【面長のメンズヘア】もう悩まない!顔型をバランス良く見せる髪型と黄金ルール
「自分の顔が、なんだか間延びして見える…」
「シャープなのはいいけれど、もう少し柔らかい印象に見せたい」
「面長だから、似合う髪型が限られている気がする」
そんな風に、ご自身の顔型が「面長」であることに、コンプレックスを感じていませんか?
面長は、クールで大人っぽく、知的な印象を与えるという、素晴らしい個性です。そして、あなたが感じている顔のバランスに関する悩みは、ヘアスタイルを変えることで、驚くほど解消することができます。
この記事では、面長を自然にカバーし、あなたの魅力を最大限に引き出すための「黄金ルール」から、具体的なおすすめスタイル、そしてサロンでのオーダー方法まで、プロの目線で徹底的に解説します。
印象は髪型で変わる!面長カバーの「ひし形シルエット」の法則
面長さんがヘアスタイルで目指すべきは、顔全体のシルエットを理想的な「ひし形(◇)」に近づけること。これにより、縦長の印象を和らげ、全体のバランスを整えることができます。そのためのポイントは、たったの3つです。
- トップの高さは「出しすぎない」
顔の縦の長さをこれ以上強調しないよう、トップはワックスでツンツンと立たせるのではなく、自然な丸みを意識して、高さを出しすぎないことが重要です。 - サイドに「横のボリューム」を出す
これが最も大切なポイントです。こめかみから耳横にかけて、髪にパーマで動きを出したり、カットで丸みを持たせたりすることで、横幅をプラスします。これにより、視覚的に縦の印象が緩和されます。 - 「前髪」で縦の面積をコントロールする
前髪を下ろすことで、顔が見える面積(特におでこの縦の長さ)を物理的に狭くし、顔の長さを短く見せる効果があります。前髪は、面長さんにとって最強の味方です。
【スタイル別】面長さんに似合うおすすめメンズヘア
「ひし形シルエット」の法則に基づいた、具体的なおすすめスタイルをご紹介します。
マッシュスタイル
サイドにボリュームを出しやすく、前髪で顔の面積を調整できるマッシュヘアは、面長カバーの王道スタイル。特に、パーマをかけてサイドに動きを出した「パーマッシュ」や、少し重さを残したマッシュスタイルが、顔の長さを感じさせず、バランス良く見せてくれます。
パーマスタイル
パーマは、面長さんのためにあると言っても過言ではないほど、相性の良い技術です。髪全体にカールやウェーブをつけることで、視線が動きに分散され、顔の長さに意識がいかなくなります。特に、サイドにボリュームを出しやすいスパイラルパーマや、自然な動きのニュアンスパーマが効果的です。
センターパート
トレンドのセンターパートも、工夫次第で面長さんに似合わせることが可能です。ポイントは、前髪を長めに設定し、根元をふんわりと立ち上げてサイドに流すこと。これにより、サイドにボリュームが生まれ、「ひし形」のシルエットを作ることができます。
ツーブロック
サイドを刈り上げるツーブロックスタイルにする場合は、刈り上げの位置を高くしすぎないことが鉄則です。サイドがタイトになりすぎると、顔の縦長感が強調されてしまいます。低めの位置で刈り上げ、上の髪を長めに残してサイドにボリュームを出せるようにバランスを取りましょう。
やってはいけない!面長を強調するNGヘアスタイル
逆に、面長の印象をより強めてしまう可能性のある髪型も知っておきましょう。
- トップを高くしすぎたソフトモヒカン
縦のラインがさらに強調されてしまいます。 - サイドをタイトに刈り上げすぎたベリーショート
横幅がなくなり、顔の長さだけが際立ってしまいます。
最重要パーツ「前髪」の作り方で印象を操る
面長カバーにおいて、前髪はまさに「命」とも言える重要なパーツです。
- 前髪を下ろす効果
おでこを隠すことで、顔の縦の面積を短く見せる、最も直接的で効果的な方法です。少し重さを残した「重めバング」や、分け目を作って自然に斜めに下ろす「流しバング」がおすすめです。 - 前髪を上げる場合の注意点
ビジネスシーンなどで前髪を上げたい場合は、全体を真上に立ち上げるのではなく、前髪の生え際だけを少しだけ立ち上げ、あとはサイドに流すようなスタイリングを意識しましょう。これにより、高さを出しすぎずに清潔感を演出できます。
「面長が悩みです」サロンで伝えるべきこと・オーダーのコツ
あなたの悩みを解決し、理想の髪型を手に入れるには、プロとのイメージ共有が不可欠です。サロンでは、以下の点を伝えてみてください。
- 「面長に見えるのが気になる」と正直に伝える
これが全てのスタートです。あなたの悩みを正直に伝えることで、プロはそれを解決するための専門知識と技術をフル活用してくれます。 - 理想のスタイル写真を見せて相談する
なりたい髪型の写真を見せ、「このスタイルを、面長がカバーできるようにアレンジできますか?」と相談するのが最も確実です。 - 「NGなこと」も伝える
「サイドがペタッとなるのは嫌だ」「トップが高くなりすぎるのは避けたい」など、あなたが避けたいイメージを共有することも、失敗しないための重要なポイントです。
まとめ
面長は、決して隠すべきコンプレックスではありません。クールで知的な印象を与える、あなたの素晴らしい個性です。そして、その個性を活かしながら、理想のバランスを手に入れることは、ヘアスタイル次第で十分に可能です。
「ひし形シルエット」と「前髪」。この2つの黄金ルールを理解すれば、これからの髪型選びはもっと楽しく、もっとポジティブなものになるはずです。
あなたの顔型は、世界に一つだけのもの。その魅力を最大限に引き出す黄金バランスは、プロにしか創れません。もう一人で悩まないでください。私たちと一緒に、最高の“似合う”を見つけましょう。