散髪の頼み方「上」の伝え方|サイドとのバランスで創る理想のスタイル
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散髪を注文する際、ヘアスタイル全体の個性を決定づける、最も重要なパーツが「上(トップ)」の部分です。トップに動きを出すのか、それとも、きっちりとまとめるのか。そのデザイン一つで、あなたの印象は自由自在に変わります。
しかし、最高のトップのデザインは、それ単体で存在するわけではありません。それは、サイドやバックとの、完璧なバランスと「繋がり」の中で、初めて生まれるのです。この記事では、全体のヘアスタイルとの調和から考える、トップの頼み方について、詳しく解説します。
Contents
まず考えるべきは、サイド(横)との「繋がり」
トップのデザインを考える前に、まず、その土台となるサイドの髪と、どのように「繋げる」かを決めると、オーダーが非常にスムーズになります。
ヘアスタイル全体の設計図
- 繋げるスタイル(グラデーション)
サイドの短い刈り上げ部分から、トップの長い髪までを、滑らかなグラデーションで、自然に「繋げる」スタイルです。一体感があり、クラシックで、落ち着いた印象になります。 - 繋げないスタイル(ツーブロック)
サイドをすっきりと刈り上げ、その上のトップの髪を、あえて「繋げずに」、はっきりと長さを残して被せるスタイルです。メリハリが効いた、現代的で、ファッション性の高い印象になります。
この、どちらの設計図を選ぶかによって、トップ部分の最適なデザインも変わってきます。
ベース別・トップ(上)の頼み方
あなたが選んだ、サイドとの繋げ方に合わせて、トップの希望を伝えてみましょう。
「繋げる」スタイルに合わせるトップの注文方法
- このスタイルの特徴
クラシックなショートスタイルや、ソフトモヒカン、きっちりとした七三分けなど、ヘアスタイル全体の一体感を重視する場合に適しています。 - 注文のポイント
「サイドは、自然なグラデーションで刈り上げてください。そして、トップは、そこから滑らかに繋がるように、指でつまんでセットできるくらいの長さでお願いします」
「ツーブロック」に合わせるトップの注文方法
- このスタイルの特徴
トップ部分のデザインの自由度が非常に高いのが、このスタイルの魅力です。長さを残してセンターパートにしたり、パーマをかけたり、あるいは、重めのアシンメトリー(左右非対称)にしたりと、様々な個性を表現できます。 - 注文のポイント
「サイドはツーブロックにして、トップは長めに残して、後ろに流せるようにしてください」
「ツーブロックをベースに、上が丸いマッシュになるようにお願いします」
トップの「質感」で、さらに個性を加える
長さや繋げ方が決まったら、最後に、トップの「質感」についてオーダーを加えると、よりあなたの理想に近づきます。
軽さと動きを、言葉で伝える
- 束感を出して、動きのあるスタイルに
「ワックスをつけた時に、簡単に束感が出るように、全体的にすいて、軽くしてください」 - ボリュームを、自在にコントロール
「トップがぺたんとしやすいので、根元がふんわりと立ち上がるように、レイヤーを入れてください」
なぜトップのカットは、プロに相談するのが一番なのか
トップのデザインは、お客様一人ひとりの骨格や髪質に合わせて創り上げる、最も技術力が問われる部分です。
あなただけの、最適なバランス
- 骨格と髪質を、的確に診断
プロの理容師は、あなたの頭の形、髪の生え方、そして髪質(硬いか柔らかいか、直毛かくせ毛かなど)を瞬時に見極めます。そして、あなたの個性を最大限に活かし、かつ欠点をカバーする、トップとサイドの、最適なバランスを判断します。 - セルフカットの限界
ご自身で、この全体のバランスを保ちながら、トップの質感までをコントロールすることは、まず不可能です。
スタイリングのしやすさという、最終ゴール
- 再現性の高いカット
優れた理- 容師の最終的なゴールは、サロンでの仕上がりだけではありません。お客様がご自宅に帰り、ご自身でスタイリングした時に、サロンでの仕上がりが簡単に再現できること。そこまでを逆算して、ハサミを入れているのです。 - プロによる、的確な指導
カットの最後には、プロが、その日創り上げたトップのスタイルを、最も格好良く見せるための、簡単なスタイリング方法まで、丁寧に教えてくれます。
まとめ
床屋で、理想のヘアスタイルを手に入れるための、トップの頼み方。その鍵は、トップを単体で考えるのではなく、まず、サイドと「繋げる」のか、「繋げない(ツーブロック)」のか、という、全体の設計図から考えることです。
そして、そのあなたの希望を、あなたの骨格や髪質に合わせた最高のバランスで実現してくれるのが、プロの理容師です。ぜひ一度、サロンで、あなただけの、完璧なスタイル設計について相談してみてはいかがでしょうか。
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