【メンズ髪型】もう迷わない!自分に似合う髪型の決め方、4つのステップ
「理容室を予約したはいいものの、いざ『どんな髪型にしますか?』と聞かれると、いつも答えに詰まってしまう…」
「結局、無難に『いつもと同じで』と頼んでしまい、変わり映えしない自分に少しがっかりする…」
多くの男性が経験する、この“髪型迷子”の状態。実は、家探しや洋服選びと同じで、ヘアスタイルにも**正しい「決め方の手順」**が存在します。
この記事では、プロの理容師がカウンセリングの際に実践している、失敗しないための「髪型の決め方」を、誰でも簡単にできる4つのステップで伝授します。もう、理容室の椅子の上で頭を抱える必要はありません。
STEP1:「なりたいイメージ」の方向性を決める
具体的な髪型を探し始める前に、まずはあなたが「どんな雰囲気の男性になりたいか」という、抽象的なイメージから考えてみましょう。これが、髪型選びの最も重要なコンパスになります。
- どんな自分になりたいですか?
- 爽やか・清潔感のある印象?
- 大人っぽい・知的・色気のある印象?
- ワイルド・男らしい印象?
- 個性的・お洒落な印象?
まずは、これらのキーワードの中から、今の自分が最も惹かれる方向性を一つか二つ、心に決めてみてください。好きな俳優や、憧れの人の雰囲気を参考にするのも、イメージを固めるための素晴らしいヒントになります。
STEP2:「髪の長さ」と「前髪」の基本形を選ぶ
なりたいイメージの方向性が決まったら、次はヘアスタイル全体の「骨格」となる、大まかなシルエットを選びます。
- 髪の長さ(レングス)
- ベリーショート/ショート: 爽やかで快活なイメージ。ビジネスシーンにも強く、スタイリングも簡単です。
- ミディアム: 色気やアンニュイな雰囲気が出しやすい長さ。パーマとの相性も抜群で、お洒落の幅が広がります。
- ロング: 個性的でアーティスティックな印象。自分だけの世界観を表現したい方に。
- 前髪のデザイン(おでこを出すか、下ろすか)
- 上げる(おでこを出す): 清潔感があり、自信に満ちた明るい印象を与えます。(例:アップバング、オールバック)
- 下ろす(おでこを隠す): 優しく中性的で、ミステリアスな雰囲気も演出できます。(例:マッシュ、ショートレイヤー)
STEP1で決めたイメージ(例:「爽やか」)と、STEP2(例:「ショート」で「前髪を上げる」)を組み合わせるだけで、すでに「爽やかなアップバングショート」という、具体的なスタイル像が見えてきましたね。
STEP3:「自分の特徴」と照らし合わせる【似合わせの法則】
ここからは、選んだスタイルを「あなた仕様」にカスタマイズしていく、プロの領域に一歩踏み込みます。自分の顔型や髪質と向き合ってみましょう。
- ① 顔型で補正する
- 丸顔・エラ張りが気になる方: 縦のラインを意識しましょう。トップに高さを出すスタイル(アップバング、ソフトモヒカンなど)が似合います。
- 面長が気になる方: 横のラインを意識しましょう。サイドにボリュームを出すスタイル(マッシュ、パーマなど)や、前髪を下ろして縦の面積を減らすのが効果的です。
- ② 髪質を活かす/カバーする
- 髪が硬い・多い方: 短く切ってクセを抑えるか、パーマをかけて柔らかい動きを出すのがおすすめです。
- 髪が柔らかい・少ない方: レイヤー(段差)を入れて動きを出すか、パーマで根元からボリュームを出すと、スタイリングしやすくなります。
- くせ毛の方: そのくせを活かしたパーマ風のスタイルにするか、縮毛矯正でストレートにするか。あなたの個性をどちらの方向で活かすか考えましょう。
STEP4:「ライフスタイル」に落とし込む【最終チェック】
どんなに似合う髪型でも、あなたの生活にフィットしていなければ、最高のヘアスタイルとは言えません。
- 仕事や学校のルールは? カラーはOKか、過度な刈り上げは大丈夫かなど、TPOを考慮しましょう。
- スタイリングにかけられる時間は? 朝は5分しか時間がない、という方であれば、セットが簡単なパーマスタイルやベリーショートが現実的です。
- 普段のファッションは? カジュアルな服装が多いか、きれいめな服装が多いか。髪型とファッションのテイストを合わせることで、あなたのお洒落は完成します。
それでも決められないあなたへ。最終結論は「プロに相談」
ここまで4つのステップをご紹介しましたが、「自分の顔型や髪質がよく分からない」「結局、どの髪型が一番いいのか決めきれない」と感じる方も多いはずです。
それもそのはず。なぜなら、あなたの骨格、髪質、生え癖、そしてライフスタイルまでを総合的に判断し、無数にあるヘアスタイルの中から、あなたにとっての「たった一つの正解」を導き出すことこそが、私たちプロの理容師の仕事だからです。
最高のオーダーは、この一言
理容室で、この記事のSTEP1〜4で考えたことを、そのまま伝えてみてください。
「爽やかなイメージが好きで、髪型は前髪を上げるショートがいいと思っています。ただ、自分は面長なのが少し気になっていて…。朝のセットも楽な方が嬉しいのですが、何かいい髪型はありますか?」
この一言こそが、「お任せします」よりも何倍も価値のある、最高のオーダーです。
まとめ
髪型の「決め方」とは、自分自身と向き合い、理想の自分をイメージする、非常に楽しく、そして創造的なプロセスです。この4つのステップを踏むことで、あなたはもう理容室の椅子の上で、「どうしよう…」と漠然と悩むことはなくなるはずです。
そして、そのプロセスの最終段階で、あなたの理想を最高の形で実現させるのが、プロの理容師の役割です。
あなたのための「答え」を、私たちと一緒に見つけませんか?最高の髪型は、最高のカウンセリングから始まります。ぜひ一度、あなたの想いをお聞かせください。