【メンズヘア】グリーンで魅せる個性派スタイル。人気の色味から色落ち対策までプロが解説
定番のヘアカラーに満足できず、自分だけの個性を表現したい。そんなオシャレ上級者の間で注目を集めているのが、ミステリアスでクールな魅力を放つ「グリーン」のヘアカラーです。
一見、挑戦するのが難しそうに思えるグリーンですが、色味の選び方や取り入れ方次第で、驚くほどファッションに馴染み、あなたの魅力を引き出してくれます。
この記事では、そんなグリーンヘアの魅力から、人気のカラーバリエーション、そして美しい色を長く楽しむための秘訣まで、プロの目線で徹底的に解説していきます。
なぜオシャレ?メンズの「グリーンヘア」が放つ魅力
グリーンヘアがただ奇抜なだけでなく、多くの人を惹きつけるのには理由があります。
1. ミステリアスで知的な雰囲気
深みのあるグリーンは、森や深海を思わせる、どこか落ち着きと謎めいた雰囲気を持っています。この知的な印象が、他のハイトーンカラーとは一線を画す、独特の魅力を生み出します。
2. 周りと被らない圧倒的な個性
ブラウンやアッシュといった定番カラーとは異なり、グリーンを選ぶだけで唯一無二の存在感を放つことができます。「自分だけのスタイル」を確立したい方にとって、最高の選択肢と言えるでしょう。
3. ファッションとの相乗効果
ストリートやモード、古着系のファッションとの相性は抜群です。ヘアカラーがコーディネートの主役となり、スタイル全体の完成度をぐっと高めてくれます。
あなたはどの緑を選ぶ?人気のグリーン系カラーバリエーション
「グリーン」と一括りに言っても、その色合いは多種多様。なりたいイメージに合わせて、あなただけの色を見つけましょう。
- カーキ / オリーブグリーンメンズグリーンの中で最も挑戦しやすいアースカラー。くすんだ色味で肌馴染みが良く、クールで落ち着いた印象を与えます。ブリーチ1回や、髪質によってはブリーチなしでも楽しめる場合があります。
- エメラルドグリーン / ターコイズグリーン宝石のような、深く鮮やかなグリーン。青みが強く、ミステリアスな雰囲気を一層引き立てます。しっかりと個性を主張したい方におすすめです。
- ミントグリーン / ペールグリーン淡く、透明感のあるパステル系のグリーン。中性的で柔らかな雰囲気を演出し、重くなりがちなマッシュスタイルなどに軽やかさを与えます。
- インナーカラー / 毛先カラーで楽しむ髪全体をグリーンにするのに抵抗がある方は、インナーカラーや毛先だけのポイントカラーから始めるのもおすすめです。髪をかきあげた時や、動きに合わせてチラリと見えるグリーンが、さりげないオシャレを演出します。
グリーンヘアにブリーチは必須?理想の色とダメージの関係
結論として、多くの人がイメージするクリアで鮮やかなグリーンヘアにするためには、ブリーチが必須となります。特に、日本人の髪に多く含まれる赤みは緑の補色にあたるため、綺麗に発色させるにはベースの色をしっかりと抜く必要があります。
- ブリーチなしの場合黒髪の上から染めると、光が当たった時にほんのり緑のニュアンスが感じられる「オリーブブラック」のような、ごく暗い仕上がりになります。
- ブリーチ1回の場合髪の赤みが消え、オレンジ〜黄色みが残る状態。このベースに緑を入れると、黄色と混ざり合い**「カーキ」や「オリーブグリーン」**といった、くすんだマットなグリーンになります。
- ブリーチ2回以上の場合ベースの黄色みもかなり薄くなった状態。ここまで明るくすることで、**「エメラルドグリーン」や「ミントグリーン」**といった、クリアで鮮やかな、絵の具のような発色が可能になります。
グリーンが映える!人気メンズヘアスタイルとの組み合わせ
- マッシュ / ウルフ × グリーンミステリアスな雰囲気を持つグリーンは、マッシュやウルフといった中性的なスタイルと相性抜群。インナーカラーとして入れるのも非常に映えます。
- ショート / フェード × グリーンサイドを潔く刈り上げたスタイルと、トップの鮮やかなグリーンのコントラストが目を引きます。エッジの効いた、クールなスタイルが完成します。
- センターパート × グリーン大人っぽいセンターパートに、根元を暗く残したグリーンのグラデーションカラーを施すのも人気です。遊び心がありながらも、どこか知的な印象に。
- パーマ × グリーンパーマによる立体的な動きが、色の濃淡を際立たせます。光の当たり方で表情が変わる、より複雑でアーティスティックな質感を表現できます。
美しいグリーンを長く楽しむための色落ち対策とヘアケア
寒色系のグリーンは、残念ながら色落ちが早いカラーです。しかし、適切なケアで美しい状態をより長くキープすることができます。
色落ちの過程
緑は「黄色」と「青」の色素で構成されています。一般的に青の色素から先に抜けていくため、徐々に緑みが薄れ、カーキ→マットブラウン→黄色っぽいベージュへと変化していきます。
カラーシャンプーの活用
緑の色素を直接補うカラーシャンプーはまだ少ないのが現状です。そのため、色落ちの過程で出てくる黄ばみを抑え、くすんだ色味をキープするために「シルバーシャンプー」や「アッシュシャンプー」を使用するのが効果的です。または、色落ちを防ぐために、保湿成分やダメージケア成分が豊富なサロン専売品のシャンプーを選ぶのも良いでしょう。
日々のダメージケア
ブリーチ後の髪は非常にデリケートです。お風呂上がりには必ず洗い流さないトリートメントで保湿・保護し、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。ヘアアイロンや紫外線のダメージも色落ちを早める原因になるため注意が必要です。
まとめ
グリーンヘアは、あなたの個性を最大限に引き出し、日常をより刺激的にしてくれる特別なカラーです。しかし、その絶妙な色合いは、ベースとなる髪の状態を見極め、色の配合をミリグラム単位で調整する、プロの緻密な計算と技術があってこそ生まれます。
ダメージを最小限に抑えながら、あなたに本当に似合う、あなただけのオリジナルグリーンを叶えるために。ぜひ一度、経験豊富な私たちにご相談ください。