【メンズヘア】キャップのかぶり方と、脱いだ後もかっこいい髪型|ぺたんこ髪の直し方も解説
今や、男性のファッションに欠かせないアイテムとなった「キャップ」。コーディネートのアクセントとして、あるいは、少しセットが面倒な日の頼れる相棒として、多くの男性が日常的に愛用しています。
しかし、全てのキャップ好きが抱える、共通の悩みがあります。
それは、「キャップを脱いだ時の、あのぺたんこに潰れた髪…」。
お店に入った時、挨拶をする時、ふとキャップを脱いだ瞬間の、あの残念なヘアスタイルをどうにかできないものか…。
ご安心ください。この記事では、キャップがお洒落に決まるヘアスタイルから、ぺたんこ髪を魔法のように復活させるテクニック、そして、そもそもキャップに負けない髪型を創るための究極の解決策まで、その全てをプロの目線で徹底的に解説します。
キャップがもっと似合う!相性抜群のおすすめメンズヘア
まずは、キャップを被ることを前提とした、相性の良いヘアスタイルの基本をご紹介します。
- 定番のショートスタイルサイドや襟足がすっきりしているため、キャップから見える部分がクリーンな印象に。キャップを脱いだ後も、髪が短い分、スタイルの崩れが少なく、手ぐしで簡単に修正しやすいのが最大のメリットです。
- トレンドのセンターパート今最もお洒落な組み合わせの一つ。キャップを被ることで、前髪が自然に左右に分かれ、目元にかかる毛流れがアンニュイでこなれた雰囲気を演出します。
- パーマスタイルキャップ愛用者に、私たちが最もおすすめしたいのがパーマスタイルです。髪自体にカールやウェーブの「形状記憶」がされているため、キャップで一時的に潰されても、少し揉み込むだけで、ふんわりとしたボリュームと動きが簡単に復活します。
- ロングヘア後ろでラフに結んだり、そのまま無造作に垂らしたり。リラックスした、アーティストのような雰囲気を醸し出します。キャップとの相性も抜群です。
印象を操る、キャップのかぶり方と前髪・襟足のスタイリング
キャップをただ被るだけでなく、髪の見せ方を少し工夫するだけで、印象は大きく変わります。
- 前髪の処理はどうする?
- すっきり見せるなら:前髪を全てキャップの中にしまい込むか、オールバックのように後ろに流してから被ると、清潔感のあるアクティブな印象になります。
- お洒落に見せるなら:センターパートやマッシュスタイルで、前髪を自然に下ろして見せるのがおすすめ。目元に影ができ、ミステリアスな雰囲気を演出できます。
- 襟足は、清潔感の生命線キャップから覗く襟足は、意外と人に見られています。ここが伸びっぱなしだと、だらしない印象を与えてしまいます。すっきりと刈り上げておくか、自然な長さに整えておくことが、お洒落に見せるための絶対条件です。
【最重要】キャップを脱いだ後の「ぺたんこ髪」復活マニュアル
いざという時のために、潰れた髪を瞬時に復活させるテクニックを覚えておきましょう。
STEP1:まずは根元を濡らす
潰れてしまった髪の根元を、指先を使って水やスタイリングミストで少しだけ湿らせます。これが、髪の結合をリセットするための最初のステップです。
STEP2:ドライヤーで根元を立ち上げる
もしドライヤーが使える環境なら、これが最も効果的です。潰れた部分の根元を、指でわしゃわしゃとこするようにしながら、下から温風を当てて乾かします。これだけで、驚くほどボリュームが復活します。
STEP3:スタイリング剤を少量馴染ませる
軽い質感のワックスやバームなどを、ごく少量、手のひらに薄く伸ばします。その後、髪全体をくしゃっと握るように揉み込み、空気感を入れながらシルエットを整えます。
外出先での裏ワザ
水もドライヤーもない!そんな時は、両手を強くこすり合わせて温め、その手で髪の根元をわしゃわしゃとマッサージするように動かしてみてください。摩擦と熱で、ぺたんとなった髪の根元がほぐれ、ある程度のボリュームを取り戻すことができます。
究極の解決策は「キャップを被る前提の髪型」を創ること
ここまで対処法をご紹介しましたが、究極の解決策は、そもそも**「キャップを被っても崩れにくい、復活しやすい髪型」**を、プロに創ってもらうことです。
- パーマをかけるのが最強の選択肢前述の通り、パーマは髪に「形状記憶」の性質を与えます。キャップに負けない、ふんわりとした弾力を髪自体に持たせることができるため、脱いだ後のスタイリングが劇的に楽になります。
- 計算されたカットで、崩れにくくするプロは、髪が潰れにくいように、そして潰れても形を戻しやすいように、毛量や質感を緻密に調整してカットします。特に、トップにレイヤーを入れることで、軽さと動きが生まれ、ぺたんこになりにくいスタイルを創ることが可能です。
- ツーブロックで、悩む範囲を減らすサイドをすっきりと刈り上げるツーブロックスタイルなら、キャップで潰れて悩むのはトップの部分だけ。非常に合理的で、かつお洒落なスタイルです。
サロンで「キャップに合う髪型」をオーダーするコツ
サロンでは、あなたのライフスタイルをぜひお聞かせください。
「普段、仕事でもプライベートでも、よくキャップを被ります」
この一言を伝えていただくだけで、私たちの提案は大きく変わります。
「キャップを脱いだ時に、トップがぺたんこになるのが悩みで…」
「パーマをかけて、手入れを楽にしたいのですが、どうでしょうか?」
あなたの悩みや希望を共有していただければ、私たちはあなたのライフスタイルに寄り添った、最高のヘアスタイルをご提案します。
まとめ
キャップは、あなたの毎日を彩る素晴らしいファッションアイテムです。脱いだ後の「ぺたんこ髪」を恐れて、そのお洒落を諦めてしまうのは、あまりにもったいない。
正しい対処法を知り、そして何より、あなたのライフスタイルを理解したプロの手による「キャップのためのヘアスタイル」を手に入れることで、その悩みは解消できます。
もう、お店に入るのをためらう必要はありません。
キャップを被っても、脱いでも、一日中かっこいい。そんなストレスフリーなヘアスタイルを、ぜひ私たちと一緒に創り上げませんか?