【メンズ向け】ヘアカラーの残留をきれいに落とす方法｜次の髪色も楽しむために

ヘアカラーを楽しんだ後、次の色にしたいのに前の色が残っていて困った経験はありませんか。特にセルフカラーを繰り返していると、髪に色が残留しやすくなります。この記事では、髪に残った色（残留ティント）を落とす方法と、注意点について詳しく解説します。きれいな髪色を保ち、理想のヘアスタイルを実現するための参考にしてください。

ヘアカラーが残留する原因とは

ヘアカラーの色素が髪の内部に残り、シャンプーしてもなかなか落ちない状態を「残留ティント」と呼びます。この残留が起こる主な原因について解説します。

髪へのダメージによるもの

• ブリーチやカラーの繰り返し
  ブリーチやヘアカラーを頻繁に行うと、髪の表面を覆うキューティクルが傷つきます。その結果、髪の内部に色素が深く浸透し、抜けにくい状態になります。
• 間違ったセルフケア
  市販のカラー剤の中には、誰でも染まりやすいように濃い色素が含まれているものがあります。このようなカラー剤を自己判断で使用し続けると、色素が蓄積して残留しやすくなります。

使用したカラー剤の色素によるもの

• 濃い色や寒色系の染料
  赤系や青系、緑系といった濃い色素や寒色系の染料は、髪の内部に定着しやすい性質を持っています。そのため、他の色に比べて残留しやすい傾向があります。
• 染料の種類
  ヘアカラー剤に含まれる染料の種類によって、髪への残留のしやすさは異なります。特に、塩基性カラーやHC染料といった種類の染料は、髪の表面に強く吸着するため、落ちにくいことがあります。

自宅でできる残留ティントを落とす方法

完全に落とすことは難しい場合もありますが、自宅で残留ティントを薄くする方法をいくつか紹介します。ただし、髪への負担を考慮しながら試すことが重要です。

カラーシャンプーやトリートメントの活用

• 補色効果を利用する
  残っている色味の反対色（補色）にあたるカラーシャンプーを使うことで、色を打ち消し、目立たなくする方法です。例えば、赤みが残っている髪には緑系のシャンプーが効果的です。
• 色落ちを促進するタイプ
  カラーリムーバーシャンプーなど、髪の染料を落とす効果が期待できる製品もあります。ただし、洗浄力が強いものが多いため、使用後のヘアケアが欠かせません。

日常生活での工夫

• シャワーの温度を高めにする
  少し高めの温度のお湯で髪を洗うと、キューティクルが開きやすくなり、内部の色素が流れ出るのを助けます。ただし、髪や頭皮の乾燥につながるため、長時間の使用は避けましょう。
• 洗浄力の高いシャンプーを使う
  一時的に普段より洗浄力の強いシャンプーを使用することで、色落ちを早めることができます。髪のきしみが気になる場合は、トリートメントでしっかり保湿してください。

セルフケアで残留を落とす際の注意点

自分で残留ティントを落とそうとすると、いくつかのリスクが伴います。挑戦する前に、以下の注意点を理解しておきましょう。

髪へのダメージを最小限に

• 無理なブリーチは避ける
  残留を消したい一心で、短期間にブリーチを繰り返すのは非常に危険です。髪が深刻なダメージを受け、切れ毛やパサつきの原因となります。
• ヘアケアを徹底する
  色を落とすためのケアは、少なからず髪に負担をかけます。施術後は、保湿成分の豊富なトリートメントを使用するなど、いつも以上に丁寧なヘアケアを心がけましょう。

色ムラのリスク

• 均一に落とすのは難しい
  髪のダメージレベルは場所によって異なるため、自分で残留ティントを均一に落とすのは困難です。結果として色ムラが生じ、次のカラーがきれいに染まらない原因になります。

きれいに残留を落とすなら理容室がおすすめ

残留ティントに関する悩みを最も確実かつ安全に解決する方法は、専門家である理容師に相談することです。プロに任せることのメリットを紹介します。

プロの技術と知識

• 髪の状態を正確に診断
  経験豊富な理容師が、髪質やダメージレベル、残留している色素の種類を正確に見極めます。その上で、髪への負担が最も少ない最適な施術方法を提案してくれます。
• 専用の薬剤を使用
  理容室では「脱染剤（だっせんざい）」という、髪のメラニン色素を壊さずに染料だけを分解するプロ用の薬剤を使用できます。これにより、髪へのダメージを最小限に抑えながら、残留した色だけを取り除くことが可能です。

次のヘアスタイルへの影響

• 理想のカラーを実現しやすい
  残留ティントをきれいにリセットすることで、髪が均一な状態になります。その結果、次に希望するカラーの発色が良くなり、より理想に近い色味を再現できます。
• ダメージを考慮した施術
  髪の状態に合わせて、必要な栄養を補給しながら施術を進めてくれます。色を落とすだけでなく、その後の髪のコンディションまで考えたケアが受けられるのは、プロならではの強みです。

まとめ

ヘアカラーの残留は、セルフケアである程度対処することも可能ですが、髪へのダメージや色ムラといったリスクが伴います。安全かつきれいに残留ティントを落とし、心置きなく次のヘアカラーを楽しみたいのであれば、専門知識と高い技術を持つ理容師に相談するのが最善の選択です。髪の状態を正確に見極め、あなたに合った最適な方法で悩みを解決してくれるでしょう。信頼できる理容室を見つけて、理想のヘアスタイルを手に入れてください。

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古賀昌平(こがしょうへい)

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天神大牟田線・西鉄小郡駅前のメンズヘアサロン「FRESHNESS BARBER shop」の広報担当です。福岡県出身。学生時代は水泳部に所属。趣味は、漫画やアニメを見ること（HUNTER×HUNTER、NARUTO -ナルト-、BLEACHなど）。