髪が硬い男の子の髪型特集|扱いにくい剛毛を活かすヘアスタイルとは?
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「うちの子の髪、硬くて、短く切るとツンツンと全部立ってしまう」「ワックスを付けても、全然言うことを聞かなくて、毎朝のセットが本当に大変…」。そんな、お子様の硬くてしっかりとした、いわゆる「剛毛」の髪質に、悩まされている親御さんは少なくありません。しかし、その扱いにくさを、発想の転換で「武器」に変えることができるとしたらどうでしょう。実は、硬い髪質だからこそ、かっこよく決まるヘアスタイルがたくさん存在するのです。この記事では、硬い髪質の男の子の魅力を最大限に引き出す、おすすめの髪型とオーダーのコツについて詳しく解説していきます。
Contents
なぜ髪が硬いとスタイリングが難しいのか
まず、なぜ硬い髪の毛が扱いにくいのか、その理由を簡単に理解しておきましょう。
髪が持つ「反発する力」が強い
- 直毛・太い毛の特徴
髪が硬い、ということは、髪の毛一本一本がしっかりとしていて、ハリやコシが非常に強い状態です。そのため、曲げようとしても、元に戻ろうとする「反発する力」が強く働き、柔らかな毛流れや、まとまりのあるスタイルを作るのが難しいのです。
硬い髪を「武器」に変える3つのカット技術
そんな力強い髪質を、魅力的なヘアスタイルへと変えるための、プロのテクニックをご紹介します。
テクニック1:「ベリーショート」で潔く活かす
- 長所を活かす
硬い髪が持つ「立ち上がりやすい」という特性は、見方を変えれば、スタイリング剤をつけなくても自然にボリュームが出るという大きな長所です。この特性を潔く活かす、ベリーショートやおしゃれボウズ、そして爽やかなソフトモヒカンといったスタイルは、硬い髪質の男の子にこそ、非常によく似合います。
テクニック2:「ツーブロック」で膨らみを抑える
- ボリュームコントロール
硬い髪質で最も悩ましいのが、サイドの髪が膨らんで、頭が大きく見えてしまうことです。その悩みを最も効果的に解決するのが、サイドの内側をすっきりと刈り上げる「ツーブロック」です。膨らみの原因となる部分を物理的に取り除くことで、トップの動きを活かしつつ、全体のシルエットをコンパクトに整えることができます。
テクニック3:「パーマ」で質感そのものを変える
- 究極の解決策
「どうしても、もっと柔らかい質感が欲しい」。そんな願いを叶える究極の解決策が、「パーマ」です。ごくゆるめのパーマをかけることで、髪の内部の結合を変化させ、硬い髪に強制的に柔らかなカールやウェーブを与えることができます。これにより、スタイリングのしやすさは劇的に向上します。
【スタイル別】硬い髪の男の子におすすめの髪型
上記のテクニックを応用した、具体的なヘアスタイルをご紹介します。
爽やかで男らしい「ソフトモヒカン」
- 似合う理由
髪が自然に立ち上がる力を利用して、トップに高さを出すスタイルです。サイドを短く刈り上げることで、清潔感とメリハリが生まれ、スタイリングも非常に簡単。硬い髪質の魅力を最大限に活かせます。
定番人気の「ツーブロックショート」
- 似合う理由
最も広がりやすいサイドをツーブロックで抑え込み、トップには少し長さを残して動きを出す、非常にバランスの取れたスタイルです。どんなお子様にも似合いやすく、まず失敗のない王道の選択肢と言えるでしょう。
おしゃれな「ベリーショートパーマ」
- 似合う理由
ごく短いベリーショートに、ツイストパーマやピンパーマといった特殊な技術で、さりげなく動きを加えたスタイルです。ツンツンとした質感が、計算されたおしゃれな束感へと変わり、一気にファッション性が高まります。
サロンでのオーダーと、お家でのスタイリング
サロンでのオーダーと、ご自宅でのスタイリングで意識すべきポイントです。
オーダーで伝えるべきこと
- 「髪が硬くて立つ」という悩みを伝える
カウンセリングの際に、まず「この子の髪は硬くて、短くすると全部立ってしまうのが悩みです」というように、髪質の特徴と、それによる悩みを正直に伝えることが、成功への最も重要な第一歩です。 - 普段のスタイリングを伝える
「朝はあまりセットに時間をかけられないので、手入れが楽な髪型が良いです」といった、普段のライフスタイルを伝えることで、プロはより現実的で、扱いやすいスタイルを提案してくれます。 - 写真を見せて相談する
理想とするヘアスタイルの写真を見せながら、「この髪型を、うちの子の硬い髪質でも再現できますか?」と、プロの意見を求める形で相談を進めましょう。
スタイリングのコツ
- 少し重めのスタイリング剤を
硬い髪をコントロールするためには、ある程度のセット力と、髪をコーティングしてまとまりを良くする油分が必要です。ハードワックスや、ツヤの出るグリース、ジェルといった、少し重めのスタイリング剤がおすすめです。 - 根元からしっかり馴染ませる
スタイリング剤を付ける際は、毛先だけでなく、髪の根元からしっかりと馴染ませ、毛流れの方向をコントロールすることを意識しましょう。
まとめ
男の子の硬くてしっかりとした髪は、決して悩みの種ではありません。その力強い髪質は、見方を変えれば、他の人にはない、その子だけの個性であり、魅力です。大切なのは、その特性を無理に抑えつけようとするのではなく、その髪質を深く理解し、魅力を最大限に引き出すカット技術を選ぶことです。ベリーショートで活かすのか、ツーブロックで抑えるのか、あるいはパーマで質感を変えるのか。その最適な答えは、プロの理容師だけが知っています。お子様の扱いにくい髪を、最高にかっこいいスタイルへと変えたいなら、ぜひ一度、メンズヘアを熟知した経験豊富な理容師にご相談ください。
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