スキンフェード×ブリーチは相性抜群!個性を引き出すスタイルとオーダーの注意点
定番のメンズヘアスタイルであるスキンフェード。そのシャープでクリーンな印象はそのままに、もっと個性やファッション性を加えたいと考えたことはありませんか?その答えが、トップの髪に「ブリーチ」を施すスタイルです。
刈り上げ部分のダークトーンと、トップのハイトーンカラーが生み出す圧倒的なコントラストは、周囲の視線を惹きつけ、あなたの存在感を際立たたせます。
しかし、ブリーチには髪へのダメージや色落ちといった側面もあり、挑戦するには少し勇気が必要かもしれません。この記事では、スキンフェード×ブリーチスタイルの魅力から、オーダーする前に知っておきたい注意点までを詳しく解説します。
なぜスキンフェードとブリーチは相性が良いのか?
スキンフェードとブリーチカラーは、互いの魅力を最大限に引き立て合う最高の組み合わせです。
1. メリハリがさらに際立つ
スキンフェードの魅力は、地肌の0mmからトップにかけての滑らかなグラデーションにあります。この繊細な濃淡を持つ刈り上げ部分と、ブリーチで明るくしたトップ部分が組み合わさることで、スタイル全体のメリハリと立体感が劇的にアップします。それぞれの特徴が引き立て合い、よりインパクトのあるヘアスタイルが完成するのです。
2. 海外風の洗練された雰囲気に
海外のバーバースタイルやストリートファッションでは、スキンフェードとブリーチの組み合わせは定番中の定番です。大胆なカラーリングは、ヘアスタイルに一気に垢抜けた印象と洗練された雰囲気を与えてくれます。
3. スタイリングで表情が変わる
ベースは同じでも、トップのスタイリング次第で様々な表情を楽しめるのもこのスタイルの魅力。ウェットなジェルでタイトに仕上げればクールな印象に、ワックスでラフに動かせばカジュアルな印象にと、オンとオフで使い分けることも可能です。
【スタイル別】スキンフェード×ブリーチヘアカタログ
具体的にどんなスタイルがあるのか、人気の組み合わせを見ていきましょう。
- クロップスタイル × プラチナブロンド: 短く切りそろえた前髪が特徴のクロップスタイルと、王道のプラチナブロンドの組み合わせ。シャープさの中にモード感が漂う、人気のスタイルです。
- パーマスタイル × ミルクティーベージュ: トップに緩めのパーマをかけ、柔らかなミルクティーカラーをオン。フェードの男らしさと、パーマ&カラーの優しさが絶妙に融合したスタイルです。
- サイドパート × アッシュグレー: クラシックな七三分け(サイドパート)も、トップをクールなアッシュグレーにすることで現代的にアップデート。知的さと遊び心を両立させたい方におすすめです。
- バズカット × ハイトーン: 全体を短く刈り込んだバズカット(おしゃれボウズ)にブリーチを施す、潔さが魅力のスタイル。シンプルながら強烈な個性を放ちます。
オーダー前に知っておきたい!ブリーチの注意点
魅力的なスタイルである一方、ブリーチには特有の注意点が存在します。オーダーする前に必ず理解しておきましょう。
髪と頭皮へのダメージ
ブリーチは髪の内部の色素を分解する、いわば「髪の脱色」です。そのため、髪へのダメージは避けられません。特に、希望の色によっては複数回のブリーチが必要となり、その分ダメージも蓄積します。また、スキンフェードで露出した頭皮にブリーチ剤が付着すると、刺激を感じやすい人もいます。施術後のヘアケアが非常に重要になります。
色落ち(退色)との付き合い
ブリーチしたハイトーンカラーは、残念ながら色落ちが早いのが宿命です。特に染めたての色をキープできるのは1〜2週間程度。その後は徐々に色が抜け、黄色み(黄ばみ)が出てくることが一般的です。この黄ばみを抑え、綺麗な色を少しでも長く楽しむためには、紫シャンプー(ムラシャン)などを使った日々のメンテナンスが欠かせません。
時間と料金
スキンフェードのカットに加えてブリーチ施術が入るため、通常のカットよりも時間と料金がかかります。ブリーチの回数や、その上からのせるカラーによっても変動するため、施術時間は3時間以上、料金も高額になることを見越しておく必要があります。
根元の「プリン」問題
髪は1ヶ月に約1cm伸びます。そのため、すぐに根元の黒い髪が目立ち始め、いわゆる「プリン」状態になります。特にフェード部分は伸びるのが早く感じられるため、美しいスタイルを維持するには、こまめなメンテナンスが不可欠です。
失敗しないためのサロン選びとオーダー方法
この繊細なスタイルを成功させるには、サロン選びが最も重要です。スキンフェードの「カット技術」とブリーチの「カラー技術」、その両方に高いレベルが求められます。
注目すべきは、近年増えている**高い技術を持つ理容室(バーバー)**です。
スキンフェード×ブリーチスタイルの土台であり、最も重要なのは、なんと言ってもフェード部分のクオリティです。滑らかで美しいグラデーションがあって初めて、トップのブリーチカラーが活きてきます。その点において、刈り上げを専門技術とする理容師に勝るものはありません。
まずは信頼できるカット技術を持つ理容室を探し、そこでカラーの相談をするのが成功への近道です。カラーも得意とする理容室は増えており、カットとカラーを一貫して任せられるのが理想です。
オーダーの際は、理想のスタイル写真を複数持参し、自分の髪質やダメージレベルについて正直に相談しましょう。そして、メンテナンスの頻度や料金についても事前にしっかりと確認することが大切です。
まとめ
スキンフェードとブリーチは、正しく付き合えばあなたの個性を最大限に引き出してくれる、非常にパワフルな組み合わせです。しかし、その魅力を維持するには、クオリティの高い技術と、計画的なメンテナンスが欠かせません。
すべての土台となるのは、完璧なスキンフェードです。まずは信頼できる理容室で、最高のベースカットを手に入れることから始めてみてはいかがでしょうか。