ベリーショートが変わる「部分カラー」。初心者でも安心のデザイン完全ガイド
いつものベリーショートに少しだけ変化を加えたい、だけど髪全体を染めるのは勇気がいる。そう考えている男性は少なくありません。そんな方におすすめなのが、髪の一部だけを染める「部分カラー」です。
この記事では、ベリーショートの印象を効果的に変える部分カラーの魅力から、具体的なデザインの種類、サロンで失敗しないオーダー方法まで、初心者の方でも安心して挑戦できるよう詳しく解説します。
全頭カラーと何が違う?メンズ部分カラーのメリット
髪全体を染めるのに比べ、部分カラーには多くのメリットがあり、手軽なイメージチェンジの方法として人気を集めています。
- ダメージを最小限に抑えられる
染める範囲が限定的なため、髪全体への負担が少なく、ダメージが気になる方や髪の健康を維持したい方でも挑戦しやすいのが最大のメリットです。
- 手軽に印象を変えられる
髪全体の色を変えるほどの大きな変化ではありませんが、髪に動きや立体感が生まれ、スタイリングした際にぐっとおしゃれな印象になります。
- ビジネスシーンにも対応可能
入れる場所、範囲、色を工夫すれば、派手になりすぎず、普段のスタイルにさりげなく馴染ませることも可能です。
- 根元が伸びても気になりにくい
全頭カラーに比べて、新しく生えてきた黒髪との境界線が目立ちにくく、メンテナンスの頻度を抑えられるケースが多いです。
これだけある!ベリーショートの部分カラーデザイン集
一口に部分カラーと言っても、そのデザインは様々です。代表的な手法と、それが与える印象を紹介します。
- ハイライト
ベースの髪より明るい色を、筋状に細かく入れていくテクニックです。髪全体に自然な立体感と動きが生まれ、のっぺりしがちなベリーショートに表情を与えます。
- ローライト
ハイライトとは逆に、ベースの髪より暗い色を筋状に入れます。スタイル全体に深みと奥行きが生まれ、引き締まった印象を与えます。
- インナーカラー
髪の内側、特にもみあげや襟足といった部分に色を入れるデザインです。普段は隠れていて、耳にかけたり、髪が動いたりした時にだけ見えるため、さりげないおしゃれを楽しみたい方におすすめです。
- ポイントカラー(セクションカラー)
前髪の一部やサイドのブロックの上など、特定の範囲だけを染めるデザインです。色の面積が広いため、よりデザイン性が高く、個性をはっきりと表現したい場合に適しています。
失敗しないためのオーダー方法とカラー選び
サロンで理想のスタイルを手に入れるためには、自分のイメージを正確に伝えることが何よりも大切です。
- イメージの伝え方
- 理想のヘアスタイルの写真や画像を見せるのが最も確実で、イメージのズレを防げます。
- 「さりげなく動きが欲しい」「耳にかけた時に少しだけ色が見えるようにしたい」など、どのような場面で、どう見せたいかを伝えましょう。
- 「普段は隠せるようにしたい」「仕事でも問題ない範囲で」といった、ライフスタイル上の制約を先に伝えておくと、実現可能なデザインを提案してもらえます。
- カラー選びのポイント
- ベースの髪色との色の差(コントラスト)で印象が決まります。自然に馴染ませたいならブラウン系、アクセントとして効かせたいならアッシュやシルバー系などが人気です。
- 初めてで不安な場合は、ブリーチを使わなくても表現できる範囲の明るめのブラウンなどから試してみるのも良いでしょう。
なぜ部分カラーはプロ、特に「理容師」に任せるべきなのか
部分カラーはセルフで行うには非常に難易度の高い技術です。狙った部分以外にカラー剤が付着してしまったり、色の抜け方が汚くなってしまったりと、失敗のリスクが後を絶ちません。
特にベリーショートのような短いスタイルでは、どこに、どのくらいの量の色を入れるかというデザインのセンスが、仕上がりを大きく左右します。男性の骨格や髪質を熟知した理容師は、あなたの頭の形をきれいに見せ、髪の動きを効果的に演出する最適なカラーデザインを提案してくれます。
カットでベースの形を作り、部分カラーで質感や立体感をプラスするという、トータルでのスタイル提案力は、メンズヘアの専門家である理容師ならではの強みです。
まとめ:ワンランク上のベリーショートを手に入れるために
部分カラーは、ダメージを抑えつつ、いつものベリーショートを格段におしゃれに見せてくれる、賢い選択肢です。さりげない変化が、あなたの印象を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
そのデザイン性と完成度は、施術者の技術とセンスに大きく委ねられます。あなたの魅力を最大限に引き出す、計算された部分カラーを手に入れるために、ぜひ一度、メンズカットの専門家である理容師に相談してみてください。