こして発色し、分子が大きくなることで定着します。特に濃い色の染料は、この結合が強固になるため、キューティクルの隙間から出られなくなり、結果として残留します。
残留しやすい色で染める際の注意点
カラーチェンジの失敗を防ぐためにも、残留しやすい色を選ぶ際にはいくつか注意すべき点があります。
将来のヘアプランを考える
- すぐに明るくする予定はないか
数ヶ月以内にハイトーンカラーや、全く違う色味への変更を考えている場合、赤系、青系、そして特に黒染めは避けるのが賢明です。残留した色が、次のカラーの妨げになる可能性が高いです。 - 理容師に相談する
ヘアカラーをする前に、今後のヘアスタイルの希望を理容師に伝えておきましょう。プロであれば、将来のプランを考慮した上で、残留しにくい薬剤を選んだり、万が一残留した場合の対処法を提案してくれたりします。
セルフカラーのリスク
- 薬剤の選定が難しい
市販のカラー剤は、誰でも簡単に染まるように設計されているため、残留しやすい濃い染料が使われていることが少なくありません。自分で薬剤の性質を見極めるのは困難です。 - ムラになりやすい
自分で染めると、薬剤の塗布量にムラができやすくなります。その結果、色の残留具合もまばらになり、後のカラーチェンジをより複雑にしてしまう可能性があります。
もし色が残留してしまったら理容室へ
色が残留してしまい、自分でどうにもできなくなった場合は、無理せずプロに任せるのが最善です。
プロによる的確な対応
- 残留色素の見極め
プロの理容師は、髪の状態や残っている色味から、どのような染料が原因なのかを判断できます。その診断に基づいて、最も効果的で髪への負担が少ない対処法を選択します。 - 脱染剤の使用
理容室には、髪本来のメラニン色素を壊さず、人工的な染料だけを選択的に分解する「脱染剤」という専用の薬剤があります。これを使うことで、ダメージを抑えながら残留した色をきれいに取り除くことが可能です。
次のカラーへの影響を最小限に
- ダメージレスな施術
髪の状態に合わせて薬剤の強さや放置時間を精密にコントロールし、髪に与えるダメージを最小限に留めます。ただ色を抜くだけでなく、髪のコンディションを保ちながら施術を進めてくれます。 - 理想の色味を実現
残留色素がきれいにリセットされることで、次に希望するカラーがにごることなくクリアに発色します。これにより、思い通りのヘアスタイルに仕上がりやすくなります。
まとめ
ヘアカラーの中でも、特に赤系、青系、黒染めは髪に色が残留しやすい傾向があります。これらの色を選ぶ際は、次のヘアスタイルチェンジのことも頭に入れておくことが大切です。もし色が残留して困ってしまった場合は、セルフケアで無理に対処しようとせず、速やかにプロの理容師に相談してください。専門的な知識と技術で髪への負担を最小限に抑えつつ、問題を解決し、あなたの理想のヘアスタイル作りをサポートしてくれるでしょう。
ABOUT ME