もみあげを剃ってすっきりとさせたいのに、剃るたびに肌がヒリヒリしたり、赤みやブツブツができてしまったりする。そんな辛い肌荒れに悩んでいませんか。清潔感を得るための手入れが、かえって肌トラブルの原因になってしまうのは避けたいものです。その肌荒れ、実は日々の間違った剃り方が原因かもしれません。
この記事では、もみあげを剃ると肌が荒れてしまう主な原因と、それを防ぐための正しいセルフケアの方法、そして肌が弱い方こそ知ってほしいプロによる解決策を詳しく解説します。
もみあげを剃ると肌が荒れる、主な原因
なぜ、もみあげを剃ると肌が荒れてしまうのでしょうか。その原因は一つではありません。
- カミソリによる物理的な刺激
カミソリの刃は、毛を剃ると同時に、肌表面の角質層まで削り取ってしまいます。これにより、肌を守るバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすい無防備な状態になってしまうのです。
- 不衛生な道具の使用
何度も使った古いカミソリの刃や、手入れを怠ったシェーバーには、目に見えない雑菌が繁殖しています。その雑菌が、シェービングによる細かな傷から肌の内部に侵入し、炎症やニキビなどの肌トラブルを引き起こします。
- 間違った剃り方
早く剃ろうと力任せにゴシゴシこすったり、何度も同じ場所を往復したりする行為は、肌へのダメージを増大させます。また、毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」は、深剃りできる反面、肌への負担が非常に大きい剃り方です。
- 剃った後のケア不足
シェービング後の肌は、バリア機能が低下し、水分が蒸発しやすい非常に乾燥した状態です。ここで保湿ケアを怠ると、乾燥が進み、さらなる肌荒れを招いてしまいます。
肌荒れを防ぐ!もみあげの正しいセルフケア手順
肌荒れを防ぐためには、「剃る前」「剃る時」「剃った後」の3つのステップで、肌をいたわることが重要です。
【剃る前】準備編
- 肌と毛を温めて柔らかくする
洗顔後、蒸しタオルを当てるなどして、肌と毛を十分に温め、柔らかくしておきましょう。毛が柔らかくなることで、スムーズに剃ることができます。
- 清潔な道具を用意する
カミソリの刃は、定期的に新しいものに交換しましょう。電気シェーバーも、こまめに掃除して清潔を保つことが大切です。
- シェービング剤をたっぷり使う
肌とカミソリの刃の間のクッションとなる、シェービングジェルやフォームをたっぷりと使い、肌への負担を軽減させましょう。
【剃る時】実践編
- 優しく、力を入れずに剃る
カミソリを肌の上で「滑らせる」ようなイメージで、力を入れずに剃り進めます。
- 毛の流れに沿って「順剃り」する
まずは毛の流れに沿って剃る「順剃り」を基本とします。どうしても剃り残しが気になる場合のみ、最後に逆剃りをしますが、その際も細心の注意を払いましょう。
【剃った後】ケア編
- 冷やして毛穴を引き締める
ぬるま湯で洗い流した後、冷たい水や清潔な冷たいタオルで肌を優しくパッティングし、開いた毛穴を引き締めます。
- 徹底的に保湿する
アルコール成分の入っていない、低刺激の化粧水でたっぷりと水分を補給し、その後、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎます。この保湿ケアが、肌荒れ防止の最も重要な鍵となります。
敏感肌の人こそ「プロのシェービング」を選ぶべき理由
セルフケアを丁寧に行っても肌荒れしてしまう、という敏感肌の方にこそ、ぜひ一度体験してほしいのが、理容室で行うプロのシェービングです。
- 肌への負担を最小限に抑えるプロの技術
プロの理容師は、お客様一人ひとりの肌質や毛質を見極め、最適な刃の角度や力加減で施術を行います。肌を優しく引っ張りながら剃る「張り手」という専門技術を駆使し、肌への負担を最小限に抑えながら、根本からの深剃りを実現します。
- 徹底された衛生管理
理容室では、法律に基づき、お客様一人ごとに道具を消毒または交換することが義務付けられています。そのため、雑菌による肌荒れのリスクがなく、絶対的な安心感の中で施術を受けることができます。
- 単なる髭剃りではない「スキンケア」
プロのシェービングは、完璧に温度管理された蒸しタオルでのリラクゼーションから始まり、肌をいたわる丁寧なシェービング、そして専門のローションやパックを使った鎮静・保湿ケアで終わります。それは、肌をいたわる極上の「スキンケア」コースなのです。
もみあげを剃るたびに起こる肌荒れに、もう悩む必要はありません。肌トラブルを根本から解決し、最高の仕上がりと安心感を手に入れるために、ぜひ一度、シェービングの専門家であるプロの理容師にご相談ください。
ABOUT ME

天神大牟田線・西鉄小郡駅前のメンズヘアサロン「FRESHNESS BARBER shop」の広報担当です。福岡県出身。学生時代は水泳部に所属。趣味は、漫画やアニメを見ること(HUNTER×HUNTER、NARUTO -ナルト-、BLEACHなど)。