メンズパーマの頼み方【完全ガイド】失敗しないオーダーのコツと伝え方
メンズパーマに挑戦して、お洒落なヘアスタイルを手に入れたい。そう思っても、「サロンでどうやって頼めば良いか分からない」「イメージ通りにならなかったらどうしよう」といった不安から、一歩を踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか。実は、メンズパーマで失敗しないための最も重要な鍵は、施術そのものではなく、その前に行われる「カウンセリングでの頼み方」にあります。この記事では、パーマ初心者の方でも安心して理想のスタイルを手に入れるための、準備から実践まで、メンズパーマの頼み方の全知識を完全ガイドします。
【準備編】サロンに行く前にやっておくべきこと
理想のパーマスタイルを手に入れるためには、サロンに行く前の事前準備が非常に重要です。少しの手間で、仕上がりの満足度が大きく変わります。
理想のヘアスタイルのイメージを具体的にする
まずは、自分の「なりたい」イメージを、できるだけ具体的にしておきましょう。
- ①理想のヘアスタイルの写真を複数探して保存する
最も効果的で、そして最も重要な準備が、イメージに近い写真を用意することです。正面だけでなく、横や後ろから撮られた写真があると、より正確にイメージを共有できます。2〜3スタイルほど候補があると、比較検討がしやすくなります。 - ②「なりたいイメージ」と「なりたくないイメージ」の両方を用意する
「こんな感じにしたい」というポジティブなイメージだけでなく、「こういう風になるのは避けたい」というネガティブなイメージの写真を用意するのも、失敗を防ぐ上で非常に有効です。
自分の髪の悩みや情報を整理しておく
自分の髪に関する情報を整理し、理容師に伝えられるように準備しておきましょう。
- ③普段の髪の悩みをリストアップする
「トップにボリュームが出ない」「サイドが膨らんでしまう」「前髪の生え癖が強い」など、日々のスタイリングで感じている具体的な悩みを、事前にメモしておくのがおすすめです。 - ④過去の施術履歴を思い出しておく
過去にかけたパーマや縮毛矯正、ブリーチ、黒染めといった施術の履歴は、薬剤の選定やダメージレベルを判断する上で、非常に重要な情報となります。思い出せる範囲で構わないので、まとめておきましょう。 - ⑤普段のスタイリング方法や、かけられる時間を伝える準備
「朝は5分しかセットに時間をかけられない」「普段はワックスしか使わない」といった、自分のライフスタイルを伝えることで、より再現性の高いスタイルを提案してもらえます。
【実践編】カウンセリングでの理想的な頼み方
事前準備が整ったら、いよいよカウンセリング本番です。準備してきた情報を基に、理容師とイメージを共有していきましょう。
まずは「写真」で視覚的にイメージを共有する
言葉だけでは伝わりにくいニュアンスは、写真を使って共有するのが一番の近道です。
- 最初に、準備してきた写真を見せる
カウンセリングが始まったら、まずは「こんな感じのスタイルにしたいです」と言って、保存してきた写真を見せましょう。これが、全ての会話のスタート地点となります。 - 写真の「どこが」気に入っているのかを具体的に指し示す
ただ見せるだけでなく、「この写真の、このくらいのカールの強さが理想です」「この全体のシルエットが好きです」というように、写真のどの部分が特に気に入っているのかを、具体的に指し示しながら伝えましょう。
次に「言葉」で悩みやニュアンスを伝える
写真で伝えきれない、より細かい要望や、自分の髪の悩みを言葉で補足します。
- 抽象的なキーワードで、なりたい雰囲気を伝える
「爽やかな感じで」「色気のあるスタイルにしたい」「無骨で男らしい雰囲気が希望です」といった、抽象的なキーワードで、なりたい全体像の雰囲気を伝えるのも有効です。 - 準備してきた髪の悩みやライフスタイルを話す
準備編で整理しておいた、自分の髪の悩みや、普段のスタイリング事情などを、ここで詳しく話しましょう。プロは、その悩みを解決するための最適なパーマを提案してくれます。
良い理容師を見極める「逆質問」のすすめ
自分の要望を伝えるだけでなく、こちらから理容師に質問を投げかけることも、信頼関係を築き、失敗を防ぐ上で有効です。
プロの提案力と誠実さを確認する質問
これらの質問に、丁寧に、そして正直に答えてくれる理容師は、信頼できる可能性が高いです。
- 「この髪型は、自分の髪質や骨格で再現できますか?」
プロの視点から、あなたの髪でそのスタイルが再現可能か、あるいは、より似合わせるためのアレンジが必要か、といった誠実な答えを引き出すことができます。 - 「この髪型にした場合、朝のセットはどのくらい時間がかかりますか?」
あなたのライフスタイルに、その髪型が本当に合っているのか、現実的な視点でのアドバイスを求めることができます。 - 「このパーマに一番合うスタイリング剤は何ですか?」
施術後のアフターケアまで、親身に考えてくれているかどうかを知ることができます。
まとめ
メンズパーマの理想的な「頼み方」とは、決して専門用語を覚えることではありません。それは、「入念な事前準備」と、「理容師とのオープンなコミュニケーション」の2つに尽きます。そして、本当に優れた理容師は、あなたが上手く言葉にできないイメージを、親身になって引き出し、最高の形で実現してくれる、頼もしいパートナーとなってくれるはずです。あなたの「なりたい」を叶えるために、ぜひ一度、カウンセリングを重視する、信頼できるメンズヘアサロンの扉を叩いてみてください。