メンズヘアセットの悩み「べたつき」を解消!サラサラに仕上げる方法
時間をかけてヘアセットしたのに、時間が経つと髪がべたついて重くなってしまう。そんな経験はありませんか?髪のべたつきは、不潔な印象を与えかねない、多くの男性が抱える悩みの一つです。しかし、原因を知り、正しい対策を行えば、一日中サラサラで快適なスタイルをキープすることは可能です。この記事では、ヘアセットがべたつかないための方法を、原因から徹底解説します。
なぜ髪はべたつくのか?主な原因
まずは、なぜ自分の髪がべたついてしまうのか、その原因を知ることから始めましょう。
スタイリング剤のつけすぎ
最も多い原因がこれです。スタイルをキープしようとするあまり、無意識に多くの量を使ってしまい、髪が油分を吸収しきれずに表面に残ってしまうケースです。
スタイリング剤の選び間違い
自分の髪質や作りたいスタイルに合っていない、油分の多いスタイリング剤を選んでいる可能性もあります。特にツヤ感を重視したタイプは、量を間違えるとべたつきやすくなります。
髪や頭皮の皮脂
体質的に皮脂の分泌が多い方や、シャンプーで十分に汚れが落としきれていない場合、頭皮から分泌された皮脂が髪に移り、スタイリング剤の油分と混ざってべたつきを加速させます。
髪が完全に乾いていない
髪に水分が残ったままの状態でスタイリング剤をつけると、うまく馴染まずに表面で浮いてしまい、べたつきやスタイルの崩れの原因になります。
べたつかないスタイリング剤の選び方
べたつきを防ぐには、スタイリング剤選びが非常に重要です。
マット・ドライタイプのワックスを選ぶ
ツヤを出すシャインタイプよりも、油分が少なくサラッとした質感に仕上がるのが特徴です。特に、クレイ(粘土)成分が含まれたワックスや、ドライワックスと呼ばれるタイプは、セット力がありながらも軽い仕上がりになるのでおすすめです。
ヘアパウダーを活用する
スタイリングの仕上げに、髪の根元や表面に軽く振りかけることで、余分な皮脂やスタイリング剤の油分を吸着してくれる便利なアイテムです。髪をサラサラに保ち、ボリューム感をキープする効果も期待できます。
ジェルやグリースは使い方に注意
ウェットなツヤ感を出すジェルやグリースは、その特性上、油分や水分が多く含まれています。これらを使う場合は、量を最小限に抑え、毛先だけにつけるなど、ポイント使いに留めるのがべたつかせないコツです。
べたつかないヘアセットの正しい手順とコツ
スタイリング剤を付ける前の準備や、付け方の手順を見直すだけでも、仕上がりは大きく変わります。
ドライヤーで根元からしっかり乾かす
基本中の基本ですが、スタイリングの前には髪を根元から完全に乾かすことが鉄則です。髪が湿っていると、べたつきだけでなく、スタイルの持ちも悪くなります。
スタイリング剤は「少量」を「手のひら全体」に
適量(小豆一粒程度)を手に取り、両方の手のひら、指の間までのばし、完全に透明になるまで馴染ませます。この一手間をかけることで、髪に均一に塗布でき、付けすぎやムラを防ぎます。
髪の「内側」から「毛先中心」につける
べたつきやすい根元や頭皮を避け、まずは髪の内側から空気を入れるようにワックスを馴染ませます。その後、手に残ったごく少量のワックスで、表面や前髪の毛束を整えるのが正しい順番です。
仕上げにキープスプレーを軽く
スタイリングの最後に、少し離れた位置からキープスプレーを全体に軽く吹きかけましょう。スタイルを固定しつつ、湿気などによる崩れやべたつきを防いでくれます。
べたつきの根本解決は、プロの技術にあり
セルフケアで改善を目指すことも大切ですが、べたつきの悩みを根本から解消したいなら、プロの力を借りるのが最も確実な方法です。
べたつきにくいカット技術
プロの理容師は、髪の量を適切に間引くことで、髪内部の風通しを良くし、蒸れにくく、皮脂がたまりにくい状態を作ることができます。べたつきが気になるという悩みを伝えれば、それを考慮したカットを提案してくれます。
あなたの髪質に合ったスタイリング指導
あなたの髪質や頭皮の状態をプロが直接診断し、「どのタイプのスタイリング剤を、どのくらいの量使えば良いのか」を的確にアドバイスしてくれます。自己流で悩むよりも、はるかに早く最適な答えが見つかります。
頭皮ケアという専門的なアプローチ
理容室によっては、専用のクレンジング剤で頭皮の毛穴に詰まった皮脂を洗浄するヘッドスパなどのメニューを用意しています。頭皮環境を整えることは、べたつきの根本的な解決に繋がります。
まとめ
ヘアセットのべたつきは、スタイリング剤の選び方と付け方を見直すだけで、大きく改善することができます。まずは今日から実践できるコツを取り入れて、一日中快適なサラサラヘアを目指しましょう。そして、もし根本的な髪質や頭皮環境から改善したい、自分に本当に合ったべたつかないスタイルを見つけたいと願うなら、ぜひ一度、メンズヘアのプロである理容師にご相談ください。あなたの長年の悩みを解決する、最適な答えがきっと見つかります。