濡れ感で選ぶおすすめグリース|理想のウェットヘアを作る選び方
メンズヘアスタイルのトレンドとして、今や完全に定着した「濡れ感」のあるウェットヘア。髪が潤っているかのようなその質感は、大人の色気と清潔感を両立させ、いつものヘアスタイルをお洒落で洗練された印象へと格上げしてくれます。
この人気の「濡れ感」スタイルを作るための主役となるスタイリング剤が、「ヘアグリース」です。しかし、市場には数多くのグリースが溢れており、「自分の理想の濡れ感を出すには、どの製品がおすすめなのだろう?」と、その選び方に迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、あなたに最適なおすすめの「濡れ感」を持つグリースを見つけるための、選び方のポイントと使い方について詳しく解説していきます。
まずは知りたい、グリースの「濡れ感」の種類
おすすめの製品を探す前に、まずグリースが生み出す「濡れ感」にも、その度合いによって種類があることを理解するのが、理想のスタイルへの近道です。
強めのウェット感(ハイウェット)
まるでシャワーを浴びた後のような、みずみずしく強い濡れた質感が特徴のタイプです。光を強く反射し、髪の動きや束感をシャープに際立たせます。リッジを強調したいパーマスタイルや、タイトでクラシカルなスタイルに最適で、モードでエッジの効いた雰囲気を演出します。
自然なハーフウェット感(ナチュラルウェット)
やりすぎ感のない、半乾きのような自然でさりげない濡れ感が特徴のタイプです。上品で清潔感のある印象を与えるため、作り込みすぎていないナチュラルなスタイルや、きちんと感が求められるビジネスシーンにも対応できます。
【なりたいスタイル別】おすすめの濡れ感グリースの選び方
ご自身が目指すヘアスタイルによって、おすすめの「濡れ感」の種類は変わってきます。
パーマスタイルにおすすめの濡れ感
パサついて見えがちなパーマヘアには、カールの立体感と潤いを強調できる「ハイウェット」な質感のグリースがおすすめです。ねじれた束感(リッジ)がくっきりと見え、一日中色気のある動きを表現することができます。
センターパート・マッシュスタイルにおすすめの濡れ感
作り込みすぎていない、自然な毛流れが魅力のスタイルには、「ナチュラルウェット」な質感が最適です。さりげない濡れ感が、髪に上品なまとまりと束感を与え、エフォートレスでお洒落な雰囲気を演出します。
七三分け・オールバックにおすすめの濡れ感
これらのクラシックなスタイルが持つ、フォーマルで品格のある雰囲気をさらに高めるためには、しっかりと濡れた質感に見える「ハイウェット」なグリースがおすすめです。美しい毛流れと艶が、スタイルを格上げしてくれます。
グリースの濡れ感を最大限に引き出す使い方
選んだグリースの濡れ感を最大限に引き出すには、その使い方が非常に重要です。最も効果的なのは、タオルドライ後の、髪に水分が適度に残っている「ハーフウェット」の状態でグリースを付けることです。髪が持つ水分とグリースの油分が混ざり合うことで、最も美しく、みずみずしい濡れ感が生まれます。手に取ったグリースは、手のひらで透明になるまでしっかりと伸ばし、髪全体にムラなくコーティングするように付けることも、均一な質感を出すための鍵となります。
「濡れ感」と「セット力」のバランスで選ぶ
理想の濡れ感を追求するあまり、もう一つの重要な要素である「セット力」を見過ごしてはいけません。いくら質感が理想的でも、セット力が不足していては、そもそもヘアスタイルを維持することができません。ご自身の髪質や作りたいスタイルに必要なセット力を備えつつ、理想の濡れ感を表現できる、この二つのバランスが取れた製品を選ぶことが、グリース選びで最も大切なポイントです。
あなただけの「おすすめの濡れ感」はサロンで見つかる
市販されている人気の製品が、必ずしもあなたの髪質で、あなたが思い描く理想の濡れ感を出せるとは限りません。本当の意味であなたに「おすすめ」できる一品とは、私たちプロのスタイリストが、お客様一人ひとりの髪質、ダメージの度合い、そして求める雰囲気を総合的に判断し、数ある製品の中から責任を持って選び抜いたものです。サロン専売品には、ベタつくことなく上品な濡れ感だけを表現するような、質感に徹底的にこだわった高品質な製品が数多く揃っています。
まとめ
おすすめの濡れ感を持つグリースを見つけるためには、まずご自身が「強めのウェット感」と「自然なハーフウェット感」のどちらを求めているのかを明確にすることが第一歩です。そして、その効果を最大限に引き出す正しい使い方をマスターすることで、あなたのスタイリングは格段に洗練されるはずです。あなた史上最高の濡れ感を手に入れるために、ぜひ一度、サロンで私たちプロの提案を受けてみてはいかがでしょうか。