デザインカットの注文で失敗しないために。理容室で理想を叶える3つのステップ

理容室の椅子に座り、「どのようにしますか？」と聞かれたとき、自信を持ってヘアスタイルの注文ができているでしょうか。「どう伝えればいいか分からない」という少しの不安が、理想のヘアスタイルを遠ざけているかもしれません。この記事では、デザインカットで失敗しないための、具体的で簡単な「注文」の3つのステップをご紹介します。これを読めば、次の理容室ではもっとリラックスして、理想の自分に出会えるはずです。

なぜヘアスタイルの「注文」は難しいのか

多くの人がヘアスタイルの注文に難しさを感じるのには、いくつかの理由があります。まずはその原因を知ることで、解決の糸口が見えてきます。

理想が曖昧なまま伝えてしまう

• 抽象的な言葉のワナ
  「かっこよく」「さっぱりと」「いい感じに」といった言葉は、とても便利ですが、人によって解釈が大きく異なります。自分の中でのイメージが固まっていないまま、こうした抽象的な言葉で注文してしまうと、理容師との間にイメージのズレが生じやすくなります。
• 完成形が見えない不安
  洋服のように試着ができないヘアスタイルは、カットが終わるまで完成形が分かりません。そのため、注文の段階で「本当にこれで似合うだろうか」という不安が生まれ、明確な要望を言いにくくなることがあります。

専門家（理容師）との知識の差

• 専門用語への壁
  ヘアスタイルに関する専門用語を知らないため、「こんなことを言っても伝わらないかもしれない」と感じてしまい、注文をためらってしまうことがあります。
• 遠慮してしまう心理
  「プロに任せた方が良いだろう」「素人が細かいことを言うのは失礼かもしれない」といった遠慮から、自分の希望を十分に伝えきれないケースも少なくありません。

失敗しない注文法【ステップ1：イメージの具体化】

最初のステップは、あなたの中にある漠然とした理想を、理容師と共有できる「具体的な形」にすることです。

写真を使うのが最も効果的

• イメージのズレをなくす
  理想のヘアスタイルの写真を見せるのが、最も簡単で確実な方法です。言葉で10分説明するよりも、1枚の写真の方が正確にイメージを共有できます。
• どこが好きなのかを伝える
  写真を見せるときは、「この全体の雰囲気が好き」「この襟足のすっきり感がいい」というように、写真のどの部分が特に気に入っているのかを指し示しながら伝えると、より精度が高まります。

「好き」と「嫌い」を明確にする

• なりたいイメージ
  「爽やかな印象にしたい」「大人っぽく見せたい」など、ヘアスタイルを通してどのような自分になりたいのか、その方向性を伝えましょう。
• なりたくないイメージ
  「前髪が目にかかるのは避けたい」「ビジネスシーンに合わない派手な髪型はNG」など、避けたいスタイルを伝えることも、失敗を防ぐ上で非常に重要です。

失敗しない注文法【ステップ2：ライフスタイルの共有】

次のステップは、あなたの日常について伝えることです。ヘアスタイルは、あなたの生活の一部であり、ライフスタイルに合っていることがとても大切です。

普段のスタイリング方法を伝える

• 使うもの、かけられる時間
  普段、ワックスやジェルなどのスタイリング剤を使うか、使うならどのようなタイプか、そして朝のスタイリングにどれくらい時間をかけられるかを伝えましょう。それによって、理容師はあなたのスタイリング能力に合わせた、再現性の高い髪型を提案してくれます。
• セットが苦手な場合も正直に
  「スタイリングは苦手で、できれば何もしなくても決まる髪型がいい」という要望も、正直に伝えることが大切です。

あなたの「日常」を伝える

• 仕事と服装
  普段スーツを着るのか、オフィスカジュアルなのか、あるいは作業着なのか。あなたの仕事環境やファッションスタイルを伝えることで、それにマッチしたヘアスタイルを提案してもらえます。
• 趣味や休日の過ごし方
  スポーツをする、帽子をよくかぶるなど、休日の過ごし方もヘアスタイルに関わってきます。あなたの日常に寄り添ったスタイルこそが、最高のデザインカットと言えます。

失敗しない注文法【ステップ3：プロの提案を引き出す】

最後のステップは、これまでの情報を基に、理容師の専門的な知識と技術を最大限に引き出すことです。

髪の悩みを正直に相談する

• 「注文」から「相談」へ
  「注文」という一方的な伝え方だけでなく、「髪が広がりやすいのですが、どうにかなりますか？」「頭の形が良く見えるようにできますか？」といったように、「相談」する姿勢が大切です。あなたの悩みを共有することで、理容師は解決策としてのカットを提案してくれます。
• プロにしか分からないこともある
  自分では短所だと思っていた癖毛が、実はパーマのような動きを出す長所になることもあります。悩みを打ち明けることで、新たな可能性が見つかるかもしれません。

まとめ

デザインカットの注文は、一方的に要望を伝える作業ではありません。あなたの理想とライフスタイルを伝え、それに対して理容師がプロの技術と知識で応える、いわば「対話」であり「共創」です。今回ご紹介した3つのステップを意識すれば、理容師はあなたの最高のパートナーとなり、理想のヘアスタイルを一緒に創り上げてくれるはずです。自信を持って注文し、理-
理容室での時間を楽しんでください。

FRESHNESS BARBER shop

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古賀昌平(こがしょうへい)

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天神大牟田線・西鉄小郡駅前のメンズヘアサロン「FRESHNESS BARBER shop」の広報担当です。福岡県出身。学生時代は水泳部に所属。趣味は、漫画やアニメを見ること（HUNTER×HUNTER、NARUTO -ナルト-、BLEACHなど）。