メンズヘアセットはドライヤーが8割|基本の使い方とプロの技を解説
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多くの男性がヘアセットをする際、ワックスやジェルなどのスタイリング剤にばかり意識が向きがちです。しかし、実はヘアスタイルの完成度を左右する最も重要な工程は「ドライヤー」にあります。ドライヤーの使い方をマスターするだけで、髪の悩みは解消され、日々のスタイリングが見違えるほど楽になります。この記事では、メンズヘアセットの土台となるドライヤーの基本的な使い方から、応用テクニックまでを詳しく解説します。
Contents
なぜドライヤーがヘアセットで重要なのか
ドライヤーは単に髪を乾かすための道具ではありません。スタイリングにおけるその重要な役割を理解しましょう。
ドライヤーの役割
- 寝癖のリセット
髪は濡れた状態から乾く瞬間に形が決まります。一度しっかり濡らしてドライヤーで乾かすことで、頑固な寝癖もリセットできます。 - ボリュームのコントロール
髪の根元に風を当てることで、ボリュームを出したり、逆に抑えたりと、髪型全体のシルエットを自在に作ることができます。 - 毛流れの形成
手ぐしとドライヤーの風の方向で、前髪を上げたり流したり、サイドの毛を後ろに流したりと、髪の方向性を決定づけます。 - スタイリング剤の効果を最大化
ドライヤーでベースがしっかり作られていると、少量のスタイリング剤でも効果が最大限に発揮され、スタイルが長持ちします。
ドライヤーを使った基本のヘアセット手順
この手順を覚えるだけで、あなたのヘアセットは大きく変わります。
基本的な使い方
- 髪を根元から濡らす
まずは、髪の表面だけでなく、地肌までしっかり濡らして、髪を素直な状態に戻します。 - タオルで優しく水気を取る
ゴシゴシと強く擦らず、タオルで髪を挟み込むように優しく水分を拭き取ります。これを「タオルドライ」と呼びます。 - 全体の根元から乾かす
ドライヤーをかける際は、毛先からではなく、必ず乾きにくい根元から乾かし始めます。全体に指を通しながら、ラフに乾かしていきましょう。 - シルエットを作る
髪が8割ほど乾いたら、ここから形作りに入ります。ボリュームを出したいトップは持ち上げながら、抑えたいサイドは上から風を当てて乾かします。 - 冷風でスタイルを固定する
理想の形ができたら、最後に全体に冷風を当てます。髪は冷える時に形が固定される性質があるため、これによりスタイルが崩れにくくなります。
悩み別ドライヤーテクニック
ボリュームを出したい、抑えたいなど、悩み別のテクニックを紹介します。
応用テクニック
- ボリュームを出したい場合(トップなど)
髪を持ち上げて根元を露出し、下から温風を当てます。髪が立ち上がった状態で冷風を当てると、ふんわり感がキープされます。 - ボリュームを抑えたい場合(サイドなど)
髪の根元に上からドライヤーの風を当て、手のひらで軽く押さえつけながら乾かします。生え癖に逆らわず、毛流れに沿って乾かすのがポイントです。 - 前髪を立ち上げたい場合(アップバング)
立ち上げたい前髪を下から指で持ち上げ、根元にドライヤーの熱を当てます。数秒キープしてから冷風で冷まし、指を離すと自然な立ち上がりが作れます。
ドライヤーの性能を活かすのは「カット」
どんなに高性能なドライヤーを使い、テクニックを駆使しても、それを活かす土台がなければ意味がありません。
プロの理容師に相談するメリット
- ドライヤーだけでキマるカット
プロの理容師は、あなたがドライヤーで乾かすだけで自然に形が決まるように、骨格や髪の生え癖を計算してカットします。これこそが最高の時短テクニックです。 - あなたの髪質に合った乾かし方を指導
硬い髪、柔らかい髪、クセのある髪など、髪質によって最適なドライヤーの当て方は異なります。プロがあなたの髪質を見極め、マンツーマンで正しい使い方を教えてくれます。 - 悩みを解決する提案
ボリュームが出にくい、サイドが膨らむといった悩みに対し、カットだけでなく、部分的なパーマなどを組み合わせることで、ドライヤーでのセットが劇的に楽になる提案をしてくれます。 - 道具選びのアドバイス
自分の髪質やしたいスタイルに合ったドライヤーはどのようなものか、プロの視点からアドバイスをもらうこともできます。
まとめ
メンズヘアセットにおいて、ドライヤーは脇役ではなく主役です。スタイリング剤に頼る前に、まずは日々のドライヤーの使い方を見直してみてください。それだけで、あなたの髪はもっと扱いやすく、スタイリッシュになるはずです。そして、そのドライヤーの力を最大限に引き出し、毎日のセットを本当に楽なものにしたいなら、ぜひ一度、信頼できる理容室でプロの技術を体験してみてください。髪型が変われば、毎日が変わります。
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