メンズポニーテールの結び方|おしゃれに見せるヘアセット術と基本
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長髪のメンズスタイルとして定番となった「ポニーテール」。無造作に結ぶだけで様になるスタイルですが、一歩間違えると「ただのひっつめ髪」に見えてしまい、清潔感を損なうことも。おしゃれなメンズポニーテールは、実は計算されたテクニックに裏打ちされています。
この記事では、だらしなく見えない、洗練されたメンズポニーテールの結び方から、そのベースとなる髪型作りまでを詳しく解説します。
Contents
ただ結ぶだけじゃない!おしゃれなポニーテールの条件
「だらしなく見える」か、「こなれて見える」か。その差は、いくつかのポイントを意識しているかどうかで決まります。
きれいなシルエットと「こなれ感」の両立
清潔感を保ちつつ、作り込みすぎていない自然な雰囲気を出すことが重要です。
- ポイント1
後頭部の丸み
結んだ時に後頭部が平坦に見えてしまうと、バランスが悪く見えがちです。トップや後頭部の髪を少し引き出し、自然な丸みを意識することが大切です。 - ポイント2
計算された後れ毛
顔周りやもみあげに自然に落ちる後れ毛は、こなれた雰囲気を演出し、輪郭を補正する小顔効果ももたらします。 - ポイント3
清潔感のある襟足
髪を結んだ時に最も目立つ部分の一つが襟足です。この部分がすっきりと整っていることは、清潔感のあるスタイルを作る上での絶対条件と言えるでしょう。
基本のメンズポニーテールの結び方とアレンジ
日々のスタイリングで使える、基本的な結び方とワンランク上のテクニックをご紹介します。
結ぶ前の下準備
- スタイリング剤を馴染ませる
髪を結ぶ前に、ヘアオイルやヘアバームなどを髪全体に薄く馴染ませておきましょう。髪がまとまりやすくなり、パサつきや短い毛(アホ毛)が飛び出すのを防ぐことができます。
基本の結び方
- 手ぐしで、髪をざっくりと後ろに集め、結びたい位置を決めます。結ぶ位置が高いとアクティブで若々しい印象に、低い位置だと落ち着いた大人っぽい印象になります。
- この時、コームは使わず、あえて手ぐしで集めることで、自然な毛流れとラフな質感が生まれます。
- ヘアゴムで、緩すぎずきつすぎず、しっかりと結びます。
- 結び目を片手で押さえながら、もう片方の指で、トップや後頭部の髪を少しずつつまみ出します。数カ所引き出すことで、自然な丸みと立体感が生まれます。
ワンランク上のテクニック
- ゴム隠し
結んだ毛束の中から髪を少量取り、ヘアゴムが見えなくなるように巻きつけて、毛先をアメピンで見えないように固定します。たったこれだけで、生活感がなくなり一気に洗練された印象になります。 - 後れ毛のスタイリング
あらかじめ残しておいた顔周りやもみあげの後れ毛を、ヘアアイロンで軽く巻いて動きを出すと、よりニュアンスのあるおしゃれなスタイルに仕上がります。
結ぶスタイルこそ、プロの「カット」が重要
セルフセットをどれだけ頑張っても様にならない。その原因は、あなたのスタイリング技術ではなく、ベースとなるカットにあるのかもしれません。
「伸ばしっぱなし」と「デザインされた長髪」は全く違う
プロの理容師は、お客様が髪を結ぶことまでを想定して、スタイルをデザインしています。
- 結んだ時に美しく見える毛量調整
髪が多すぎると、結んだ毛束が太くなりすぎて野暮ったい印象に。プロは、結んだ時のシルエットが最も美しくなるように、髪の内側の毛量を精密に調整します。 - 「後れ毛」をカットでデザインする
ただ落ちてきただけの疲れた印象の髪ではなく、顔の輪郭や雰囲気に合わせて、最もバランスが良く見える位置に、最適な量の後れ毛をあらかじめカットで作っておきます。 - パーマで質感をプラス
硬い直毛で動きが出ない髪には、ごく緩いパーマをかけるだけで、ただ結んだだけでもニュアンスのある、柔らかな質感のポニーテールを作ることが可能です。
理容室ならではの「襟足」へのこだわり
- シェービングによる清潔感
メンズポニーテールで最も重要とも言える襟足の処理。理容室ならではのシェービング技術で、産毛のラインをきれいに整えることで、後ろ姿の清潔感が格段に向上します。
まとめ
メンズポニーテールは、少しのコツでおしゃれ度が格段にアップする奥深いスタイルです。ぜひ日々のヘアセットで、こなれたアレンジを楽しんでみてください。
しかし、そのアレンジのしやすさや、結んだ時のシルエットの美しさは、すべて土台となるカットにかかっています。もしあなたが、伸ばしている過程も、そして結んだ時も完璧な、自分だけの長髪スタイルを手に入れたいなら、ぜひ一度メンズヘアのプロにご相談ください。あなたの理想を、計算し尽くされた技術で形にします。
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