朝のスタイリングから解放!セットなしで決まる短めツーブロックの作り方
「毎朝ワックスを付けて髪をセットするのが、正直に言って面倒…」
「スタイリング剤のベタベタ感が苦手だ」
「本当は、何もしなくても格好良く決まる髪型がいい」
そんな風に感じている男性は、実は非常に多いのではないでしょうか。「お洒落な髪型は、セットが必須」と思い込んでいるかもしれませんが、それは違います。
答えは、あなたのスタイリングの腕前ではなく、「カット」そのものにあります。緻密に計算されたカットなら、乾かすだけで自然にまとまる、究極の時短ヘア「セットなし短めツーブロック」が実現可能なのです。この記事では、その秘訣と作り方を詳しく解説します。
なぜ「セットなし」でも格好良く決まるのか?
その最大の理由は、髪が収まるべき位置に収まるようにカットされているからです。
プロの理容師は、お客様一人ひとりの頭の骨格、髪の生えグセ、毛流れを全て見極めた上でハサミを入れています。スタイリング剤で無理やり形を作るのではなく、髪が自然と持つ力を最大限に引き出し、乾かすだけで理想のシルエットになるようにデザインしているのです。
つまり、「セットなし」で決まる髪型とは、ごまかしの効かない、カット技術の真価が問われるスタイル。これこそ、ヘアサロンで髪を切る最大の価値と言えるでしょう。
セットなしでも決まる!おすすめ短めツーブロックスタイル
スタイリング不要で、かつ格好いい。そんな理想を叶えるスタイルをご紹介します。
ベリーショートツーブロック
全体をとことん短くカットした、潔く男らしいスタイル。サイドをツーブロックにすることで、ただのベリーショートではない、デザイン性のある仕上がりになります。ここまで短いと、もはやセットのしようがなく、乾かすだけで完成です。
ソフトモヒカンベース
トップの髪を少しだけ長めに残し、自然に立ち上がりやすいようにカットしたスタイルです。ドライヤーで下から風を当てるだけで、中央に髪が寄り、きれいなシルエットが生まれます。スポーティーで活発な印象を与えます。
おしゃれボウズ(フェードスタイル)
サイドの刈り上げ部分に、ミリ単位で濃淡のグラデーションをつける「フェードカット」を施したスタイルです。刈り上げ自体が緻密なデザインになっているため、トップが短くても非常にスタイリッシュに見えます。まさにスタイリング不要で個性を出せる髪型です。
「セットなし」を叶える!魔法のオーダー術
理想の「セットなし」ヘアを手に入れるために、オーダーの際に最も重要なことがあります。
それは、「普段、髪をセットしません」と正直に伝えることです。
この一言を伝えるだけで、理容師は「スタイリング剤で仕上げる前提のカット」から、「乾かすだけで形になるカット」へと、頭を切り替えることができます。
具体的なオーダーの伝え方
- 「朝は忙しくてセットする時間がないので、何もしなくても大丈夫な髪型にしてください」
- 「ワックスを付けるのが苦手なので、乾かすだけでまとまるスタイルがいいです」
- 「トップも短くして、自然に立ち上がるようにカットしてほしいです」
このように、ご自身のライフスタイルや要望を素直に伝えることが、理想の髪型への一番の近道です。
本当に何もしなくていい?唯一やるべき「乾かし方」のコツ
「セットなし」といっても、洗髪後に髪を濡れたまま放置するのは、衛生面や寝癖の原因になるためNGです。最低限、ドライヤーで髪を乾かすことは習慣にしましょう。
そして、その乾かし方に一つだけコツがあります。
それは、**「タオルでしっかり水気を取った後、ドライヤーの風をいろんな方向から当てて、手でわしゃわしゃと髪を動かしながら乾かす」**ことです。
特に根元に風を当てるように意識すると、生えグセがリセットされ、髪がふんわりと立ち上がります。たったこれだけで、驚くほど自然なまとまりとボリューム感が出ます。
セットなしスタイルのメリット・注意点
メリット
- 朝の準備時間が劇的に短縮される
- 汗や湿気でスタイルが崩れる心配がない
- スタイリング剤による頭皮や髪への負担が少ない
- スタイリング剤代がかからず経済的
注意点
- カットの頻度は少し高まる
短いスタイルは、少し伸びるだけでシルエットが崩れやすくなります。理想の状態をキープするためには、1ヶ月〜1.5ヶ月に一度のメンテナンスをおすすめします。
まとめ
「セットなし」で格好良く決まる髪型は、毎日の生活を快適にし、あなたに自信を与えてくれる究極のヘアスタイルです。そして、その鍵を握るのはスタイリング剤ではなく、あなたの骨格と髪質を完璧に理解したプロのカット技術に他なりません。
毎朝のスタイリングに使っていた5分、10分を、コーヒーを飲む時間やニュースを読む時間に変えてみませんか?ぜひ一度、私たちプロの理容師に「セットしないんです」と、あなたの想いをお聞かせください。