2025.09.16

天然パーマ（天パ）を活かす坊主頭｜くせ毛だからこそ似合う髪型

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Contents

天然パーマと坊主頭の素晴らしい相性
くせ毛を活かすための「長さ」の選び方
- くせを抑えたい場合
- くせを魅力として活かしたい場合
天然パーマに似合う髪型の工夫
日々の簡単な手入れ方法
理容師への伝え方

天然パーマと坊主頭の素晴らしい相性

ご自身の天然パーマや強いくせ毛によって、髪が広がったり、まとまりにくかったりといったお悩みから、日々の手入れを少しでも楽にしたいと考え、すっきりとした坊主頭を検討される方は少なくありません。その一方で、「坊主頭にしたら、くせが余計に目立って、収まりがつかなくなるのではないか」というご不安を感じる方もいらっしゃることでしょう。

しかし、どうぞご安心ください。実は、天然パーマと坊主頭の相性は非常に良く、これまでお悩みだったかもしれないその「くせ」を、素晴らしい個性と魅力として活かすことができるのです。直毛の方にはない、柔らかな質感や自然な動きは、坊主スタイルに独特のおしゃれな雰囲気を与えてくれます。

くせ毛を活かすための「長さ」の選び方

天然パーマの方が坊主頭にする場合、その「長さ」の選び方によって、仕上がりの印象は大きく変わります。

くせを抑えたい場合

もし、くせの影響を最小限に抑え、手入れを最も簡単にしたい、ということであれば、3mm以下といったように、髪がうねり始める前に刈り込んでしまうほど、極端に短くするのが有効です。ここまで短くすると、くせはほとんど感じられなくなり、どなたでもすっきりとした坊主頭にすることができます。

くせを魅力として活かしたい場合

天然パーマの魅力を最大限に引き出したいのであれば、むしろ9mmから15mm、あるいはそれ以上といった、少し長めの設定にすることをお勧めいたします。ある程度の長さを残すことで、天然パーマ特有の柔らかなカールや、髪の毛一本一本の自然な動きが表面に現れてきます。その質感は、まるで計算してパーマをかけたかのような、非常におしゃれで柔和な雰囲気に見えるのです。

天然パーマに似合う髪型の工夫

長さの選び方に加え、髪型全体のデザインを工夫することで、天然パーマの魅力はさらに引き立ちます。特に相性が良いのが、側頭部や後頭部を短く刈り上げ、くせの動きが出やすい頭頂部に長さを残す「フェードスタイル」です。

広がりやすいサイドをすっきりと抑えることで、頭頂部の柔らかな質感がより一層際立ち、メリハリの効いた洗練された髪型になります。また、長さを残した頭頂部の毛量を適切に調整し、軽さを出すことで、カール感がより引き立ち、手入れの行き届いた印象に仕上げることができます。

日々の簡単な手入れ方法

少し長さを残したくせ毛の坊主頭は、ご自宅での簡単な手入れで、その魅力をさらに高めることができます。少量のワックスやヘアクリームといった整髪料を手のひらでよく伸ばし、髪全体を優しく、くしゃっと握るようにして揉み込むだけで、自然なカールが強調され、立体感のあるおしゃれな髪型になります。艶の出るグリースなども、髪のぱさつきを抑え、潤いのある質感に見せることができるため、大変相性が良いと言えるでしょう。

理容師への伝え方

理容室でご注文される際には、まずご自身が天然パーマであることを理容師にお伝えください。その上で、そのくせを「できるだけ抑えたい」のか、それとも「個性として活かしたい」のか、ご自身の希望をお聞かせいただくことが、理想の髪型への第一歩となります。

私達理容師は、お客様の髪質を「悩み」としてではなく、その方だけが持つ素晴らしい「個性」として捉えています。くせの強さや生え方、そして骨格を見極め、その魅力を最大限に引き出す髪型をご提案させていただくことこそ、私達の専門技術です。これまでご自身の髪質が好きではなかったという方も、どうぞ一度、私達にご相談ください。

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