ヘアカラーの「トーン」とは?髪の明るさで印象を自在に操る方法
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理容室やサロンでヘアカラーをする際、「明るさはどのくらいのトーンにしますか?」と聞かれて、どう答えて良いか戸惑ってしまった経験はありませんか。実は、ヘアカラーの印象を決定づける最も重要な要素の一つが、この「トーン」と呼ばれる髪の明るさです。この記事では、ヘアカラーの基本となるトーンの意味から、トーンによる印象の違い、そして自分に似合うトーンの見つけ方まで、詳しく解説していきます。
Contents
まずは基本から、ヘアカラーの「トーン」を理解する
「トーン」という言葉を理解することが、理想のヘアカラーを叶えるための第一歩です。これを知るだけで、オーダーの際のコミュニケーションが格段にスムーズになります。
トーンの基本
- 髪の明るさを示す指標
「トーン」とは、髪の明るさの度合いを数字で分かりやすく表した指標のことで、サロンによっては「レベル」とも呼ばれます。一般的に、数字が小さいほど暗く(黒に近く)、数字が大きいほど明るい(黄色や白に近い)髪色を示します。 - なぜトーンが重要なのか
例えば、同じ「アッシュブラウン」という色でも、トーンが暗ければ落ち着いた知的な印象になり、トーンが明るければカジュアルで華やかな印象になります。つまり、色味だけでなく、どのくらいの明るさにするかを決めることが、なりたいイメージを実現するための基本となるのです。
トーン別、メンズヘアカラーの印象チャート
トーンの数字が具体的にどのくらいの明るさで、どのような印象を与えるのか、大まかな目安を見ていきましょう。
明るさ別の印象
- 4から6トーン(ダークトーン)
多くの日本人の地毛の明るさに近い、非常にナチュラルな範囲です。誠実で落ち着いた印象を与えたい場合や、規則の厳しいビジネスシーンにも最適な、清潔感のある明るさです。 - 7から9トーン(ミディアムトーン)
一般的に「茶髪」と認識される、自然な明るさの範囲です。黒髪特有の重たさがなくなり、柔らかく親しみやすい印象を与えます。さりげなく垢抜けた雰囲気を出したい方に最も人気のあるトーンです。 - 10から13トーン(ハイトーン)
はっきりとカラーリングしたことがわかる、明るい髪色です。カジュアルでおしゃれな印象が強く、ヘアスタイルでファッション性を楽しみたい方に適しています。 - 14トーン以上(ベリーハイトーン)
ブリーチ(脱色)が必須となる領域です。アッシュやシルバー、ホワイトといった、透明感あふれる非日常的なスタイルが可能になり、圧倒的な個性を表現できます。
「トーンアップ」と「トーンダウン」の注意点
現在の髪の明るさを変えたい場合、ただ明るくしたり、暗くしたりするだけでは、思わぬ失敗に繋がることがあります。
明るさを変える際のポイント
- トーンアップ(明るくする)する場合
現在の髪色より大幅に明るくしたい場合や、透明感のある色味にしたい場合は、ブリーチが必要になることがあります。ブリーチは髪に一定の負担をかけるため、施術後のダメージケアが重要になります。 - トーンダウン(暗くする)する場合
明るい髪から暗い髪へ染め直すのは、一見簡単そうに見えますが、実は注意が必要です。ダメージを受けた髪は染料を吸い込みやすく、思った以上に暗く沈んでしまったり、逆にすぐに色が抜けてしまったりすることがあります。
似合うトーンが分からない時は、プロの診断を
自分にどんな明るさが似合うのか、客観的に判断するのは非常に難しいものです。そんな時こそ、プロの理容師の知識と経験が役立ちます。
プロに相談するメリット
- パーソナルな提案力
プロの理容師は、お客様の肌の色や瞳の色、普段のファッション、そしてライフスタイル(職場環境など)を総合的に判断し、あなたの魅力を最大限に引き出してくれる最適なトーンを提案してくれます。 - 薬剤の正確なコントロール
同じ「10トーンのカラー剤」を使っても、髪が細い人と太い人とでは、仕上がりの明るさが変わってきます。プロは、その人の髪質を正確に見極め、薬剤の強さや放置時間を微調整することで、狙い通りのトーンを完璧に実現します。
まとめ
ヘアカラーの「トーン」は、あなたの印象を決定づける非常に重要な要素です。そして、その選択は、あなたの魅力を引き出すことも、逆に損なってしまうこともあるほど、慎重に行うべきものです。無数にある明るさの選択肢の中から、あなたを最も輝かせる「運命のトーン」を見つけ出すには、髪と色の専門家であるプロの理容師に相談するのが一番の近道です。ぜひ一度、信頼できるサロンで、あなただけのベストな明るさを見つけてみてはいかがでしょうか。
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