ツーブロックの頼み方で失敗しない!理容室で理想の髪型を伝えるコツ
理容室で髪型を注文するとき、特にツーブロックスタイルはどのように伝えれば良いか悩んだ経験はありませんか。写真を見せるのが一番早いと分かっていても、細かいニュアンスを言葉で伝えたい、あるいはイメージに近い写真が見つからないこともあるでしょう。この記事では、理容室でツーブロックを頼む際に、理想の髪型を的確に伝えるための具体的な方法と失敗しないためのコツをご紹介します。ポイントを押さえて、自信を持ってオーダーできるようになりましょう。
まずは基本!ツーブロックの頼み方
ツーブロックを頼む上で最も重要なのは、理容師とイメージを共有することです。口頭での説明に自信がない場合は、ためらわずにスマートフォンなどでイメージに近い髪型の写真を見せることをおすすめします。プロの理容師は写真を見るだけで、カットの構成やスタイリングのポイントを理解してくれます。もし、写真がなくても心配はいりません。これから説明するポイントを伝えることで、あなたの理想とするイメージを形にすることが可能です。
写真なしでツーブロックを頼む際の伝え方
写真を使わずに言葉だけでツーブロックを注文する場合、いくつかの要素に分けて伝えると、理容師にイメージが伝わりやすくなります。以下のポイントを参考に、ご自身の希望を整理してみてください。
刈り上げる範囲を伝える
ツーブロックの印象を大きく左右するのが、どの範囲まで刈り上げるかです。サイドとバック、それぞれ希望の範囲を伝えましょう。
- サイド(横)の範囲
こめかみまでの高さ、耳がちょうど出るくらい、耳に少し髪がかかるくらいなど、具体的な高さや位置を伝えます。ビジネスシーンでも通用させたい場合は、範囲を狭めにすると自然な印象になります。 - バック(後ろ)の範囲
襟足部分だけをすっきりと刈り上げる、後頭部の真ん中あたりまで刈り上げるなど、希望の高さを伝えます。高めに設定するとアクティブな印象に、低めにすると落ち着いた印象になります。
刈り上げる長さを伝える(ミリ数)
刈り上げる部分の長さは、ミリ単位で指定するのが最も正確です。ミリ数によって地肌の見え方や仕上がりの色合いが変わります。
- ミリ数の目安
一般的には3mm、6mm、9mm、12mmなどがよく使われます。3mmだと地肌が透けて見え始め、6mmだと自然な濃さに、9mm以上になると地肌の透け感はほとんどなくなります。初めてで不安な場合は、少し長めのミリ数から試してみるのがおすすめです。 - バリカンかハサミか
自然な質感にしたい場合は、ハサミでの刈り上げを希望することもできます。ミリ数にこだわらず、ナチュラルな仕上がりを求める場合に伝えてみましょう。
上にかぶせる髪の長さを伝える
刈り上げた部分の上にかぶせる髪の長さやスタイルも、全体のバランスを決める重要な要素です。
- 長さの設定
刈り上げ部分との境目をはっきりと見せるのか、それとも自然になじませるように長さを残すのかを伝えます。「耳にかかるくらい」「眉毛が隠れる長さ」など、具体的な基準を伝えると分かりやすいです。 - スタイル
刈り上げ部分と自然につなげるのか、あえて長短の差をつけて個性的なスタイルにするのか、希望のスタイルを伝えましょう。
前髪や全体の雰囲気を伝える
ツーブロック部分以外の髪型や、全体のシルエット、なりたいイメージを伝えることで、より完成度が高まります。
- 前髪のスタイル
前髪を上げて額を出すスタイルか、下ろして流すスタイルかなど、普段のスタイリングに合わせた希望を伝えましょう。 - 全体のシルエット
マッシュベースの丸みのあるシルエット、すっきりとしたショートスタイルなど、全体の形を伝えます。「清潔感のあるビジネススタイル」「カジュアルで動きのある感じ」といった、なりたいイメージを言葉にするのも良い方法です。
ツーブロックで失敗しないための追加のコツ
基本的な頼み方に加えて、いくつかのポイントを押さえることで、さらに失敗のリスクを減らし、満足のいく仕上がりを目指せます。
普段のスタイリング方法を伝える
普段、ヘアワックスやジェルを使うのか、ドライヤーだけで済ませることが多いのかといったスタイリング習慣を伝えることも大切です。理容師は、お客様が自宅で再現しやすいようにカットを調整してくれます。
髪の悩みや好みを伝える
髪が硬くて広がりやすい、クセが強くて扱いにくいなどの髪質に関する悩みや、過去に挑戦してうまくいかなかった髪型などを率直に伝えましょう。プロの視点から、あなたの髪質に合った最適なスタイルを提案してくれます。
不安な点は正直に相談する
自分にどんなツーブロックが似合うか分からない場合は、無理に決めずに「自分に似合うスタイルを提案してほしい」と相談するのも一つの方法です。経験豊富な理容師なら、あなたの骨格や髪質、雰囲気に合わせたスタイルを見つけてくれるでしょう。また、カットの途中で「一度、長さを確認させてもらえますか」とお願いすることも可能です。
まとめ
ツーブロックの頼み方で大切なのは、「刈り上げる範囲」「刈り上げる長さ」「上にかぶせる髪とのバランス」そして「全体の雰囲気」を具体的に伝えることです。もし言葉で説明するのが難しければ、イメージに近い写真を見せるのが最も確実な方法です。そして何よりも、あなたの髪の悩みや希望を親身に聞いてくれる、信頼できる理容師を見つけることが理想の髪型への近道と言えるでしょう。丁寧なカウンセリングで、あなたにぴったりのツーブロックスタイルを提案してくれるはずです。