「刈り上げ×インナーカラー」で魅せる。女性のための、秘密のお洒落ショート
サイドや襟足をスッキリと刈り上げた、クールなショートスタイル。その内側に、自分だけの好きな色を忍ばせる「インナーカラー」。
この二つのデザインを組み合わせた「刈り上げインナーカラー」は、普段のスタイルに、計算された遊び心と、ミステリアスな魅力を加えたい、お洒落な女性たちの間で、大きな注目を集めています。
今回は、そんな「刈り上げインナーカラー」が持つ魅力と、具体的なデザインの種類、そして、サロンで理想のスタイルを手に入れるための、オーダー方法について詳しく解説します。
「刈り上げインナーカラー」が持つ、3つの魅力
ただ刈り上げるだけでも、インナーカラーを入れるだけでもない。この二つを組み合わせるからこそ生まれる、特別な魅力があります。
- 1.さりげない、計算されたお洒落感
髪が風になびいた時や、ふとした仕草で、内側の色がチラリと見える。その、意図的に作られた「ギャップ」が、周りの視線を引きつける、高度で、計算されたお洒落を演出します。
- 2.ON/OFFの切り替えが自由自在
普段、髪を下ろしている時は、トップの髪でインナーカラーの部分を隠すことができます。これにより、職場や学校など、フォーマルな場面では、ナチュラルなショートヘアとして振る舞い、休日に、髪を結んだり、アレンジしたりすることで、カラーを存分に楽しむ、という使い分けが可能です。
- 3.ヘアアレンジが、もっと楽しくなる
簡単なポニーテールやお団子ヘアにするだけで、刈り上げ部分のカラーがアクセントとなり、一気にお洒落なアレンジヘアへと変身します。
スタイルを創る、2つのデザイン要素
「刈り上げインナーカラー」は、主に、「刈り上げる範囲」と「入れる色」の組み合わせで、その印象を自由にデザインすることができます。
1.「刈り上げ」の範囲と、長さ
- 襟足のみの、ポイント刈り上げ
最も挑戦しやすい、さりげないスタイルです。髪を結んだ時に、襟足からチラリと色が見えるのが特徴です。
- サイドのみの、ツーブロック風刈り上げ
耳にかけた時に、サイドから色が見える、クールで、スタイリッシュな印象です。ピアスなど、耳周りのアクセサリーとの相性も抜群です。
- 後頭部を広く見せる、大胆な刈り上げ
後頭部の、広い範囲を刈り上げる、非常にデザイン性の高いスタイルです。ショートボブなどと組み合わせることで、個性的なシルエットが生まれます。
2.「インナーカラー」の色選び
- 挑戦しやすい、ブラウン・ベージュ系
地毛の色と馴染みやすく、ナチュラルで、柔らかな印象に仕上がります。初めての方にもおすすめです。
- 個性的な、ブルー・グリーン系
寒色系のカラーは、クールで、ミステリアスな雰囲気を演出します。
- 華やかな、ピンク・レッド系
暖色系のカラーは、女性らしく、そして、少しだけ大胆な、華やかな印象を与えます。
【私たちの仕事から】精密な「線」を描く、ということ
このスタイルの美しさを、最も左右する部分。それは、地毛の黒と、インナーカラーの境目となる、刈り上げの「線(ライン)」の美しさです。
この、ミリ単位の精度が求められる、シャープで、一点の曇りもない線を、寸分の狂いもなく描き出すこと。それこそ、私たち理容師が、長年の修練を通じて培ってきた、専門技術の真骨頂です。
美しいデザインは、それを支える、完璧な基礎技術があってこそ、初めて、その輝きを放ちます。
理想のスタイルを、サロンでオーダーするコツ
サロンでオーダーする際は、ご自身のなりたいイメージを、できるだけ具体的に伝えることが、成功への近道です。
- 「襟足の部分を刈り上げて、その部分にインナーカラーを入れたいです」
まず、基本的なデザインの希望を伝えます。
- 「髪を下ろしている時は隠れるけど、結んだ時に色が見えるようにしたいです」
ON/OFFを切り替えたい、という、機能面での希望を、はっきりと伝えます。
- 「この写真のように、刈り上げ部分にデザインとカラーを入れてください」(写真を見せる)
理想のイメージ写真を見せることが、最も確実で、間違いのない方法です。
最高の個性は、最高の「技術」で輝く
「刈り上げインナーカラー」は、あなたの個性を、最大限に表現してくれる、非常にクリエイティブで、魅力的なヘアスタイルです。
そして、その繊細なデザインを、最高の形で実現するためには、カットと、カラー、その両方における、高い専門技術が不可欠です。
私たち理容師は、その土台となる、精密なカット技術のプロフェッショナルです。あなたの「なりたい」を、最高の形で実現するお手伝いをさせてください。