大学生のワックスの使い方|初心者でも失敗しない、基本の「キ」
はじめに:そのワックス、君の魅力を最大限に引き出せているか?
大学デビューを機に、初めてヘアワックスを手に取った人も多いだろう。それは、自分をおしゃれに、そして大人っぽく見せるための、まさに「魔法のアイテム」だ。しかし、なんとなく自己流で使ってみて、髪が不自然にベタついたり、固まりすぎたりして、理想のスタイルとは程遠い結果になっていないだろうか?この記事では、ワックス初心者の大学生が知っておくべき、選び方と使い方、そして、その仕上がりを劇的に変える「根本的な秘密」について解説する。
すべてはここから。ワックス選びの基本
ワックス選びで失敗しないための最初のステップは、「自分の髪質」と「なりたい仕上がり」を理解することだ。ワックスには、セット力の強弱、ツヤの有無など、様々な種類がある。例えば、硬くて太い髪質の人はセット力の強いハードタイプを、柔らかく細い髪質の人は動きを出しやすいファイバータイプや、ふんわり仕上がるクリームタイプを選ぶのが基本だ。自分がどんな髪質で、どんな雰囲気になりたいのかを考えることが、最適なワックスとの出会いに繋がる。
これで失敗しない!ベタつかないワックスの正しい使い方
ワックスがベタつく最大の原因は、「量の多さ」と「付け方」にある。まず、ワックスの量は「小豆一粒大」が鉄則。それを手のひらに取り、両手をこすり合わせ、指の間まで含めて、完全に透明になるまでしっかりと伸ばす。この「伸ばす」作業が最も重要だ。そして、髪の表面から付けるのではなく、髪の内側から手を入れて、根元付近から全体に空気を送り込むように馴染ませる。全体にまんべんなく行き渡ったら、最後に指先で毛束をつまむようにして、全体のシルエットを整えれば完成だ。
スタイリングの仕上がりを左右する「ドライヤー」の重要性
実は、ワックスを付ける前の「ドライヤーでの土台作り」が、スタイリングのクオリティを大きく左右する。髪を濡らした後に乾かす際、なりたい髪型のベースを作ってしまうのだ。例えば、トップにボリュームが欲しいなら、髪の根元を持ち上げながら温風を当てる。前髪を自然に流したいなら、流したい方向とは逆方向に一度乾かしてから、本来の方向に戻すと、ふんわりとした毛流れが生まれる。この一手間を加えるだけで、使うワックスの量を最小限に抑えられ、スタイルも格段に長持ちする。
なぜ、サロンでセットしてもらうと、あんなに格好良く決まるのか
多くの人が、理容室やヘアサロンでセットしてもらった後の完璧な仕上がりに感動した経験があるだろう。それは、単に理容師のワックスの付け方が上手いからだけではない。その根本的な理由は、君の髪が「ワックスでセットしやすいように、完璧にカットされているから」なのだ。
すべての土台となる、プロフェッショナルのカット技術
束感が自然に生まれるように、毛先の量を微調整したり、ドライヤーだけで理想の毛流れができるように、髪の方向性を見極めてカットしたり。こうしたプロの技術があるからこそ、君は自宅で簡単なスタイリングをするだけで、サロン帰りのようなスタイルを再現できる。つまり、最高のヘアスタイリングは、最高のカットという土台があってこそ初めて可能になるのだ。
ワックスを味方につけて、新しい自分を楽しもう
正しいワックスの使い方をマスターすれば、毎日のヘアセットが楽しくなり、自分の新しい魅力に気づくきっかけにもなる。そして、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、プロによる完璧なカットが不可欠だ。君の髪質と理想のスタイルを深く理解してくれる理容師に、最高の土台作りを相談してみませんか。ワックスを真の味方につけて、自信に満ちた最高の大学生活を送ってほしい。