グリースを付けたまま運動しても大丈夫?汗に強いスタイリングのコツ
ジムでのトレーニングやスポーツなど、アクティブに体を動かす日でも、ヘアスタイルは格好良く保ちたいものです。スタイリング剤として人気のヘアグリースですが、「付けたまま運動しても良いのだろうか」「汗で崩れたり、肌に付いたりしないか」といった疑問や心配をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ヘアグリースを付けて運動する際の気になる点について解説するとともに、汗をかく日でも快適にスタイリングを維持するためのコツや注意点をご紹介します。
運動中の汗でグリースは崩れるのか
多くの方が最も気にされるのが、汗によるスタイリングの崩れでしょう。この点については、使用するグリースの種類によって耐性が異なります。グリースには大きく分けて「水性」と「油性」の二種類が存在します。
現代の主流である水性グリースは、その名の通り水を主成分としているため、シャンプーで簡単に洗い流せるという利便性があります。しかしその反面、多量の汗をかくと水分によってグリースが再乳化し、セット力が弱まったり、艶感が失われたりする可能性があります。
一方で、伝統的な油性グリースは油を主成分としており、水を弾く性質を持っています。そのため、水性グリースに比べて汗や湿気に強く、作ったスタイルが崩れにくいという特徴があります。
汗で流れたグリースによる肌への影響
運動中に汗をかくと、スタイリング剤が汗と一緒に流れて、おでこや首筋などの肌に触れることがあります。基本的に、品質が確かな製品であれば、少量肌に付着したからといって、直ちに大きなトラブルになることは考えにくいです。しかし、肌が敏感な方の場合、刺激を感じる可能性もゼロではありません。また、汗と混ざったスタイリング剤が目に入ると、しみて不快に感じることがありますので注意が必要です。いずれにしても、肌や頭皮の健康を考えれば、運動後はできるだけ早く洗い流すことが望ましいと言えます。
運動する日におすすめのスタイリングとグリースの使い方
アクティブに過ごす日でもスタイリングを楽しむためには、少しの工夫が有効です。まずヘアスタイルは、汗をかいても邪魔になりにくい、オールバックやタイトな七三分けなど、顔周りをすっきりとまとめたものがおすすめです。
使用するグリースは、セット力が強く、比較的汗に強いハードタイプのものや、伝統的な油性グリースを選ぶと良いでしょう。付け方のコツは、普段よりもやや少なめの量を意識し、髪全体に薄く均一に馴染ませることです。付けすぎてしまうと、汗と混ざった際にベタつきがひどくなる原因になります。
運動後のヘアケアの重要性
運動後のケアは非常に重要です。汗や皮脂、そしてスタイリング剤が混ざり合った状態で長時間放置することは、毛穴の詰まりや頭皮トラブルの原因になりかねません。運動を終えたら、できる限り速やかにシャワーを浴び、シャンプーで丁寧に汚れを洗い流しましょう。特にセット力の強いグリースや油性のグリースを使用した日は、シャンプー前の予洗いを念入りに行ったり、二度洗いをしたりして、頭皮と髪を清潔な状態に戻すことを心がけてください。
機能性を重視したサロン専売品という選択肢
もし、運動時のスタイリングについてお悩みでしたら、ぜひヘアサロンでご相談ください。サロンで取り扱っている専門の製品の中には、セット力や持続性、耐水性といった機能面を特に重視して開発されたものもございます。お客様のライフスタイルや髪質、求めるスタイルに合わせて、プロの視点から最適なスタイリング剤をご提案させていただきます。
まとめ
ヘアグリースを付けて運動する際は、製品の特性を理解し、シーンに合わせた選び方や使い方をすることが大切です。そして、何よりも重要なのが運動後の丁寧なヘアケアです。正しい知識とケアを実践すれば、アクティブな日でも、妥協することなくヘアスタイルのおしゃれを楽しむことができるでしょう。