ヘアカラー後の洗髪が色持ちの鍵、正しい方法とタイミングを解説
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理容室で染めたばかりの、理想通りの美しい髪色。その輝きを一日でも長くキープしたいというのは、ヘアカラーを楽しむすべての方に共通する願いです。実は、その色持ちの良し悪しを大きく左右するのが、毎日行う「洗髪」です。カラーリング後のデリケートな髪に対して、いつ、どのように髪を洗うか。その正しい知識を持つことが、美しい髪色を長持ちさせるための最も重要な鍵となります。この記事では、ヘアカラー後の正しい洗髪のタイミングと手順について、基本から詳しく解説します。
Contents
なぜ洗髪でヘアカラーは色落ちするのか
まず、なぜ髪を洗うと色が落ちてしまうのか、その基本的なメカニズムを理解しておきましょう。
洗髪が色落ちに繋がる理由
- カラー直後の不安定な髪の状態
ヘアカラーの施術を受けた直後の髪は、表面を覆うキューティクルが開きやすく、非常にデリケートな状態になっています。この開いたキューティクルの隙間から、髪の内部に浸透させた色素が外部へと流出しやすいのです。 - 洗浄成分とお湯による影響
シャンプーに含まれる洗浄成分は、髪や頭皮の汚れを落とすのと同時に、開いたキューティクルから色素も洗い流してしまいます。また、熱いお湯はキューティクルをさらに開きやすくさせるため、色落ちを促進させる大きな原因となります。
カラー後の最初の洗髪、ベストなタイミングは?
多くの方が最も気になるのが、「染めた後、いつから髪を洗って良いのか」という点でしょう。色を定着させるための、非常に重要なポイントです。
最初の洗髪のタイミング
- 施術当日は避けるのが理想
ヘアカラー剤の色素が、髪の内部で化学反応を起こし、完全に定着して安定するまでには、一般的に24時間から48時間程度の時間が必要とされています。そのため、可能な限り施術当日の洗髪は避け、翌日の夜まで時間を置くのが理想的です。 - どうしても洗いたい場合
汗をかいたり、スタイリング剤が気になったりして、どうしても当日に髪を洗いたい場合は、シャンプー剤を使わず、ぬるま湯で優しくすすぐ「湯シャン」に留めておきましょう。これだけでも、頭皮の皮脂や汗、ほこりの多くは洗い流せます。
色持ちを格段に良くする、正しい洗髪の全工程
色持ちを良くするためには、シャンプーで「洗う」行為だけでなく、その前後のプロセスも含めた一連の流れを丁寧に行うことが大切です。
正しい洗髪の5ステップ
- 工程1
洗う前のブラッシング
乾いた状態で髪を優しくブラッシングし、髪表面のホコリや汚れを落とし、もつれをほどいておきます。これにより、シャンプー時の泡立ちが良くなり、髪への摩擦を軽減できます。 - 工程2
ぬるま湯での予洗い
シャンプーをつける前に、38度程度の熱すぎないお湯で、髪と頭皮を1分以上かけてしっかりと予洗いします。汚れの大部分がこの段階で落ちるため、シャンプーの使用量を抑えることにも繋がります。 - 工程3
優しいシャンプー
カラーケア用の洗浄力がマイルドなシャンプーを手のひらでよく泡立て、頭皮を指の腹でマッサージするように優しく洗います。髪の毛自体は、泡を全体に行き渡らせるように揉み込むだけで十分です。 - 工程4
トリートメントで栄養補給と保護
シャンプーでアルカリ性に傾いた髪を、トリートメントで弱酸性に戻し、キューティクルを引き締めます。これにより、色素の流出を防ぎ、同時に髪に必要な水分と油分を補給します。 - 工程5
タオルドライと素早い乾燥
髪が濡れている時間は、キューティクルが開き、色が抜けやすい状態です。吸水性の良いタオルで優しく叩くように水分を取り、洗い流さないトリートメントをつけた後、速やかにドライヤーで乾かしましょう。
正しい洗髪でも色落ちが早い…そんな時は
セルフケアを徹底しても、なお色落ちが早いと感じる場合は、髪そのものの状態に原因があるかもしれません。
髪からのサイン
- ダメージの蓄積が根本原因かも
カラーやパーマの繰り返しでダメージが蓄積し、髪の内部がスカスカの状態になっていると、いくら優しく洗っても色素を留めておくことができません。 - プロによる髪質診断
なぜ自分の髪は色落ちしやすいのか、その根本的な原因をプロの理容師が正確に診断してくれます。ダメージレベルや髪質に合わせた、最適な解決策を見つけることができます。 - 色持ちを良くするサロンケア
ダメージを内部から補修するサロントリートメントや、髪への負担を最小限に抑えるカラー施術など、サロンでしかできない専門的なケアが、色持ちの良い健康な髪の土台を作ります。
まとめ
美しいヘアカラーを一日でも長く楽しむためには、カラー後のタイミングから始まる、日々の正しい洗髪習慣が何よりも不可欠です。ご紹介したステップを実践するだけでも、色持ちはきっと変わってくるはずです。もし、セルフケアだけでは解決しない色落ちの悩みがあるならば、それはあなたの髪が専門的なケアを必要としているサインかもしれません。ぜひ一度、信頼できる理容室で、髪の専門家にご相談ください。
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