ホームベース顔に似合うツーブロックとは?輪郭を活かす髪型のポイント
男性的で意志の強さを感じさせる「ホームベース顔」。その一方で、エラやハチが張っている輪郭を気にしている方も少なくありません。人気のツーブロックスタイルに挑戦したいけれど、「自分の顔型に似合うだろうか」「かえってエラが目立ってしまわないか」と不安に思うこともあるでしょう。
実は、ツーブロックはカットのポイントさえ押さえれば、ホームベース顔の悩みを自然にカバーし、魅力を最大限に引き出してくれる非常に相性の良いヘアスタイルです。
この記事では、ホームベース顔の方がツーブロックで失敗しないための、具体的なオーダー方法やスタイリングのコツを詳しく解説します。
なぜツーブロックはホームベース顔におすすめなのか
ホームベース顔は、フェイスラインが直線的で、あご先がシャープなのが特徴です。ツーブロックはサイドのボリュームをすっきりと抑えることができるため、気になるハチの張りを解消してくれます。さらに、トップの髪の長さやスタイリングでシルエットをコントロールすることで、視線を上に集め、エラの印象を和らげることが可能です。つまり、カット次第で輪郭の悩みをカバーし、理想の「ひし形シルエット」を作りやすいのです。
ホームベース顔に似合うツーブロックのオーダーポイント
サロンでオーダーする際に、これから紹介するポイントを伝えることで、仕上がりの満足度が格段に上がります。
刈り上げは「高すぎず」自然な高さで
ホームベース顔さんがツーブロックにする際、最も重要なのが刈り上げる高さです。サイドを耳より高い位置まで刈り上げてしまうと、肌が見える面積が広がり、かえってエラのラインが強調されてしまうことがあります。おすすめは、耳周りを中心とした低めの設定です。バリカンで綺麗に刈り上げるだけでなく、ハサミで自然に馴染ませてもらったり、緩やかなグラデーションをつけるようにオーダーしたりすると、よりナチュラルな仕上がりになります。
トップは「長めに残して」動きを出す
トップの髪は少し長めに残し、ボリュームと動きを出すのが成功の鍵です。平坦で短いスタイルは、顔の四角い印象を強めてしまいます。パーマをかけたり、スタイリングでトップに高さを出したりして、縦のラインを意識した「ひし形シルエット」を作りましょう。上に視線がいくことで、自然とエラが気にならなくなります。
前髪で「縦のライン」を強調する
前髪は、おでこを見せるスタイルがおすすめです。センターパートで分けたり、七三に分けて流したり、前髪を上げるアップバングにしたりすることで、顔に縦の長さが生まれてバランスが整います。逆に、横幅を強調してしまう重めのぱっつん前髪は避けた方が良いでしょう。
顔周りの髪で輪郭をカバーする
もみあげから顔周りにかかる髪を数ミリ〜数センチほど長めに残し、自然にエラをカバーするように流すのも非常に有効なテクニックです。輪郭を直接隠すことで、シャープな印象を和らげ、柔らかい雰囲気に見せることができます。
スタイル別・ホームベース顔のためのツーブロック例
ソフトツーブロック × マッシュスタイル
マッシュの持つ丸みのあるシルエットが、ホームベース顔の直線的なラインを中和してくれます。完全に隠すのではなく、柔らかい印象をプラスすることで、優しい雰囲気を演出できます。
ツーブロック × アップバング
前髪を上げておでこをすっきりと見せるアップバングは、清潔感がありビジネスシーンにも最適です。縦のラインが強調されるため、爽やかでスマートな印象を与えます。
ツーブロック × パーマスタイル
トップに無造作なパーマをかけることで、視線がカールや毛先の動きに分散され、輪郭の印象が和らぎます。スタイリングも簡単になるため、朝のセットを楽にしたい方にもおすすめです。
自宅でできる簡単スタイリングのコツ
サロン帰りの仕上がりをキープするためには、日々のスタイリングが重要です。
ドライヤーでトップの根元を立ち上げる
髪を乾かす際に、トップの髪を下から上に持ち上げるように、根元に風を当てて乾かしましょう。これだけでトップに自然なボリュームが生まれます。
スタイリング剤は「ひし形」を意識してつける
ワックスなどのスタイリング剤を手に取り、トップに高さを出すように揉み込みます。逆に、ボリュームが出やすいハチ周りは、手のひらで軽く押さえるようにして膨らみを抑えましょう。この「ひし形」を意識するだけで、全体のバランスが格段に良くなります。
ホームベース顔は、ポイントを押さえたツーブロックスタイルにすることで、コンプレックスを解消し、男らしい魅力を引き立てることができます。この記事を参考に、あなたの骨格や髪質を理解してくれる信頼できる理容師・スタイリストに相談し、ぜひ理想のヘアスタイルを手に入れてください。