髪につやを与える整髪料の選び方|品格を高めるグロス系製品の使い方
近年、男性の髪型におきましても、ただ単に形を整えるだけでなく、潤いのある「つや(グロス)」を上品に加えて、清潔感や品格を演出することが、一つの大切な流れとなっております。しかしその一方で、一歩間違えると不自然なべたつきに見えてしまったり、そもそもどの製品を選べば良いのか分からなかったりと、髪につやを出す整髪料に、少し苦手な意識をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、髪につやを与える整髪料の基本的な考え方と、ご自身の髪型をより魅力的に見せるための選び方や使い方について、専門家の視点からご説明いたします。
「つや」がもたらす印象の変化
そもそも、なぜ髪につやを出すのでしょうか。それには、いくつかの大切な理由がございます。まず、髪に潤いと自然な光沢があることで、その人自身が健康的で、日々の手入れが行き届いている、という好印象を与えることができます。また、乾燥によるぱさつきを抑え、髪のまとまりを良く見せる効果もございます。パーマをかけた髪のカールや、櫛で整えた毛流れなどを、よりはっきりと、そして立体的に見せるためにも、つやは重要な役割を果たします。特にビジネスの場面などでは、この清潔感が信頼感を高めるための、大切な要素となり得るのです。
優れた「グロス系整髪料」が持つべき条件
私ども髪の専門家が、お客様におすすめする「つや」を出すための整髪料を選ぶ際には、いくつかの厳しい基準がございます。まず何よりも、油でべたついたような不自然な光沢ではなく、まるで髪が内側から潤っているかのような、みずみずしく「品のある、自然な光沢」であること。次に、美しいつやと同時に、作り上げた髪型を一日を通してしっかりと維持できる、「確かな保持力」も兼ね備えていること。そして、べたつきが少なく、髪が重くなりすぎない「快適な使用感」と、毎日のシャンプーで髪や頭皮に負担をかけることなく、簡単かつきれいに洗い流せる「優れた洗浄性」です。
私どもが信頼する、洗練された一品
私どもがお客様にご提案する、つやを出すための整髪料の中に、プロの厳しい要求に高い水準で応えてくれる、非常に洗練された製品がございます。その一つが、専門家向けに開発された「エレベート ウォータリーグロス/6F」です。この製品がなぜ私たちの信頼を得ているのかと申しますと、それは、先ほど挙げた「品のあるつや」と、製品名にある数字がそのレベルを示している通りの「高い保持力」、そして「快適な使用感」を、見事なまでに実現しているからに他なりません。髪に潤いを与えながら、大人の男性にふさわしい知的で清潔感のある髪型を創り出すという、明確な思想に基づいて開発された、まさにプロの仕事にふさわしい一品です。
つやを活かすための基本的な使い方
髪につやを与えるタイプの整髪料は、そのほとんどが、髪が少し湿った状態でお使いいただくことで、最もその効果を発揮します。お風呂上がりにタオルで水気をよく拭き取った後、あるいは朝に霧吹きなどで髪を湿らせた状態から始めます。製品を適量手に取り、手のひら全体に薄く均一に広げた後、髪の根元近くから毛先に向かって、手ぐしを通すようにして全体になじませてください。その後、櫛や手ぐしで毛流れなどの形を整え、そのまま自然に乾かすか、ドライヤーの弱い風で優しく乾かすことで、美しいつやと共に髪型が固定されます。
なりたい自分に合わせた、最適な「つや」を選ぶために
つやを出す整髪料と一口に申しましても、その光沢の度合いや固定力の強さは、製品によって千差万別です。ご自身の髪質や、目指す髪型、そしてどのような場面でお使いになるのかによって、最適な「つや」の加減は異なります。その繊細な見極めこそが、ご自身の印象をより洗練されたものにするための、大切な鍵となるのです。お客様との対話を通じて、その方に本当に合った製品を選び出し、最高の仕上がりを実現するためのお手伝いをさせていただくことこそ、私ども髪の専門家の役割です。
上質な「つや」を味方に、新しい自分へ
髪に上質なつやをまとうことは、ご自身の印象を格上げし、日々の生活に自信と潤いをもたらしてくれる、一つの優れた自己表現です。これまでつやを出す整髪料を敬遠されていらっしゃった方も、ご自身に合った一品と出会うことで、新しい髪型づくりの楽しさを発見できるかもしれません。製品の選び方や使い方について、何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に、私どもにご相談くださいませ。