メンズヘアセットはジェルで決める!ツヤと清潔感を出す基本の使い方
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メンズのヘアセットにおいて、清潔感と圧倒的なキープ力を両立させたいなら、「ヘアジェル」が最強の選択肢の一つとなります。特に、スーツを着用するビジネスシーンや、一日中スタイルを崩したくない場面で、その真価を発揮します。しかし、ワックスに比べて使い慣れていない方も多く、「ワックスとの違いは?」「髪がバリバリになりすぎない?」「白い粉が出てしまうのはなぜ?」といった疑問の声もよく耳にします。この記事では、そんなヘアジェルの基本から、初心者でも失敗しない正しい使い方までを、詳しく解説していきます。
Contents
なぜ今、大人の男性にヘアジェルが選ばれるのか
ワックスやオイルなど、様々なスタイリング剤がある中で、なぜ今、多くの大人の男性がヘアジェルを選ぶのでしょうか。そこには、ジェルならではの明確なメリットがあります。
圧倒的な清潔感とツヤ
- ウェットな質感が品格を生む
ジェル特有のウェットなツヤ感は、髪を健康的に、そして品良く見せてくれます。パサつきを抑え、髪一本一本がまとまって見えるため、ビジネスシーンで最も重要視される「清潔感」を、誰でも簡単に演出することができます。スーツスタイルとの相性も抜群で、洗練されたデキる男の雰囲気を醸し出します。 - 一日中崩れないキープ力
一度セットすれば、朝作ったスタイルを長時間キープできる強力なセット力も、ジェルの大きな魅力です。湿気が多い日や、風が強い日でも、ほとんどスタイルが崩れません。頻繁に手直しができない忙しいビジネスマンにとって、これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
ワックスとの明確な違い
- 「固定力」と「ツヤ」に特化
ワックスが「動き」や「束感」を作り、比較的自由に何度も手直しができるのに対し、ジェルは「ツヤ」を出し、「髪型全体をその形で固定する」ことに特化しています。一度固まると再整髪はしにくいですが、その分キープ力は絶大です。 - 洗い流しやすさ
多くのジェルは水溶性の成分でできているため、ワックスに比べてシャワーで簡単に洗い流すことができます。スタイリング剤の洗い残しは、頭皮トラブルの原因にもなるため、頭皮の健康を気にする方にもおすすめです。
様々なスタイルに対応可能
- ショートヘアの強い味方
ベリーショートやツーブロック、フェードスタイルといった、短い髪を立たせたり、毛流れをビシッと決めたりするのに最適です。ジェルを使うことで、短い髪でもメリハリのある立体的なスタイルを作ることができます。 - パーマヘアにも
パーマヘアにジェルを使うと、濡れたようなウェットな質感でカールを表現でき、ワイルドで色気のあるスタイルに仕上がります。ワックスとはまた違った、リッジの効いたカール感を楽しめます。
初心者でも失敗しない!ヘアジェルの基本的な使い方
ジェルのポテンシャルを最大限に引き出し、失敗を防ぐための正しい使い方を、ステップごとに解説します。
ジェルを付ける前の下準備
- 髪をしっかり濡らす、または湿らせる
これが最も重要なポイントです。ジェルは乾いた髪に直接付けると、伸びが悪くムラになったり、乾燥した時に白い粉(フレーキング)が出たりする原因になります。スタイリング前には、シャワー後のタオルドライした髪、あるいは霧吹きなどで髪全体を均一に湿らせた状態から始めましょう。
正しい付け方の手順
- 1. 適量を手に取る
まずは10円玉くらいの量から試してみましょう。ジェルは伸びが良いため、少量でも十分に効果があります。足りなければ後から足せるので、最初から付けすぎないことが、ベタつきを防ぐコツです。 - 2. 手のひらでしっかり伸ばす
ジェルを両手の手のひらから指の間まで、均一にしっかりと伸ばします。ここで透明になるまで伸ばすことで、髪に付けた時のムラを防ぎます。 - 3. 根元を避け、全体に素早く馴染ませる
ジェルは乾きが早いため、スピード感が重要です。根元にベタっと付けると不自然な仕上がりになるため、髪の中間から毛先を中心に、手ぐしで髪をとかすようにして、後頭部から前髪へと素早く全体に馴染ませていきます。 - 4. コームや手ぐしで形を整える
全体にジェルが馴染んだら、コームや手ぐしで最終的な形を整えます。七三分けなどのきっちりしたスタイルならコームでビシッと、パーマスタイルなら手で髪を握るようにしてカールを出すなど、なりたいスタイルに合わせて整えます。 - 5. そのまま自然乾燥させる
ジェルは、ドライヤーの熱で乾かす必要はありません。そのまま自然に乾燥させることで、ジェル特有の美しいツヤと、強力なセット力が生まれます。
ジェルセットのよくある悩みQ&A
Q. 白い粉が出てしまうのはなぜ?
- A. 主な原因は3つです。
一つ目の原因は、先述した「乾いた髪への使用」です。ジェルが髪に馴染みきらず、乾燥して表面で剥がれ落ちてしまいます。二つ目は、「付けた後に触りすぎること」。一度固まり始めたジェルを何度も手ぐしでとかすと、乾燥した樹脂が粉になって出てきます。セットしたら、乾くまで触らないようにしましょう。三つ目は、「古いジェルや他の整髪料との混用」です。古い製品の使用や、ワックスなどが髪に残った状態でジェルを使うのも、粉吹きの原因となり得ます。
ジェルが最も映えるのは「計算されたカット」があってこそ
正しい使い方をマスターすれば、誰でもジェルを使いこなすことは可能です。しかし、そのジェルスタイルが本当に似合い、そして格好良く決まるかどうかは、土台となる「カット」の技術で決まります。
清潔感はカットラインで決まる
- ミリ単位の精密な技術
ジェルで仕上げるベリーショートやフェードスタイルは、数ミリの違いで印象が大きく変わる、非常に繊細なスタイルです。清潔感のある美しいグラデーションや、シャープな毛先のラインは、プロの理容師の精密なカット技術なくしては作れません。
セットを簡単にするためのベース作り
- 生え癖や骨格を考慮したデザイン
お客様の生え癖や骨格を計算し、ジェルでセットした時に、髪が自然に流れるべき方向に流れ、立ち上げるべき場所でスムーズに立ち上がるように、私たちはカットで髪の土台をデザインします。これにより、毎日のセットが驚くほど簡単になります。
「ジェルパーマ」という選択肢
- パーマとジェルの最高の組み合わせ
直毛でスタイリングが難しい方には、ゆるいパーマをかけて毛流れや動きのベースを作る「ジェルパーマ」もおすすめです。朝、髪を濡らしてジェルを馴染ませるだけで、まるでプロが仕上げたような、立体感と動きのあるスタイルが簡単に完成します。
あなたに似合うジェルスタイルの提案
- トータルバランスで考える
私たちは、お客様の髪質や骨格といった素材だけでなく、お仕事の内容や普段のファッション、そしてなりたいイメージまでをトータルで考慮し、あなたに最も似合うジェルスタイルと、そのための最適なカットやパーマを提案します。
まとめ
メンズヘアジェルは、正しく使えば、大人の男性に不可欠な「清潔感」と、一日中崩れない「キープ力」を両立できる、非常に強力なスタイリング剤です。しかし、そのジェルの魅力を最大限に引き出し、あなた自身を最も格好良く見せるためには、ベースとなるプロフェッショナルな「カット」が何よりも重要になります。本物の清潔感と、揺るぎない自信。プロが作るジェルスタイルで、新しい自分に出会ってみませんか。
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