メンズヘアカラーのプリン対策。原因とスマートな解消法&活かし方
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ヘアカラーを楽しんでいる男性が、時間が経つにつれて直面する共通の悩み、それが根元の「プリン」問題です。新しく生えてきた地毛と、染めた部分との色の差がくっきりと分かれてしまうこの状態は、見た目の印象を大きく左右します。この記事では、ヘアカラーのプリン状態がなぜ起こるのか、そしてそのスマートな解消法や、逆転の発想で活かす方法について詳しく解説します。
Contents
ヘアカラーの「プリン」状態とは?なぜ目立つの?
「プリン」とは、染めた髪が伸びてきた時に、根元に地毛の黒い部分が現れ、その下の明るい部分との境界線ができてしまう状態を指す俗称です。その見た目が、カスタードプリンとカラメルソースのように見えることから、そう呼ばれています。
プリンが目立つ原因
- 染めた部分と根元の色の差
根本的な原因は、新しく生えてきた地毛と、以前に染めた部分との間に、明確な色の差(コントラスト)が生まれることです。 - 明るいカラーほど目立ちやすい
染めた髪の色が明るければ明るいほど、地毛の黒とのコントラストが強くなるため、プリン状態はよりはっきりと、そして早くから目立つようになります。 - 健康な髪が伸びている証拠
プリン状態になるのは、髪が健康に伸びている証拠でもあります。そのため、ヘアカラーを続けている限り、避けては通れない現象と言えます。
気になる根元のプリン。スマートな対処法
根元のプリンが気になり始めたら、いくつかの対処法があります。自分のライフスタイルや、なりたいイメージに合わせて最適な方法を選びましょう。
主なメンテナンス方法
- 根元のリタッチ(根元染め)
最も基本的なメンテナンス方法が、伸びてきた根元の部分だけを、毛先の色に合わせて染め直す「リタッチ」です。髪全体のダメージを最小限に抑えながら、きれいな状態をキープできます。一般的に、髪が1cmから2cm伸びる、1ヶ月から2ヶ月後がリタッチの目安です。 - 全体をもう一度染め直す
根元のプリンを解消すると同時に、毛先の褪色してしまった色味もきれいにしたい場合や、全く違う色にイメージチェンジしたい場合は、髪全体を染め直すのがおすすめです。 - あえて暗めのカラーに染め直す
メンテナンスの頻度を下げたい場合は、地毛の色に近い、暗めのカラーに染め直す(トーンダウンする)のも賢い選択です。地毛との色の差が少なくなるため、根元が伸びてきてもプリン状態がほとんど気にならなくなります。
プリンを活かす。逆転の発想のデザイン
気になるプリンを「解消」するのではなく、あえて「活かす」という上級者向けのテクニックもあります。
プリンをデザインに変える方法
- グラデーションやシャドウルーツに移行する
根元の暗さを活かし、毛先にかけて自然に明るくなるように、中間の部分をぼかすように染めることで、意図的な「グラデーションカラー」や「シャドウルーツ」といったデザインに昇華させることができます。 - ローライトを追加する
全体の中に、地毛の色に近い暗い毛束(ローライト)を筋状に入れることで、根元のプリンとの境界線がぼやけ、スタイル全体に立体感が生まれます。 - スタイリングでぼかす
一時的な対策として、髪の分け目をはっきりとつけず、無造作に動かしたり、トップにボリュームを出したりするスタイリングで、根元の境目を目立ちにくくする方法もあります。
根元のセルフリタッチをおすすめしない理由
伸びてきた根元だけなら、と自分で染めようと考える方もいるかもしれません。しかし、根元のリタッチは非常に難しく、失敗のリスクが高い施術です。
セルフリタッチの危険性
- 深刻な色ムラのリスク
自分で根元の伸びた部分だけに、均一に薬剤を塗布することは極めて困難です。既に染まっている部分に薬剤が重なってしまうと、その部分だけが暗く沈み、線のようなムラ(通称:バン)ができてしまいます。 - 最適な薬剤の選定が難しい
前回サロンで染めた色と、市販のカラー剤の色を完全に一致させることは不可能です。結果として、根元だけが違う色になってしまう可能性が非常に高いです。 - 髪と頭皮への余計なダメージ
不必要な部分にまで薬剤を付けてしまうことで、髪へのダメージを加速させたり、頭皮のトラブルを引き起こしたりする原因になります。
まとめ
ヘアカラー後のプリン状態は、誰もが経験する自然な過程です。そして、その対処法は、単純に染め直すだけでなく、デザインとして活かす方法など、多岐にわたります。あなたの髪の状態、ライフスタイル、そしてこれからどうしていきたいかによって、最適な選択は異なります。自己判断で失敗してしまう前に、まずは男性のヘアスタイルを知り尽くしたプロの理容師に相談し、最適なメンテナンスプランを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
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