剛毛メンズのヘアセット完全ガイド|硬い髪を自由自在に操る方法
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髪が硬く、太くて量も多い「剛毛」は、セットが思い通りにいかない、ボリュームが出過ぎてしまうなど、多くの男性を悩ませる髪質です。しかし、その特性を理解し、正しい方法でセットすれば、むしろ力強く健康的な印象を与える武器にもなります。この記事では、剛毛を扱いやすくするための基本的なセット方法から、おすすめのスタイリング剤、髪質を活かすスタイルまでを詳しく解説します。
Contents
なぜ剛毛はセットが難しいのか
まず、剛毛の特性を理解することが、スタイリング攻略の第一歩です。
剛毛の主な特徴
- 髪が硬く、太い
一本一本の髪にハリとコシがあり、外部からの力に反発しやすい性質があります。そのため、寝癖がつきやすく、一度つくと直しにくいです。 - ボリュームが出やすい
髪の毛が密集して生えていることが多く、髪が立ち上がりやすいため、全体のボリュームが大きくなりがちです。 - スタイリング剤が浸透しにくい
髪の表面を覆うキューティクルがしっかりしているため、スタイリング剤が内部まで浸透しにくく、効果を実感しにくいことがあります。
剛毛を制するヘアセットの基本手順
日々のスタイリングで実践したい、剛毛を扱いやすくするための手順です。
セットの手順
- 髪の根元までしっかり濡らす
スタイリングの前には、必ず髪を根元から濡らしましょう。寝癖などの強いクセをリセットすることが重要です。シャワーを浴びるのが最も効果的です。 - タオルドライ後、保湿する
ゴシゴシ擦らず、タオルで優しく水分を拭き取ります。その後、洗い流さないトリートメントやヘアオイルで髪に潤いを与え、柔らかく扱いやすい状態に整えます。 - ドライヤーで根元を抑える
ドライヤーが最も重要です。ボリュームを抑えたい部分は、髪の根元に上から風を当て、手で軽く押さえつけながら乾かします。こうすることで、髪の生えグセを矯正し、膨らみを抑えられます。 - スタイリング剤を的確に使う
セット力とキープ力の高いスタイリング剤を選び、手のひらでよく伸ばしてから、髪の内側から全体にしっかり馴染ませます。表面だけにつけても、剛毛の力に負けてしまいます。
剛毛におすすめのスタイリング剤
髪質に合ったスタイリング剤選びが、セットの成否を分けます。
スタイリング剤の種類
- ジェル・グリース
セット力が高く、髪をしっかりと固めてくれます。ツヤ感も出るため、七三分けやオールバックなどのきっちりしたスタイルに最適です。 - ファイバーワックス
セット力と伸びの良さを両立しており、束感や動きを出しやすいのが特徴です。短い髪を立たせるスタイルにも向いています。 - クレイワックス
マットな質感で、ドライな仕上がりを好む方におすすめです。セット力も非常に高く、ボリュームを抑えながら無造作なスタイルを作れます。
剛毛の悩みを根本から解決するには
セルフケアも重要ですが、プロの技術を借りることで、剛毛の悩みは劇的に改善されることがあります。
理容室でできること
- 骨格と髪質に合わせたカット
プロの理容師は、剛毛の特性を理解した上で、毛量を適切に調整し、収まりの良いシルエットにカットしてくれます。セニング(すきバサミ)の入れ方一つで、扱いやすさは全く変わります。 - パーマによる髪質のコントロール
硬い髪に柔らかい動きを出す、あるいはボリュームを抑えるために、パーマは非常に有効です。直毛でツンツンしてしまう髪も、自然なカールで柔らかい印象に変えられます。 - 縮毛矯正・髪質改善
どうしても広がりやクセが抑えられない場合には、縮毛矯正や髪質改善トリートメントという選択肢もあります。髪への負担も考慮し、プロに相談するのが賢明です。 - 的確なスタイリングアドバイス
あなたの髪質に最適なスタイリング剤の種類や使い方、ドライヤーテクニックなど、日々の手入れが楽になる具体的なアドバイスをもらえます。
まとめ
剛毛は扱いにくい反面、ハリやコシがある健康的な髪質とも言えます。正しいヘアセットの手順を実践し、自分に合ったスタイリング剤を見つけることで、その悩みを魅力に変えることが可能です。そして、もしセルフケアに限界を感じているなら、ぜひ一度、評判の良い理容室でプロの理容師に相談してみてください。あなたの髪質を最大限に活かし、毎日のスタイリングが楽しくなるような、最適な解決策をきっと提示してくれるはずです。
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