髪の広がりを抑えるメンズトリートメント。湿気に負けない髪へ
朝しっかりスタイリングをしても、湿気の多い日にはすぐに髪が広がってしまい、まとまりがつかなくなる。そんなお悩みを抱えてはいませんか。特に、髪の量が多い方や、くせ毛の性質をお持ちの方にとって、髪の広がりは日々のスタイリングにおける切実な問題です。しかし、その悩みは、日々のトリートメントケアを見直し、髪の性質を正しく理解することで、大きく改善することが可能です。この記事では、髪の広がりを効果的に抑えるための、トリートメントの選び方と正しい使い方について詳しく解説いたします。
なぜ髪は広がってしまうのか?その原因について
そもそも、なぜ私たちの髪は、特に湿度の高い日に広がってしまうのでしょうか。その主な原因は、髪の内部における「水分バランスの乱れ」にあります。髪が健康な状態であれば、表面のキューティクルが整然と並び、内部の水分量を適切に保つことができます。しかし、日々のダメージなどによってキューティクルが傷ついて剥がれてしまうと、その隙間から空気中の余分な水分が髪の内部に侵入してしまいます。これにより髪一本一本が不均一に膨張し、結果として全体の広がりやうねりとなって現れるのです。
広がりを抑えるトリートメントが持つべき要素
髪の広がりを抑えるためのトリートメント選びで最も重要なのは、「髪内部の水分量を整え、外側から湿気の侵入を防ぐ」という二つの働きを両立させることです。まず、髪の内部に必要な潤いをしっかりと補給し、水分で満たされた状態を作るために、セラミドやヒアルロン酸といった保湿成分が豊富に含まれた製品が有効です。そして次に、補給した潤いを閉じ込め、さらに空気中の余分な水分の侵入を防ぐためのコーティング機能として、シアバターやアルガンオイルといった、髪なじみの良い植物性オイルが配合されているものが適しています。この「保湿」と「保護」の両方を満たすことが、広がりやすい髪質の方には不可欠です。
効果を高める日々のヘアケア習慣
最適なトリートメントを選んだら、次はその効果を最大限に引き出すための日々のケアが重要になります。トリートメントを髪になじませる際は、特に広がりやすい部分やダメージが気になる部分を中心に、髪一本一本をコーティングするようなイメージで丁寧につけていきましょう。そして、ケアの効果を左右するのが、お風呂上がりのドライヤーのかけ方です。濡れた髪はキューティクルが開いており、最も広がりやすい状態です。できるだけ早く、ドライヤーの風を髪の根元から毛先方向、つまり上から下に向かって当てることで、キューティクルを整えながら乾かすことができます。これにより、まとまりとツヤのある、広がりにくい髪に仕上がります。
ご自身の髪質に合わせた、最適な解決策を見つけるために
ここまで、ご自宅でできる広がりを抑えるためのケアについて解説してきましたが、髪の広がりと一言で言っても、その原因はダメージによるものなのか、元々の髪質によるものなのか、あるいはその両方なのかによって、最適なアプローチは異なります。数ある製品の中から、ご自身の髪の状態に完璧にマッチする一本を見つけ出すのは、決して簡単なことではありません。もし、ご自身のケア方法に限界を感じていたり、より確実な効果を求めたりするのであれば、ぜひ一度、私たち髪のプロフェッショナルにご相談ください。
サロンでは、専門家がお客様の髪質と悩みの原因を的確に診断し、数ある高品質なサロン専売品の中から、あなたのためだけの一本を厳選いたします。また、時には髪質そのものを改善するためのサロンでしかできない特別なトリートメントや、施術をご提案することも可能です。諦めていたその髪の悩みを、ぜひ私たちと一緒に解決してみませんか。