マッシュヘアのもみあげは剃るべき?重さを解消し、おしゃれに見せる方法
柔らかい丸みと、独特の毛束感が魅力のおしゃれなマッシュヘア。メンズヘアスタイルの定番として絶大な人気を誇りますが、その魅力である「重さ」が、一歩間違えると野暮ったさや子供っぽい印象に繋がってしまうこともあります。その印象を劇的に変え、マッシュヘアを最高におしゃれに見せる鍵こそ、もみあげを「剃る(刈り上げる)」という選択肢にあるのです。
この記事では、マッシュヘアを格上げする、もみあげの処理方法について、その効果や具体的なデザインを徹底的に解説していきます。
なぜ、マッシュヘアにもみあげを「剃る」選択が人気なのか
なぜ、多くのマッシュヘアで、もみあげを剃る(刈り上げる)スタイルが取り入れられているのでしょうか。それには、デザインと機能の両面で、明確な理由があります。
- 理由1:重さと軽さの絶妙なバランス
マッシュヘアが持つ、やや重めのシルエット。そのサイド部分をすっきりと刈り上げることで、スタイル全体に「軽さ」と「メリハリ」が生まれます。この重さと軽さの絶妙なコントラストこそが、現代的なマッシュスタイルをおしゃれに見せる最大のポイントです。 - 理由2:清潔感のプラス
どうしても重たい印象になりがちなマッシュヘアですが、耳周りをクリーンに剃り上げることで、清潔感が格段にアップします。爽やかさと、おしゃれな雰囲気を両立させることができるのです。 - 理由3:サイドの膨らみを根本から解消
特に髪が硬かったり、量が多かったりして、サイドが横に膨らんでしまいやすい方にとって、内側を刈り上げるこの方法は、悩みを根本から解決してくれます。頭の形がコンパクトに、きれいに見えるという大きなメリットがあります。
もみあげの処理方法【剃る派 vs 剃らない派】
マッシュヘアのもみあげの処理方法は、大きく2つのスタイルに分けられます。あなたのなりたいイメージに合わせて選びましょう。
- 剃る派(ツーブロック)のスタイル
特徴
もみあげを含むサイドを、バリカンなどで短く刈り上げ、上からマッシュの髪をかぶせるスタイル。現在最も主流なデザインです。
おすすめな人
清潔感を出したい人、髪の量が多くて膨らみやすい人、毎日のスタイリングを楽にしたい人。
剃り方のポイント
刈り上げるミリ数によって印象をコントロールします。一般的には、自然に見える6mm前後が人気です。 - 剃らない派(ナチュラル)のスタイル
特徴
もみあげを剃らずに、ハサミで長さや濃さを調整し、サイドの髪へと自然に繋げるスタイルです。
おすすめな人
より柔らかく、中性的な雰囲気が好きな人。校則などで刈り上げが禁止されている学生の方。
整え方のポイント
伸ばしっぱなしにするのではなく、スキバサミなどで毛量を調整し、「軽さ」を出すことが野暮ったく見せないための秘訣です。
自宅でできる。マッシュのもみあげメンテナンス
次回のカットまでの間、清潔感をキープするためのセルフケア方法です。
ツーブロックスタイルの場合は、伸びてきた刈り上げ部分の根元を、バリカンやトリマーで処理します。この時、上にかぶさる長い髪を、ヘアクリップなどで正確に分けておくことが、失敗しないための最も重要なポイントです。ナチュラルに残している場合は、長くなりすぎた毛先をハサミで微調整したり、輪郭周りの産毛をシェーバーで剃ったりする程度に留めましょう。
マッシュと剃りの調和は、プロの理容師だからこそ生み出せる
セルフケアでのメンテナンスも大切ですが、マッシュヘアのデザインの根幹は、プロの理容師にしか作れません。
- 相反する要素を融合させるカット技術
プロは、「マッシュの柔らかい丸み」と、「刈り上げのシャープなライン」という、本来は相反する2つの質感を、カット技術で自然に調和させます。この刈り上げ部分と、上にかぶさる髪との境界線を、いかに自然に「馴染ませる」か、そこがプロの腕の見せ所なのです。 - 骨格に合わせた最適なバランス設計
あなたの頭の形や髪質を正確に見極め、どこからどこまでを、何ミリで剃る(刈り上げる)のが最もバランスが良いかを、ミリ単位で設計してくれます。
オーダーする際は、「サイドはツーブロックですっきりさせたいマッシュでお願いします」といった具体的な要望や、理想のスタイルの写真を見せるのが最も確実です。
最高のバランスと、計算され尽くした美しいシルエット。それを求めるなら、ぜひ一度、プロの理容師にご相談ください。あなたのマッシュヘアを、かつてないほど洗練されたスタイルへと導いてくれるはずです。