トリートメントの「使い方」、意識していますか?効果を飛躍させる、プロの基本
髪のダメージをケアし、理想の質感へと導いてくれる、ヘアトリートメント。日々のヘアケアに、取り入れている男性も、増えていることと存じます。しかし、そのトリートメントを、あなたは、どのような「使い方」を、されているでしょうか。「ただ、髪につけて、洗い流すだけ」。もし、そうであるならば、その、高機能なトリートメントが持つ、本来の力を、半分も、引き出せていないかもしれません。製品の価値を、最大限に、そして、本質的に、引き出すためには、その使い方にこそ、プロフェッショナルな、意識と、技術が、求められるのです。
まずは、トリートメントを迎える「準備」から
最高のトリートメント効果は、製品を、髪につける、その前の、僅かな準備段階から、始まっています。
シャンプー後の、丁寧な水気切り
シャンプーを、丁寧にすすいだ後、そのまま、びしょ濡れの状態の髪に、トリートメントを、つけてしまってはいないでしょうか。髪が、水分で、飽和している状態では、その上から、トリートメントを重ねても、有効成分が、薄まってしまい、髪の内部まで、十分に、浸透することができません。トリートメントをつける前には、必ず、両手で、髪を優しく挟み込み、余分な水分を、丁寧に、絞り出しておくこと。この、ひと手間が、トリートメントの、浸透力を、大きく左右する、非常に、重要な、準備です。
栄養を届ける、効果的な「つけ方」
髪の準備が整ったら、いよいよ、トリートメントを、塗布していきます。ここでのポイントは、「どこに」「どのように」つけるか、です。
頭皮を避け、「毛先中心」という絶対原則
まず、絶対に、守っていただきたい原則が、「頭皮を避けて、毛先中心につける」ということです。トリートメントは、あくまで「髪」のためのものであり、その、リッチな油分や、コンディショニング成分は、頭皮にとっては、毛穴詰まりや、べたつきの、原因となり得ます。最もダメージが、蓄積しやすい、毛先を中心に、丁寧になじませていきましょう。
手のひらで伸ばし、「もみ込む」ようになじませる
トリートメントを、適量手に取ったら、手のひら、そして指の間まで、薄く、均一に伸ばしてから、髪につけます。そして、ただ、表面を撫でるだけでなく、髪の内部にまで、成分を入れ込むようなイメージで、優しく「もみ込む」ようにして、なじませていくのが、プロの技術です。
効果を決定づける、「浸透」と「すすぎ」
髪全体に、均一に、トリートメントが、行き渡ったら、その効果を、髪の芯まで、定着させるための、最後の工程です。
最適な「時間」で、髪の芯まで届ける
製品に記載された、推奨時間を、目安に、そのまま、数分間、放置し、有効成分を、じっくりと、浸透させます。この時、蒸しタオルなどで、髪全体を、温めてあげると、キューティクルが、穏やかに開き、成分の浸透を、さらに、高めることができます。
「ぬめり」が消えるまで、優しく洗い流す
そして、最後の仕上げとなるのが、「すすぎ」です。すすぎの理想的なゴールは、「髪の表面の、ぬるぬるとした感触は、なくなっているのに、髪の芯には、しっとりとしたうるおいが、確かに、残っている」という、絶妙な状態です。この、ぬめり感が、なくなるまで、ぬるま湯で、時間をかけて、丁寧に、洗い流してください。
正しい使い方が、髪は、もっと美しくなる
トリートメントの正しい使い方。それは、製品が持つ本来の価値を、一滴たりとも無駄にすることなく、その力を最大限に引き出すための、プロフェッショナルな知恵と技術の集合体です。特に、私達がサロンで扱う高機能で高濃度なトリートメントほど、この正しい使い方が、その仕上がりを劇的に左右します。あなたのヘアケアを、最高のレベルへと引き上げるために。ぜひ一度、私達にご相談ください。