【メンズ髪色】「残りやすい色」とは?次のカラーチェンジで後悔しないための知識
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ヘアカラーの魅力は、気分や季節に合わせて、様々な色にイメージチェンジできる点にあります。しかし、「一度染めた色が、いつまでも髪に残ってしまって、次の希望の色にできない」。そんな、ヘアカラーの「残留」に関する悩みを抱えている男性は少なくありません。この記事では、髪に「残りやすい色」の種類と、その理由、そして、次のカラーチェンジで後悔しないための、計画的な髪色の楽しみ方について、詳しく解説します。
Contents
特に注意が必要。「残留しやすい」髪色の種類
まず、一般的に、他の色に比べて、髪の内部に色素が残りやすい(残留しやすい)とされる、代表的なカラー系統があります。
残留しやすいカラー系統
- 黒染め
最も残留しやすい色の代表格が、市販のカラー剤などで行う「黒染め」です。どんな髪の状態からでも黒く染まるように、非常に濃く、そして強い染料が使われているため、一度染めると、その色素を髪の内部から取り除くのは、極めて困難になります。 - 濃い赤系カラー
ワインレッドや、ビビッドな赤といった、濃い赤系の色素も、髪に残留しやすいことで知られています。赤の色素は、髪の内部で「ステイン(染み)」のように残りやすく、時間が経って表面的な色が抜けても、髪の芯に、赤みやオレンジみが、しつこく残ってしまうことがあります。 - 濃い青系カラー
ネイビーブルーのような、濃い青系のカラーも、注意が必要です。鮮やかな青の色味は比較的早く抜けていきますが、そのベースとなっている暗い色素が髪に残り、次のカラーリングの際に、明るくなりにくかったり、色が濁ったりする原因になることがあります。 - 暖色系のブラウン
濃い赤ほどではありませんが、温かみのあるブラウンを繰り返し染めている髪も、その赤みやオレンジみの色素が蓄積し、次に、アッシュ系のクールなカラーにしたい、と思っても、きれいな色が出にくくなる場合があります。
なぜ、これらの色は「残りやすい」のか?
では、なぜ、これらの色は、他の色に比べて、髪に残りやすいのでしょうか。
残留しやすい理由
- 染料の「性質」と「濃さ」
黒染めや濃い赤系のカラー剤には、髪の芯まで届く、非常に粒子の細かい、そして濃度の高い染料が、大量に含まれています。これらの染料が、髪の内部で複雑に絡み合い、強固に定着してしまうため、抜けにくくなるのです。 - 髪の「ダメージ」レベル
髪は、ダメージを受ければ受けるほど、内部の構造が不均一になります。ダメージが大きく、スカスカになった部分に、濃い色の染料が深く入り込み、そこで固まってしまうことで、色が抜けにくい状態が生まれます。 - 「染料の種類」の違い 特に、市販のカラー剤の中には、どんな髪でも染まるように、非常に強い染料が使われていることがあります。プロが使う薬剤とは、根本的にその性質が異なるのです。
「残りやすい色」の上から、セルフで染め直すリスク
「残っている色の上から、違う色を重ねてしまえば良い」。そんな風に、安易にセルフで染め直すのは、さらなる失敗を招く、最も危険な行為です。
セルフ染め直しの危険性
- 新しい色が、全く入らない
髪の内部に、既に濃い色の染料が詰まっているため、新しいカラー剤の色素が、入り込む隙間がありません。結果として、ほとんど色が変わらない、という事態になります。 - 色が濁り、汚い色になる
残っている色素(例えば、赤み)と、新しく乗せるカラー剤の色素(例えば、アッシュの青み)が、髪の内部で混ざり合うことで、化学反応が起こり、くすんだ緑色や、濁った茶色といった、全く予測不能な汚い色になってしまいます。 - 深刻な色ムラになる
元の色が、きれいに均一に残っていることは、まずありません。色が抜けやすい毛先と、色が残りやすい中間部分とでは、新しい色の入り方も全く異なります。結果として、修正不可能なほどの、深刻な色ムラに繋がります。
プロが提案する、計画的な「カラーチェンジ」
プロの理容師は、ただ今の髪色をきれいにするだけでなく、あなたの「次」のスタイルチェンジのことまでを、見据えています。
プロに任せるメリット
- あなたの「カラー計画」を、一緒に立てる
プロは、カウンセリングの際に、「今後、髪色を、どのように変えていきたいですか?」という、未来の話をします。もしあなたが、頻繁に色を変えて楽しみたい、という希望を持っているなら、プロは、あえて「残留しにくい」色や、薬剤を選んで、施術を行います。 - 「次」を考えた、薬剤の選定
プロが扱うカラー剤の中には、同じような色に見えても、「後で、残留色素を取り除きやすい」特殊な染料も存在します。あなたの未来の選択肢を狭めないように、最適な薬剤を選定するのが、プロの仕事です。 - プロによる、安全な「脱染」技術
もし、既に色が残留してしまっている場合でも、プロは、「脱染剤」という、髪の内部に残った、人工的な染料だけを、優しく分解して取り除くための、特殊な薬剤を持っています。これにより、髪へのダメージを最小限に抑えながら、次のカラーに進むための、クリーンなベースを創り出すことができます。
まとめ
ヘアカラーを、心から楽しむためには、今の仕上がりだけでなく、その色が、あなたの未来のヘアスタイルの可能性を、どのように左右するかを、知っておくことが非常に重要です。特に、セルフでの黒染めは、その後のカラーチェンジを、著しく困難にする、最もリスクの高い選択の一つです。
あなたの「カラーライフ」を、長期的な視点で、最高の形でサポートするために。ぜひ一度、専門のメンズサロンで、私たちプロの理容師に、あなたの未来のプランを聞かせてください。
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