毛量多いメンズパーマは爆発しない!ボリュームを抑えお洒落に見せる方法
「髪の毛の量が多くて、パーマをかけたら頭が爆発したように見えそう…」。そんな不安から、パーマスタイルに挑戦することを躊躇している男性は少なくありません。髪が多いことは、ボリューム感や力強さといった魅力である一方、スタイリングがまとまらなかったり、重たい印象に見えたりと、悩みの種にもなりがちです。しかし、それは大きな誤解です。実は、毛量が多い方にこそ、メンズパーマは救世主となり得るのです。適切なカットとパーマ技術を組み合わせることで、手に負えなかったボリュームを自在にコントロールし、重さを軽やかな動きに変えることができます。この記事では、毛量が多い男性のためのメンズパーマ活用術を、具体的なスタイルやオーダーのポイントを交えて詳しく解説します。
なぜ「毛量が多い」男性にあえてパーマをかけるのか
毛量が多い方がパーマをかける目的は、ボリュームを「増やす」ことではなく、有り余るボリュームを「コントロール」し、扱いやすい髪質へと「変化」させることにあります。
扱いにくい髪を「コントロール」しやすくする
パーマは、髪質そのものを柔らかくし、スタイリングしやすい状態へと導きます。
- 髪の硬さやゴワつきを和らげる
パーマの薬剤は、髪の内部構造に働きかけ、硬くてゴワつきがちな髪質を柔らかくする効果があります。これにより、髪がしなやかになり、スタイリング剤も馴染みやすくなります。 - 理想の毛流れを作り、まとまりを出す
一本一本が自己主張しがちな多い髪も、パーマで一定の毛流れやカールを与えることで、スタイル全体に統一感が生まれます。これにより、ハチ周りの膨らみや、襟足の浮きなどを抑え、まとまりのあるシルエットが完成します。
「重さ」を「動き」に変えてお洒落に見せる
ただ量が多いだけに見えていた髪が、計算された動きのあるお洒落なスタイルに変わります。
- 平面的で重たい印象を解消する
毛量が多いと、髪型がのっぺりとした重たい塊のように見えてしまいがちです。パーマで毛先に動きや束感を加えることで、髪と髪の間に空間が生まれ、見た目に軽やかさと立体感が生まれます。 - スタイリングの幅が格段に広がる
これまでボリュームを抑えることしか考えられなかったスタイリングが、パーマによって動きを活かすスタイリングへと変わります。センターパートやマッシュなど、挑戦できる髪型の幅が格段に広がります。
毛量が多くても爆発しない!おすすめのパーマスタイル
ボリュームを抑える鍵は、パーマとカットの最適な組み合わせにあります。ここでは、毛量が多い方におすすめのスタイルを紹介します。
刈り上げを組み合わせてボリュームを劇的に抑える
最も効果的で確実な方法が、サイドや襟足を刈り上げるスタイルです。
- ツーブロック × パーマ
膨らみの原因となるサイドの髪を大胆に刈り上げるツーブロックスタイルは、毛量が多い方のための鉄板スタイルです。トップのパーマで動きを楽しみつつ、全体のボリュームはすっきりと抑えることができます。 - フェードカット × パーマ
ツーブロックよりも、さらに短く滑らかなグラデーションで刈り上げるフェードカットもおすすめです。シャープで清潔感のあるシルエットが、トップのパーマデザインをより一層引き立てます。
特殊なパーマ技術でボリュームをコントロールする
カットだけでなく、パーマのかけ方自体を工夫する技術もあります。
- ダウンパーマ
サイドの髪を刈り上げたくない方におすすめなのが、韓国発祥のダウンパーマです。専用の薬剤と技術で、サイドや襟足の浮きやすい髪を、頭皮に沿うようにピタッと抑えます。 - ツイストスパイラルパーマ
一見ボリュームが出そうに見えるこのパーマも、毛量が多い方がかけると、髪が細かな束に分かれることで、全体の広がりが抑えられる効果があります。緻密な量感調整カットとの組み合わせが必須です。
毛量が多い方がパーマで失敗しないためのオーダー術
毛量が多い方のパーマは、デザインのバランスが非常に繊細です。担当の理容師に、自分の悩みを正確に伝えることが成功への第一歩です。
カウンセリングでの伝え方
自分の悩みと、なりたいイメージを具体的に共有しましょう。
- 「ボリュームを抑えたい」と明確に伝える
カウンセリングの最初に、「髪が多くて広がるのが悩みなので、ボリュームを抑えたい」という最大の要望をはっきりと伝えましょう。これを基点に、理容師は最適なスタイルを提案してくれます。 - 普段のスタイリングでの悩みを話す
「特にハチ周りが膨らんでしまう」「朝セットしても、時間が経つと頭が大きく見える」など、日々の具体的な悩みを伝えることで、それを解決するための的確なアプローチを考えてもらえます。
プロによる重要な技術選定
毛量が多い方のパーマは、理容師のカット技術が仕上がりを大きく左右します。
- 緻密な「量感調整」カットが鍵
パーマをかける前に、髪の表面ではなく、内側の毛量をセニング(すきばさみ)などで緻密に調整することが、スタイルが爆発しないための最も重要な工程です。 - 薬剤の選定とロッドの太さ
髪が太く、パーマがかかりにくい場合でも、強すぎる薬剤や細すぎるロッドを選ぶと、不必要なボリュームの原因になります。髪質を見極め、柔らかい質感になるような薬剤と、適度な太さのロッドを選定する技術が求められます。
まとめ
毛量が多いということは、決してパーマを諦める理由にはなりません。むしろ、適切な知識と技術を持ったプロの手にかかれば、その有り余る髪は、ボリュームを自在に操れる、デザイン性の高いお洒落なヘアスタイルへと生まれ変わります。重たくて扱いにくかった髪が、軽やかで動きのある自慢のスタイルになる。そんな感動を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。あなたの髪質を深く理解し、その悩みを魅力に変えてくれる、信頼できるメンズヘアサロンで、じっくりと相談することから始めてみてください。