劇的に垢抜ける。ツーブロック×ロング×パーマが生み出す大人の色気
念願のロングヘア。自分だけのスタイルを確立できる一方で、こんな風に感じてはいませんか?
「ただ伸ばしているだけだと、なんだか野暮ったく見えてしまう…」
「スタイリングがワンパターンで、マンネリ気味だ」
「自分の髪は直毛すぎて、海外のアーティストのような、ラフで動きのある雰囲気が出せない」
その悩みを一瞬で解決し、あなたのロングヘアに**「動き」「色気」「こなれ感」**という新たな命を吹き込む、最強の組み合わせ。それが、サイドを刈り上げる「ツーブロック」と、柔らかな質感を加える「パーマ」です。
この記事では、なぜこの三位一体のスタイルがこれほどまでに魅力的なのか、その理由と作り方の全てを、プロの視点から徹底的に解説します。
なぜ「ツーブロック×ロング」にパーマが必要なのか?
ツーブロックで快適さと清潔感を確保したロングヘアに、なぜ「パーマ」を加えるべきなのでしょうか。そこには、あなたのヘアスタイルを劇的に進化させる、明確な理由があります。
- スタイリングが驚くほど簡単になる
これが最大のメリットです。髪自体に計算された動きやカールがついているため、朝は髪を濡らして、スタイリング剤を軽く揉み込むだけ。たったそれだけで、まるでプロが仕上げたかのような、無造作でお洒落なスタイルが簡単に再現できます。 - 直毛・軟毛といった髪質の悩みを解消する
- 直毛・硬い髪の方: 動きが出にくく、重たい印象になりがちな髪質に、柔らかなニュアンスと毛流れを与えます。
- 軟毛・猫っ毛の方: ボリュームが出にくく、ペタッとしやすい髪に、ふんわりとした立体感と動きを与えてくれます。
- 圧倒的な“雰囲気”と“色気”を纏う
パーマによるランダムなウェーブやカールが、アンニュイでミステリアスな、大人の色気を演出します。それは、ただ真っ直ぐなだけの長い髪では決して表現できない、意志のあるスタイルです。 - 結んでも、下ろしても格好良く決まる
髪を下ろしている時は、サイドの刈り上げとの対比でパーマの動きがより際立ちます。そして、髪を結んだ時には、結びきれなかった毛先のカールがお洒落なアクセントとなり、どんなアレンジも様になります。
なりたいイメージで選ぶ!ロングヘア向けパーマの種類
「パーマ」と一言で言っても、その種類は様々。なりたい雰囲気に合わせて選びましょう。
- ニュアンスパーマ
最も自然で、かけたことが分からないほどさりげないパーマです。「直毛感を消したい」「ほんの少しだけ毛流れが欲しい」という方に最適で、まるで生まれつきのお洒落なくせ毛のような質感を再現します。 - スパイラルパーマ
髪をロッドにらせん状に巻きつけていくことで、立体的でランダムなウェーブを作ります。無造作で、少しワイルドな、無骨な雰囲気を演出したい方におすすめです。 - ツイストスパイラルパーマ
髪を「ねじり」ながら「らせん状」に巻く、より特殊なパーマです。シャープでエッジの効いた束感が生まれ、強い個性を表現したい方に最適です。
これらのパーマを、あなたのなりたいイメージに合わせて**「ゆるめ」**にかけるのが、自然でこなれた雰囲気を出すためのポイントです。
失敗しない!オーダーで伝えるべき3つのこと
カットとパーマという複雑なオーダーを成功させるためには、プロとのイメージ共有が不可欠です。
① 最強の手段は「写真を見せる」こと
パーマの質感やカールの強さは、言葉で伝えるのが非常に難しいものです。理想とするヘアスタイルの写真や画像をいくつか用意し、「こんな雰囲気にしたいです」と見せるのが、最も確実で失敗のない方法です。
②「なりたい雰囲気」と「NGな雰囲気」を伝える
- なりたいイメージ: 「くせ毛みたいな自然な感じにしたい」「スタイリングが楽になるくらいの、ゆるいパーマでお願いします」
- なりたくないイメージ: **「くるくる、チリチリになるのだけは避けたいです」**と、NGな点をはっきりと伝えることも、失敗を防ぐ上で非常に重要です。
③ カットのデザインも一緒に相談する
「サイドは6mmで刈り上げて、それに合うパーマをかけたいです」「普段は髪を結ぶことが多いので、結んだ時に格好良く見えるパーマにしてください」というように、カットのデザインとパーマを連動させて考え、相談しましょう。
パーマを最大限に活かす!スタイリング&ヘアケア術
せっかくかけたパーマを、最大限に活かし、長く楽しむためのコツです。
スタイリングの基本ステップ
- 髪をしっかり濡らす: スタイリング前には、まず髪全体をしっかりと濡らし、眠っていたパーマのカールを蘇らせましょう。
- ドライヤーで根元を乾かす: カールを伸ばしてしまわないよう、ドライヤーの熱は根元中心に当てて乾かします。毛先は、優しく握るようにして、半乾き程度で大丈夫です。
- スタイリング剤を揉み込む: パーマヘアと相性の良いムースやワックス、グリースなどを、髪全体に優しく揉み込むように馴染ませれば、簡単にプロの仕上がりが再現できます。
ヘアケアのポイント
パーマをかけた髪は、少しデリケートで乾燥しやすい状態になっています。保湿力の高いシャンプーやトリートメントを使い、お風呂上がりには**洗い流さないトリートメント(ヘアオイルなど)**をつけてから乾かすと、ダメージを防ぎ、カールの持ちと質感が格段に良くなります。
まとめ
ツーブロック、ロングヘア、そしてパーマ。この3つの要素を組み合わせることで、機能性、デザイン性、そして個性を最高レベルで満たす、究極のヘアスタイルが生まれます。
どの種類のパーマを、どのくらいの強さで、どのカットと組み合わせるのがあなたに最も似合うのか。その答えを導き出し、最高のデザインに落とし込むことこそ、メンズヘアを知り尽くした私たちプロの理容師の仕事です。
憧れのスタイルを、さらにその先へ。ぜひ一度、あなたの理想のイメージを、私たちに聞かせてください。