【メンズ髪色の頼み方】失敗しない、理想を伝えるためのオーダー術

ヘアカラーで、新しい自分にイメージチェンジしたい。そう決意してサロンの扉を開けたものの、「どうやって、自分のなりたいイメージを伝えればいいんだろう？」「専門用語もわからないし、うまく伝わらなかったらどうしよう？」と、不安に感じてしまう男性は少なくありません。しかし、いくつかの簡単なポイントを押さえておくだけで、あなたの理想は、驚くほどスムーズに、そして正確に伝えることができます。この記事では、メンズがヘアカラーをオーダーする際に、失敗しないための「頼み方」のコツを、詳しく解説します。

【準備編】サロンに行く前に、イメージを固める

最高のヘアカラーは、サロンの椅子に座る前から始まっています。ほんの少しの準備が、仕上がりの満足度を大きく左右します。

事前に準備しておきたいこと

• 理想の「写真」を、いくつか探しておく
  これが、最も重要で、そして最も効果的な準備です。言葉で「アッシュ系のブラウンで」と伝えるよりも、一枚の写真を見せる方が、色の明るさやニュアンスは、何倍も正確に伝わります。この時、できれば1枚だけでなく、好きな雰囲気のスタイル写真を2枚から3枚、様々な角度から探しておくと、あなたの好みの「方向性」が、より深く伝わります。
• 「なりたい印象」を、言葉にしてみる
  具体的な色名がわからなくても、全く問題ありません。あなたが、髪色を変えることで「どんな印象に見られたいか」を考えてみましょう。「クールで、知的に見せたい」「優しく、親しみやすい雰囲気になりたい」「個性的で、おしゃれな感じにしたい」といった、抽象的な言葉が、プロにとっては、色を提案するための、非常に重要なヒントになります。
• 「ライフスタイル」の許容範囲を確認しておく
  あなたが、どんな環境で日常を過ごしているかも、重要な情報です。職場や学校の規定で、髪の明るさに制限はあるか。頻繁にメンテナンスに通えるか。あらかじめ、ご自身のライフスタイルにおける髪色の許容範囲を考えておくと、より現実的で、満足度の高いスタイルが決まります。

【実践編】カウンセリングで、何を、どう伝えるか？

いよいよ、担当の理容師とのカウンセリングです。リラックスして、あなたの想いを伝えましょう。

カウンセリングでの伝え方のコツ

• まずは、準備した写真を見せる
  席に着いたら、まずは準備してきた写真を見せ、「こんな感じの雰囲気にしたいです」と伝えることから始めましょう。これが、全てのコミュニケーションのスタート地点になります。
• 髪の悩みや、過去の履歴を、正直に伝える
  「地毛の赤みが、出やすいんです」「過去に黒染めをしたことがあります」「ブリーチで、髪が傷んでいて」といった、あなたの髪に関する悩みや、過去の施術履歴は、非常に重要な情報です。正直に伝えることで、プロは、失敗のリスクを回避し、最善の施術プランを立てることができます。
• 無理に専門用語を使う必要はない
  「アッシュ」や「グレージュ」、「7トーン」といった専門用語を、無理に使う必要は全くありません。むしろ、曖昧な知識で伝えてしまうと、認識のズレが生まれる原因にもなります。「くすんだ感じ」「透明感のある感じ」「赤みのない感じ」といった、あなたの感覚的な言葉で伝える方が、イメージは正確に伝わります。
• 「なりたくないイメージ」を伝えるのも有効
  「なりたいイメージ」を伝えるのが難しい場合は、「こうはなりたくない」という、ネガティブなイメージを伝えるのも、非常に有効な方法です。「オレンジっぽくなるのは、絶対に避けたい」「ただの金髪に見えるのは、嫌だ」といった情報も、プロにとっては、理想の色を創り出すための、大切なヒントになります。

プロから、こんなことを聞かれるかも？

カウンセリング中、プロは、あなたの理想をより深く理解するために、いくつか質問をします。その意図を理解しておくと、対話はよりスムーズに進みます。

プロからの質問例

• 「ブリーチは、しても大丈夫ですか？」
  これは、あなたの希望する色が、ブリーチをしなければ表現できない場合に聞かれます。透明感や、鮮やかな色を出すために必要な工程であることを説明してくれます。
• 「普段の、ヘアケアはどうしていますか？」
  あなたの髪の現在のダメージレベルを把握し、施術後の、最適なケア方法をアドバイスするために聞いています。
• 「今後の、メンテナンスはどう考えていますか？」
  あなたのライフスタイルに合わせて、色落ちしてもきれいな状態を保てるカラーや、メンテナンスが楽なカラーを提案するために、この質問をします。

プロの理容師の役割とは？

プロの理容師は、ただオーダーを聞くだけの作業員ではありません。あなたの理想を叶えるための、最高のパートナーです。

パートナーとしての役割

• あなたの「イメージ」を、翻訳すること
  あなたの見せてくれた写真や、話してくれた抽象的な言葉の中から、あなたが本当に求めている色の本質を読み解き、それを、具体的な色の名前や、施術プランへと「翻訳」します。
• あなたに「似合う」を、提案すること
  あなたの希望を尊重しつつも、プロの視点から、あなたの肌の色や骨格、雰囲気に、より似合う色を提案します。時には、あなた自身も気づかなかった、新たな可能性を発見させてくれます。
• 理想を「実現」すること
  そして最後に、対話を通じて共有した、たった一つの完成イメージを、豊富な知識と、確かな技術で、あなたの髪の上に完璧に「実現」します。

まとめ

最高のヘアカラーは、お客様と理容師との、丁寧なコミュニケーション、そして深い信頼関係の中から生まれます。大切なのは、専門用語を知っていることではありません。あなたの「なりたい」という想いを、素直な言葉で伝えることです。

このガイドを参考に、あなたの頭の中にあるイメージを整理してみてください。そして、その想いを、ぜひ一度、専門のメンズサロンで、私たちプロにぶつけてみてください。あなたの想いを形にすることこそが、私たちの仕事です。

FRESHNESS BARBER shop

メンズヘアサロン

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古賀昌平(こがしょうへい)

フレッシュネスバーバーショップ広報

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天神大牟田線・西鉄小郡駅前のメンズヘアサロン「FRESHNESS BARBER shop」の広報担当です。福岡県出身。学生時代は水泳部に所属。趣味は、漫画やアニメを見ること（HUNTER×HUNTER、NARUTO -ナルト-、BLEACHなど）。