メンズのベリーショートにブリーチを。失敗しないための完全ガイド
シンプルなベリーショートのスタイルに、圧倒的な個性と洗練された雰囲気を与える「ブリーチ」。髪色を明るくすることで、これまでの印象を大きく変えることができる魅力的な選択肢です。しかし同時に、「髪へのダメージは?」「自分に似合うか不安」といった疑問や心配も多いのではないでしょうか。
この記事では、ベリーショートとブリーチを組み合わせる際の基礎知識から、人気のスタイル、そして最も重要なケア方法まで、失敗しないために知っておくべき情報を詳しく解説します。
なぜ今、ブリーチ×ベリーショートが魅力的なのか
定番であるベリーショートにブリーチが加わることで、他のスタイルにはない特別な魅力が生まれます。
- 個性を際立たせる存在感
明るいハイトーンカラーは、一目でその他と違う印象を与え、自分の個性を強く表現することができます。
- スタイリングがより立体的に
髪色が明るくなることで、髪の動きや毛束感が強調されます。ワックスなどをつけた際の陰影がはっきりと出て、スタイリングがより映えるようになります。
- 清潔感と洗練された雰囲気
ベリーショートの持つ清潔感はそのままに、ブリーチによる透明感や都会的な雰囲気が加わり、より洗練された印象を与えます。
初めてのブリーチで知っておきたい基礎知識
ブリーチに挑戦する前に、基本的な知識を持っておくことが不安の解消に繋がります。
- ダメージはどのくらい?
ブリーチは髪の内部の色素を分解する施術のため、髪への負担は避けられません。しかし、近年のサロンでは、髪を補修・保護する成分を配合した「ケアブリーチ」を使用することが一般的で、ダメージを最小限に抑える工夫がされています。
- どんな色にできる?
ブリーチを重ねる回数によって、髪の明るさが決まります。1回のブリーチでオレンジ系からゴールド系に、2回以上のブリーチでペールイエローやホワイト系といった、より明るいベースを作ることができます。そのベースの上に、アッシュやシルバー、ベージュといった希望の色を乗せていきます。
- 料金と時間の目安は?
料金はブリーチの回数や、カット、カラー、トリートメントなど施術内容によって大きく変動します。時間もカットに加えて2時間から4時間以上かかることが多いため、予約の際にサロンへ内容と合わせて確認することをおすすめします。
人気のブリーチカラーカタログ for ベリーショート
ここでは、ベリーショートと相性の良い代表的なブリーチカラーを紹介します。
- ホワイトブロンド
ブリーチカラーの王道とも言えるスタイル。透明感とインパクトを両立させ、モードな雰囲気を演出します。ブリーチは2回以上必要になることが多いです。
- シルバーアッシュ
クールで都会的な印象を与える人気のカラー。ブリーチ後の髪に出やすい黄みをアッシュ系の色で打ち消すことで、スタイリッシュな質感になります。
- ミルクティーベージュ
柔らかく、日本人の肌にも馴染みやすいナチュラルなハイトーンカラー。ブリーチに初めて挑戦する方でも取り入れやすいのが特徴です。
- デザインカラー
全頭をブリーチするのに抵抗がある方は、もみあげや襟足だけを染めるインナーカラーなど、部分的にブリーチを取り入れるデザインもおすすめです。
セルフブリーチは危険?サロンでやるべき決定的な理由
市販の薬剤で費用を抑えたいと考える方もいるかもしれませんが、セルフブリーチ、特にベリーショートの場合は非常にリスクが高いためおすすめできません。
- 深刻な失敗のリスク
ベリーショートは髪が短いため、薬剤を均一に塗布するのが極めて困難です。結果として、根元だけが極端に明るくなったり、全体がまだら模様になったりする失敗が後を絶ちません。
- 髪と頭皮への大きなダメージ
市販の薬剤は誰でも染まるようにパワーが強く設定されていることが多く、知識なく使用すると髪がゴムのように伸びたり、最悪の場合切れたりすることもあります。また、短い髪は薬剤が頭皮に付着しやすく、炎症やかぶれといった頭皮トラブルを引き起こす危険性も高まります。
サロンでは、プロが髪質や状態を見極め、適切な薬剤を選定し、頭皮を保護しながら丁寧に施術を行うため、安全かつ高品質な仕上がりが期待できます。
プロが教える、ブリーチヘアを長持ちさせるケア方法
ブリーチ後の美しい髪色を維持するためには、日々のケアが非常に重要です。
- カラーシャンプーの使用
ブリーチヘアの最大の敵は「黄ばみ」です。これを抑えるために、紫色の色素が入った「紫シャンプー(ムラシャン)」や、アッシュ系なら「シルバーシャンプー」を週に数回使用することが効果的です。
- 徹底した保湿ケア
ブリーチ後の髪は乾燥しやすいため、保湿効果の高いトリートメントで栄養と水分をしっかりと補給しましょう。お風呂上がりに洗い流さないトリートメントを使うのも必須です。
- 熱からの保護
ドライヤーの熱もダメージや退色の原因になります。髪を乾かす際は、タオルドライをしっかり行い、ドライヤーを近づけすぎないように注意しましょう。
カットとカラーのプロ「理容師」に任せるという選択
ブリーチのような専門的な施術は、美容室のイメージが強いかもしれません。しかし、メンズヘアを知り尽くした理容室(メンズヘアサロン)で施術を行うことには大きなメリットがあります。
理容師は、男性特有の骨格や髪質を深く理解しています。そのため、「ただ染める」のではなく、「骨格を補正し、より立体的に見せるためのカラー」といった、カットと連動したトータルデザインの提案が可能です。ベリーショートという短いスタイルだからこそ、カットの技術とカラーのデザインが融合することで、仕上がりの完成度が格段に向上するのです。
まとめ:勇気を出して、新しい自分へ
ブリーチを施したベリーショートは、あなたの個性を最大限に引き出し、ファッションの幅を広げてくれる魅力的なスタイルです。ダメージやケアに関する正しい知識を持ち、信頼できるプロに任せれば、何も心配することはありません。
「自分に似合う色が分からない」「ダメージがやっぱり怖い」そんな悩みを持つ方こそ、ぜひ一度、メンズヘアの専門家である理容師に相談してみてください。あなたの不安を解消し、理想のスタイルへと導いてくれるはずです。