【毛量が多い男性へ】ドライヤーの使い方一つで、髪は、まとまる。プロの「乾かし方」講座
「髪の量が多くて、ドライヤーで乾かすのに、時間がかかる…」
「乾かしても、ただ、膨らむだけで、全く、スタイルがまとまらない…」
毛量が豊かな男性にとって、お風呂上がりの「ドライヤー」は、時に、面倒で、そして、悩ましい、時間かもしれません。
しかし、もし、あなたが、ただ、漠然と、髪に温風を当てているだけだとしたら。それは、あなたの、素晴らしい髪のポテンシャルを、活かしきれていない、非常にもったいない状態です。
ドライヤーは、単に、髪を乾かすための、道具ではありません。
それは、あなたの髪を、完璧にコントロールし、スタイリングの土台を創り上げるための、最も、強力な「スタイリングツール」なのです。
今回は、そんな、プロが実践する、正しいドライヤーの使い方について、解説していきます。
なぜ、ただ乾かすだけでは、ダメなのか
まず、ただ、がむしゃらに、髪を乾かすだけでは、なぜ、スタイルがまとまらないのか、その原因を、理解しておきましょう。
- 髪の根元が、乾ききらず、雑菌や、ニオイの原因になる。
毛量が多いと、髪の表面は乾いても、密集した、根元や、頭皮は、湿ったまま、ということが、少なくありません。これが、頭皮トラブルや、嫌なニオイの、原因となります。
- 髪が、四方八方に広がり、膨らんでしまう。
髪の根元が、様々な方向に、向いたまま、乾いてしまうため、スタイルが、まとまらず、大きく、膨らんでしまいます。
- スタイリングの、土台ができておらず、ワックスが効かない。
髪の形が、整っていないため、その上から、ワックスなどを付けても、効果が、半減してしまいます。
髪を「抑え」「整える」、プロのドライヤー術・4ステップ
これらの問題を、全て解決し、あなたの髪を、最高の状態へと導く、プロの「乾かし方」は、以下の4つの工程で、成り立っています。
工程1:完璧な「タオルドライ」が、全ての始まり
まず、ドライヤーを、使う前に、タオルで、徹底的に、水分を、拭き取ります。この時、ゴシゴシと、髪を擦るのではなく、指の腹で、頭皮を、優しく、しかし、力強く、マッサージするように、根元の水分を、重点的に、吸い取ります。これだけで、ドライヤーの時間が、半分以下になります。
工程2:まず「根元」を、完全に乾かす
次に、ドライヤーの風を、毛先ではなく、髪をかき分け、頭皮と、髪の根元に、当てていきます。指の腹で、髪を、左右に、振りながら、あらゆる方向から、風を送り込み、根元を、完全に、乾かします。根元さえ乾けば、8割は、終わったようなものです。
工程3:「上から下」に風を当て、ボリュームを抑える
サイドの膨らみや、全体のまとまりは、この工程で決まります。ドライヤーを、頭の上方に構え、髪の表面のキューティクルを、閉じるように、上から下へと、風を送ります。手のひらで、髪を、軽く抑えながら、風を当てると、さらに、効果的です。
工程4:「冷風」で、形を記憶させる
全体の形が、整ったら、最後に、ドライヤーの「冷風」を、全体に、当てます。温風で、創り上げた、髪のシルエットが、冷えることで、しっかりと、固定され、一日中、崩れにくい、スタイルの土台が、完成します。
【私たちの仕事から】最高の「ドライ」は、最高の「カット」から
この、プロのドライヤー術は、非常に、効果的です。
しかし、その効果を、最大限に引き出すためには、その、大前提として、そもそも「乾かしやすい髪型」に、カットされている、ということが、不可欠です。
私たちプロは、お客様の、毛量や、髪質に合わせて、
「この部分の、内側の量を、減らしておけば、お客様が、ご自身で、乾かすのが、楽になるだろう」
というように、日々の、お手入れのことまでを、全て、計算して、カットを、デザインしているのです。
最高の「一手間」で、最高の「あなた」を
ドライヤーを、正しく使う。
それは、ほんの、数分の「一手間」かもしれません。
しかし、その、一手間が、あなたの、一日の、自信と、快適さを、創り出してくれます。
私たち理容室は、単に、髪を切るだけでなく、お客様が、ご自宅で、最高の自分を、再現するための、具体的な方法までを、お伝えする、ヘアスタイルの、トータルコンサルタントです。
ぜひ一度、プロの技術と、知識を、ご体験ください。