メンズパーマをかける理想的な間隔は？【2回目以降】長持ちさせるコツも解説

サロンでかけたお気に入りのメンズパーマ。時間が経つにつれて根元の髪が伸び、カールのリッジが緩くなってくると、「次のパーマはいつかけるべきだろう？」と、その最適な間隔について疑問に思う方も多いのではないでしょうか。短すぎる間隔では髪へのダメージが心配ですし、逆に間隔が空きすぎると、せっかくのヘアスタイルが台無しになってしまいます。この記事では、メンズパーマを美しく、そして健康的に維持するための理想的な間隔と、パーマを長持ちさせるための秘訣を詳しく解説します。

【結論】メンズパーマをかける理想的な間隔とは

結論から言うと、メンズパーマをかけ直す最適な間隔の目安は、一般的に「2〜3ヶ月」とされています。これには、ヘアスタイルの維持と、髪へのダメージという2つの観点から明確な理由があります。

一般的な目安が「2〜3ヶ月」である理由

多くの男性のヘアサイクルと、パーマの持続性を考慮した上での最適な期間です。

• ヘアスタイルの維持が目的の場合
  個人差はありますが、髪は1ヶ月に約1〜1.5cm伸びます。2〜3ヶ月が経過すると、根元から2〜4cmほどの地毛が伸びてくるため、パーマ部分との馴染みが悪くなり、全体のシルエットが崩れ始めます。
• 髪へのダメージを考慮した場合
  パーマは少なからず髪に負担をかける施術です。2〜3ヶ月という間隔は、髪が回復し、次の施術に耐えられる状態になるための適切な休息期間とも言えます。短期間に繰り返しすぎると、過度なダメージで髪が傷み、綺麗なカールが出なくなる可能性があります。

パーマの間隔を左右する3つの要因

「2〜3ヶ月」はあくまで目安です。最適な間隔は、以下のような要因によって個人差が生じます。

• 髪が伸びるスピード
  髪が伸びるのが早い方は、当然スタイルの崩れも早くなるため、2ヶ月弱と少し短めの間隔が適切になる場合があります。
• かけているパーマの種類
  ツイストスパイラルパーマのようなリッジの強いパーマは比較的長持ちし、ニュアンスパーマのような緩やかなパーマはリッジが取れるのが早く感じられる傾向があります。
• 現在の髪質とダメージレベル
  健康的でハリのある髪はパーマが長持ちしやすいですが、ダメージが蓄積している髪や、細く柔らかい髪質の方は、カールが取れやすい傾向があるため、間隔が短くなることがあります。

カットとパーマの賢いメンテナンス計画

美しいパーマスタイルを維持するために、必ずしも毎回全体にパーマをかけ直す必要はありません。カットや部分パーマを上手に活用することで、髪への負担と費用を抑えることができます。

パーマは毎回かける必要はない

パーマの間にメンテナンスカットを挟むのが、賢い維持方法です。

• 「カットのみ」でパーマスタイルを復活させる
  根元が伸びてきても、パーマが残っている中間から毛先の髪を活かし、全体のシルエットを整えるカットを施すだけで、かけたてのようなスタイルが蘇ることがあります。
• 理想は「カット → カット → カット＋パーマ」
  例えば、1ヶ月ごとにカットでメンテナンスを行い、3回目のタイミングで全体にパーマをかけ直す、というようなサイクルが理想的です。これにより、常に整った状態を維持できます。

部分パーマ（ポイントパーマ）の活用

スタイルの中で、特に気になるところだけをかけ直すという選択肢です。

• ボリュームが欲しいトップだけかける
  最もボリュームが失われやすいトップ部分にだけパーマをかけることで、全体のシルエットを簡単に補正できます。
• 扱いにくい前髪や襟足だけにかける
  クセが強く、スタイリングが難しい前髪や襟足など、悩みに応じて必要な部分にだけパーマをかけるのも、非常に効果的です。

今かけているパーマを長持ちさせるコツ

日々の少しの心がけで、パーマの持ちは大きく変わります。サロンでの施術効果を、できるだけ長く維持するためのセルフケアを紹介します。

自宅でのデイリーヘアケア

パーマ後の髪はデリケートな状態です。優しく労わるケアが重要です。

• 洗浄力の優しいシャンプーを使う
  洗浄力の強いシャンプーは、パーマのカールを緩めてしまう原因になります。アミノ酸系など、マイルドな洗浄成分のシャンプーを選ぶことをおすすめします。
• トリートメントで栄養と潤いを補給する
  パーマ後の髪は乾燥しやすいため、保湿と補修効果の高いトリートメントで、定期的にケアすることが大切です。潤いのある健康な髪は、カールを美しく保つ力も高まります。

日常生活での注意点

無意識の行動が、パーマの寿命を縮めているかもしれません。

• 髪が濡れたままの状態で寝ない
  髪が濡れている時はキューティクルが開いており、非常に無防備な状態です。そのまま寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルが傷つき、カールが崩れる原因になります。
• スタイリング時に強く引っ張らない
  ブラシで無理に髪を梳かしたり、強く引っ張りながらドライヤーを当てたりすると、パーマのカールが伸びてしまいます。優しく労わるように扱いましょう。

まとめ

メンズパーマをかけ直す理想的な間隔は、一般的に「2〜3ヶ月」が目安ですが、これはあくまで基本です。あなたの髪質やライフスタイル、そして目指すスタイルによって、最適なメンテナンス計画は一人ひとり異なります。パーマの間にメンテナンスカットを挟むなど、賢くスケジュールを組むことで、髪への負担を最小限に抑えながら、常にお洒落なスタイルを維持できます。最も重要なのは、あなたの髪を深く理解してくれる、信頼できる理容師と相談することです。ぜひ一度、サロンを訪れ、あなただけの最適なパーマプランを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

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古賀昌平(こがしょうへい)

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天神大牟田線・西鉄小郡駅前のメンズヘアサロン「FRESHNESS BARBER shop」の広報担当です。福岡県出身。学生時代は水泳部に所属。趣味は、漫画やアニメを見ること（HUNTER×HUNTER、NARUTO -ナルト-、BLEACHなど）。