白髪ぼかしのトーン選び|明るさで変わる印象と自分に似合う髪色
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白髪を自然でおしゃれに見せる「白髪ぼかし」。その仕上がりの印象を大きく左右する重要な要素が、髪の明るさのレベルである「トーン」です。自分にはどのくらいのトーンが似合うのか、また、明るさによってどのようなメリット・デメリットがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、白髪ぼかしにおけるトーンの選び方と、それによって変わる印象について詳しく解説します。
Contents
まずは基本から。「トーン」とは何か
ヘアカラーを語る上で欠かせない「トーン」という言葉の基本的な意味から確認しておきましょう。
髪の明るさを示す指標
- レベルスケール
トーンとは、髪の明るさを段階的に示した指標のことです。多くの理容室や美容室では、数字でレベル分けされた毛束のスケールを共有しており、数字が小さいほど暗く(黒く)、大きいほど明るい(金髪に近く)なります。 - 日本人の地毛のトーン
個人差はありますが、染めていない日本人の地毛の多くは、4レベルから6レベル程度の暗いトーンに分類されます。一方で、色素のない白髪は、15レベル以上の非常に明るい状態と考えることができます。
トーンで変わる白髪ぼかしの印象と特徴
白髪ぼかしでどのトーンを選ぶかによって、仕上がりの印象は大きく変わります。
暗めのトーン(6〜8レベル程度)
- 仕上がりの印象
地毛に近く、落ち着きがあり、知的で誠実な印象を与えます。髪にツヤが出やすく、上品に見えるのも特徴です。ビジネスシーンにも最適なトーンです。 - メリット
髪のダメージが目立ちにくく、初めてカラーリングに挑戦する方でも違和感なく取り入れやすいです。 - 注意点
白髪の量が多い方の場合、根元から新しい白髪が伸びてきた時に、暗く染めた部分とのコントラストが少し気になる可能性があります。
中間のトーン(9〜11レベル程度)
- 仕上がりの印象
軽やかさが出て、柔らかく、ぐっとおしゃれな印象になります。ファッションとのコーディネートも楽しみたい方におすすめです。 - メリット
白髪と黒髪の中間的な明るさであるため、両者が最も自然に馴染みやすく、髪に立体感が生まれます。根元が伸びてきても気になりにくいのが最大のメリットです。 - 注意点
ご自身の地毛の明るさによっては、このトーンまで上げるために、一度髪を明るくする(ライトナーやケアブリーチなど)必要がある場合があります。
明るめのトーン(12レベル以上)
- 仕上がりの印象
個性的で、洗練されたスタイリッシュな印象を与えます。透明感のあるシルバーや、クールなアッシュ系の白髪ぼかしに最適なトーンです。 - メリット
白髪の割合が多い方ほど、強いブリーチをしなくてもこのトーンを実現しやすくなります。根元から生えてくる白髪が全く気にならなくなります。 - 注意点
髪への負担が大きくなる可能性があるため、丁寧なヘアケアが必須です。また、職場の規定など、TPOを選ぶ場合があります。
最適なトーンはサロンでしか見つからない
自分に似合うトーンを自分自身で見つけるのは、非常に難しいことです。
セルフカラーの限界
- トーンの調整はほぼ不可能
市販のカラー剤では、箱の見本を参考にしても、ご自身の髪質や白髪の量でどのトーンに仕上がるかを正確に予測することはできません。繊細な明るさの調整は不可能です。 - 深刻な色ムラ
明るさが全く違う白髪と黒髪を、同じ薬剤で均一なトーンに染めることはできません。結果として、白髪だけが明るく染まり、まだら模様のような色ムラになってしまいます。
プロに相談するメリット
- 専門家による的確な診断
プロの理容師が、あなたの髪質、白髪の量、肌の色、瞳の色、そしてライフスタイルなどを総合的に診断し、最も似合うトーンを導き出します。 - オーダーメイドの薬剤
希望のトーンを正確に実現するために、複数の薬剤をミリグラム単位で調合します。また、ダメージを最小限に抑えるための保護剤を加えるなど、髪をいたわる工夫も行います。 - ヘアスタイルとのトータルバランス
似合うトーンは、カットするヘアスタイルによっても変わります。プロは、カットとカラーを連動させ、トータルで最もバランスの良いスタイルを創り上げます。
まとめ
白髪ぼかしの印象は、「トーン」つまり髪の明るさによって大きく左右されます。暗めのトーンは知的で落ち着いた印象、中間のトーンは自然でおしゃれな印象、明るめのトーンは個性的でスタイリッシュな印象を与えます。
しかし、無数にある選択肢の中から、あなたに本当に似合う最適なトーンを見つけ出すことは、自己判断では極めて困難です。髪の専門家である理容師による専門的な診断とカウンセリングこそが、理想のヘアスタイルを手に入れるための最も確実な方法と言えるでしょう。
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